三菱 零式艦上戦闘機 52型/52型甲
「三菱 零式艦上戦闘機 52型/52型甲 (プラモデル) (タミヤ 1/48 傑作機シリーズ No.103 )」です
●太平洋戦争を通して日本海軍の主力戦闘機として活躍したのが「零式艦上戦闘機」、通称「零戦」です
●「日華事変」や「真珠湾攻撃」から始まる大戦序盤において、この「零戦(零戦21型)」は、訓練が充分行き届いた優秀な搭乗員の操縦の下、連合国が擁する戦闘機群を圧倒する能力を発揮してくれました
●この優秀な性能を持つ「零戦」も、1942年以降、続々と登場するアメリカ軍の新型戦闘機と、格闘戦を避けて一撃離脱攻撃に徹する零戦対策に苦戦を強いられることになります
●「零戦 21型」に続く後継機種として「零戦 32型(A6M3)」「零戦 22型(A6M3)」が開発されましたが、「F4U コルセア」や「F6F ヘルキャット」などの重戦闘機に対抗するため、「32型」をベースに各部をリファインした「52型」を開発する事になります
●「零式艦上戦闘機 52型 (零戦52型)」の主翼スパンは「32型」と同じ11mでしたが、主翼端を半円形に整形、機首に7.7mm機銃を2挺と両主翼に20mm機銃を装備、排気管を推力式単排気管へと変更し、最高速度を565km/hへと向上させることに成功します
●この「零戦 52型(A6M5)」の改良型として、主翼内に装備された機銃をベルト給弾式の20mm機銃へと換装、携行弾数を125発に増やし、主翼外板を厚くして急降下制限速度を740km/hへと引上げた「零戦 52型甲(A6M5a)」を開発する事になりました
●「零戦 52型」は「52型甲」などの派生型を含め約6000機が生産され、昭和18年秋に部隊配備が開始されてから、マリアナ沖海戦や硫黄島、沖縄上空、本土防衛戦と、大戦後半のほんとんどの戦局に登場、質・量ともに優るアメリカ軍を相手に終戦の日まで第一戦で奮戦したのです
●この「零式艦上戦闘機 52型/52型甲」を再現
●同社が1/32スケールで見せた精緻なスケールモデル「零式艦上戦闘機 52型」の内容を踏襲、タミヤの最新技術を投入し、1/48スケールの完全新金型で「零戦52型/52型甲」を再現しています
●徹底的な実機取材に基づいて、零戦特有の機首から尾翼までの流れるようなラインやエンジンカウルの繊細なカーブを忠実に再現、機体全体に掘りこまれたシャープなパネルライン、コクピット内部の補器類までも繊細な彫刻で再現されたパーツで再現しながら、素直に組立を楽しむことができるキットです
●スピナー、機銃カバー、主翼下面の機銃部パネルなどのパーツを2種類セット、「零戦 52型」「零戦 52型甲」のいいずれかを選択して組立てることができる内容となっています
●機体胴体部は左右分割のパーツで構成、エンジンカウル部、主翼部、水平・垂直尾翼部は別ブロック化されています
・ コクピット前の機銃部パネルは別パーツ化され再現されています
●エンジンカウル部はカウルフラップの開閉状態を選択して組立てる事が可能
・ 栄21型エンジンは4ピースに分割され精密に再現されています
・ 推力式単排気管は別パーツ化されています
・ カウル下面に設置された「冷却空気取り入れ口」は別ブロック化、取入口内部のラジエターなども精密に再現しています
・ プロペラスピナーは「52型」「52型甲」用の2種をセット、プロペラは完成後も旋回させることが可能です
●主翼のフラップは別パーツ化されており、昇降状態を選択して組立てる事ができます
・ 主翼下面の機銃部パネル、機銃カバーは「52型」「52型甲」用の2種をセット
・ 垂直尾翼のラダーも別パーツ化されています
・ 主翼翼端灯はクリアパーツで再現されています
●主脚部は脚柱、タイヤ、脚カバーを別パーツ化して再現
・ 主脚格納庫部は別パーツ化され、格納庫内部形状は彫刻により再現されています
・ 尾輪部は一体成型のパーツで構成され、着艦フック用のパーツは2種セットされています
●キャノピーは3ピースのクリアパーツで再現、開閉状態を選択して組立てる事ができます
・ キャノピー内部のコクピットはブロック化されたパーツ構成、機体胴体部パーツを張り合わせた後、胴体下面からコクピットブロックを差し込む形で組上げる形式となっています
・ コクピット内は正面及び左の計器盤、シート、操縦桿、隔壁等を精密なパーツ構成で再現
・ また、機体胴体内側に設置されている補器類も精密な彫刻を施されたパーツで再現しています
・ パイロット正面の照準器はクリアパーツで再現
●機首部に納められた機銃、主翼部に装備された機銃、ピトー管はそれぞれ別パーツにて再現されています
●「零戦52型/52型甲」の機外装備品として
・ 増槽 (52型用) ×1
・ 増槽 (52型甲用) ×1
が付属しています
●コクピット内に着座するパイロットフィギュア×1が付属
●このほか、飛行服姿の立ちポーズのパイロットフィギュア×3体、待機姿のパイロット×1体が付属、合計5体のフィギュアがセットされています
●キャノピー塗り分け用のマスキング用シールが付属しています
●付属のデカールで
・ 第320海軍航空隊 第1飛行隊 赤松貞明少尉 乗機 (中島製52型甲/∃D-126/厚木基地/昭和20年2月)
・ 第652航空隊 第2航空戦隊旗艦 隼鷹 搭載機 (中島製52型/320-85/マリアナ沖/昭和19年6月19日)
・ ラバウル航空隊所属機 (三菱製52型/9-151/ニューブリテン島ラバウル/昭和18~19年)
のいずれかを再現する事が可能です
●機体胴体部の日の丸、機体番号、識別帯、ステンシル類などを再現したデカールが付属
●また、フィギュア用の国旗マークなどを再現したデカールもセットされています
●完成時のサイズ:全長190mm、全幅229mm
●2008年完全新金型