日本海軍石炭輸送船 海王丸
「日本海軍石炭輸送船 海王丸 (プラモデル) (アオシマ 1/350 アイアンクラッド No.043141 )」です
●「日本石炭輸送船 海王丸」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●練習航海船としての「海王」は、昭和5(1930)年1月27日に進水し、54年間に渡って海の男達を育成したことで有名な帆船です
●「海王丸」が建造されるのは、昭和2年3月に、鹿児島商船水産学校所属の練習船「霧島丸」が、銚子沖にて暴風雨のために沈没する事故が起き、乗組員全員が亡くなるという悲惨な事故が契機となりました
●この事故をきっかけとして、昭和3年に大型練習船を建造することになり、これが後の「日本丸」「海王丸」となります
●「日本丸」と「海王丸」は、同型艦として設計されましたが、設計は日本人の手によるものではなく、イギリスはスコットランドの「ラメージ・エンド・ファーガッソン社」により行われ、4本マスト・バーク形式で設計されました
●建造は日本の「川崎造船所」が行い、建造費は当時の国家予算の2パーセントに相当する巨額の資金を投入、国家挙げての一大プロジェクトとして「日本丸」「海王丸」の建造が始まったのです
●「日本丸」は、昭和5年に艤装を終了し、管轄省庁であった「文部省」に引渡された後、ミクロネシア方面への航海に出港しています
●昭和16年12月8日の「真珠湾攻撃」に始まる、陸海軍による南方方面作戦による開戦は、練習帆船であった「日本丸」「海王丸」の運命にも影を落とすことになります
●昭和18年になると戦局は一層厳しいものとなり、他の民間船舶と同様、「海王丸」も練習帆船という優美な姿を捨てなければならなくなりました
●「海王丸」は帆装を撤去、船体は軍艦色で塗装された後、瀬戸内海において戦時物資である石炭輸送などに従事することとなったのです
●この戦時下に物資の運搬船として運用された「海王丸」を再現
●同社「海王丸 (帆船シリーズ No.3) 」の帆のパーツをオミットし、エッチングパーツをセットしたバリエーションキットとなります
●「海王丸」の船底までを再現したフルハルモデルとなります
●船体部は船首甲板を除き一体成型のパーツで再現、船底部は別パーツ化されていますのでウォーターラインモデルとして作成する事も可能です
●マスト用の「シュラウド」と「手すり」を再現したエッチングパーツが付属
●ロープ張り用の紐パーツがセットされています
●ネーム用のプレート、ディスプレイ用の台座が付属しています
●スポット生産品