ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド
「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド (プラモデル) (ホビーボス 1/72 ファイティングビークル シリーズ No.82903 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の列車砲「280mm列車砲 K5(E) レオポルド」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●長大な射程とバランスのとれた性能によりドイツ列車砲部隊の主力として各戦線で活躍した「280mm列車砲 K5(E)」を再現、列車砲として洗練されたフォルムを持つ同砲の迫力ある姿を再現した内容となっています【 「280mm列車砲 K5(E) レオポルド」について 】
●ドイツは優秀な火砲メーカー「クルップ」と「ラインメタル」という2社が存在しており、第1次世界大戦などにおいて重砲や列車砲などを製造した関係から、巨大な火砲を製造する技術を備えていました
●列車砲は、巨大な火砲を地上において扱うのに最も有効かつ実用性の高いもので、ドイツ軍ではベルサイユ条約破棄から急速に戦力化が進み、数多くの列車砲が登場しています
●「クルップ」社が開発、製造した「280mm列車砲 K5(E)」は、それまでの列車砲開発の経験を活かして新たに設計された新型列車砲で、同種の砲としては中規模な口径でしたが、操作人員や射撃効果、コスト面などから兵器としてのバランスが採れた優秀砲でした
●同砲は第2次世界大戦時において28門が生産、その最大射程64kmというリーチの長さを活かして戦線の遥か後方から砲撃を実施して各戦線で活躍します
●特に、イタリア戦線に投入された2門の「280mm列車砲 K5(E)」は、連合軍のアンツィオ橋頭堡に向けて砲撃を敢行、連合軍に大きな損害を与えており、同砲を印象付けました
・ この2門の「280mm列車砲 K5(E)」は、「ロベルト」と「レオポルド」という固有名を持ち、「レオポルド」が連合軍に捕獲されて現存していることから、「レオポルド」が「280mm列車砲 K5(E)」を表す名称として認知されています
●また、連合軍による絶対的な制空権下においては、前線付近のドイツ砲兵部隊の活動は著しく制限されており、長射程を誇る「280mm列車砲 K5(E)」はトンネル等に身を隠しながら火力支援を行い、大戦後期のドイツ軍将兵にとって頼りになる存在となっています【 「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド」のキット内容について 】
●このドイツ軍の列車砲「280mm列車砲 K5(E)」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ホビーボス社の1/72ファイティングビークルシリーズのフォーマットに従い「280mm列車砲 K5(E)」を再現、パーツを細分化することでフォルムとディテールとをスケールに沿って再現した内容となっています
●「280mm列車砲 K5(E)」は、「砲身部」「車体」「装弾車」、前後の「台車」の5ブロックで構成されています
【 砲身部 】
●砲身部は、砲身前部、砲身後部、平衡器の3ブロックで構成されています
・ 砲身前部は左右分割式で、砲口部分は別パーツです
・ 砲口部分は開口処理され、内側のライフリングが彫刻されています
・ 砲身後部は左右分割式で、砲尾部分は別パーツです
・ 閉鎖器は砲身後部にモールドにて再現
・ 平衡器は上下分割式となっています
・ 砲身部は、完成後も可動式とすることが可能で、砲身の動きに合わせて平衡器が可動します
【 本 体 】
●車体は、外側部分が一体成型となっており、天板は別パーツとなっています
・ 天板部分には弾薬車用のレールと、後部木製のスノコが表現されています
・ 車体内側の構造は各パネルを貼り合わす構成です
・ 前部の梯子は左右分割式
・ 車体後部の梯子は一体成型で、梯子下部を上部に収めた状態となっています
・ 砲尾部分に装備されている装填装置は5パーツで構成、後方に向けた状態となります
・ 左側面の操作パネルは開いた状態を再現、照準器、操作ハンドルは車体にモールドされています
・ 車体上部の手摺りは繋がった状態で成型されています
・ 後部の梯子部分の上部のチェーンは付属の金属チェーンにより再現します
【 装弾車 】
●後部の装弾車は、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 天板のパネルには、弾薬車用のレールと木製スノコが再現
・ 排気管は一体成型で、上部にはパンチングのモールドが彫刻されています
・ 後部のクレーンは、ベース、クレーン基部、アームの3ブロックで構成され、操作ハンドルは別パーツ、リール部分は細分化されたパーツ構成となっています
・ 手摺り部分に装着されるチェーンは付属の金属チェーンにより再現します
・ 弾薬車は上下分割式で、車輪は下部パーツに一体成型されています
【 台 車 】
●台車は上下分割式で、これに前後のガード、足周り部分の側面パネルなどを取り付ける構成となっています
・ 上部パーツには木製のスノコが再現
・ 台車側面のリーフ式サスペンションは6個が繋がった状態で成型されています
・ 車輪は個別にパーツ化
・ 連結装置は各1パーツで再現
●「280mm列車砲 K5(E)」の長さ分のベース付きの線路が付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「280mm列車砲 K5(E)」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が記載されており、車体の各表記、「レオポルド」の名称表記などを再現したデカールが付属しています
●「ドイツ列車砲 K5(E) レオポルド」の完成時のサイズ
・ 全長 : 445mm
・ 全幅 : 46.8mm
・ 高さ : 73.2mm (砲身昇降時)
●パーツ総数 : 316