ドイツ対戦車兵 (東部戦線 1944)
「ドイツ対戦車兵 (東部戦線 1944) (プラモデル) (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6058 )」です
●「ドイツ対戦車兵 (東部戦線 1944)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦中後期における戦車に肉薄攻撃を行なうドイツ軍兵士4体を再現したフィギュアセットです【 「ドイツ軍の戦車への肉薄攻撃」について 】
●ドイツ軍は、大戦初期において対戦車ライフルを歩兵部隊の対戦車火器として使用していましたが、装甲貫通能力は低いために、戦車に対抗するには非力でした
●そこで、対戦車砲火をすり抜けた敵戦車に対する肉薄攻撃の研究が行なわれ、それに合わせて各種兵器が開発されました
●当初、集束爆薬(手榴弾を束ねたもの)もしくは地雷を使った方法が用いられましたが、集束爆薬は戦車への効果は限定的で、地雷に関しては戦車に地雷を踏ます必要が有り、使用が難しいのも事実でした
●そこで、開発されたのが吸着地雷で、先端部に取り付けられた磁石によって戦車に吸着、成型炸薬による「モンロー効果」で装甲を貫通することができました
●この吸着地雷は、実戦では大きな戦果を挙げ、ドイツ軍は同様な兵器が連合軍側で使用されるのを恐れ、吸着を防ぐために装甲車輌にツィンメリットコーティングを実施しています
●しかし、地雷や吸着地雷による肉薄攻撃は、敵戦車が単独で行動しているならともかく、実戦ではそのようなことは滅多に有りませんでしたので、常に大変な危険を伴うものでした
●また、地雷自体の爆風にも晒される可能性も有り、その攻撃には強靭な精神力と大胆さが必要でした
●このような肉薄攻撃により敵戦車を撃破した場合には、勇気を称えて戦車撃破章が授与され、右上腕部に縫い付けられました
●ただ、このような攻撃方法は犠牲も多く、大戦後半ではパンツァーファーストやパンツァーシュレックなどのロケット兵器が主流となって行きます【 「ドイツ対戦車兵 (東部戦線 1944)」について 】
●この戦車への肉薄攻撃を行なう「ドイツ対戦車兵」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、地雷もしくは吸着地雷で戦車を攻撃、もしくは攻撃しようとしているシーンが表現されています
●キットは、ドラゴン社の初期の傑作キットであり、敵戦車へ肉薄攻撃を行なう躍動感溢れる様子が再現されています
・ このフィギュア単体では、その魅力が半減しますので、パッケージに描かれているようにソ連戦車などを並べると、より深みのあるフィギュアの世界が演出できることでしょう
・ また、キットの表記では「東部戦線」となっていますが、大戦後期の他の戦線にも使用できます
●フィギュアの内訳は、地雷を持つ兵士が2体と、吸着地雷を持つ兵士が2体の合計4体がセットされています
●フィギュアの服装は、「M43野戦服」を着用、2体はブーツ、もう2体は編上げ靴にレギンスを付けた姿となっています
●フィギュアの服の皺の表現はスケールに沿っており、各モールドはシャープに彫刻されています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成です
各「フィギュア」について
●吸着地雷を持つ兵士フィギュアの1体は、左手にサブマシンガン、右手に吸着地雷を持って身を屈めるようにして獲物に近づくポーズ
●地雷を持つ兵士フィギュアの1体は、片膝を付いて身を屈め、地雷を持って突撃しようとしているポーズです
●地雷を持つ兵士フィギュアの1体は、右手にライフル、左手に地雷を持ちながら、身を低くして前身しているポーズ
●吸着地雷を持つ兵士フィギュアの1体は、吸着地雷を敵戦車に取り付け、起爆装置を作動させているポーズとなっています
●付属している装備品類
・ M35型地雷 ×1
・ M43型地雷 ×1
・ 磁気吸着地雷 ×2
・ モーゼル Kar98k ライフル ×3
・ MP40サブマシンガン ×1
・ ヘルメット ×2
・ 偽装網付きヘルメット ×1
・ 迷彩カバー付きヘルメット ×3
・ 柄付き手榴弾 ×3
・ 雑嚢 ×4
・ ライフル用マガジンポーチ ×6
・ サブマシンガン用マガジンポーチ ×2
・ 水筒 ×4
・ ガスマスクケース ×4
・ 銃剣 ×4
・ ポンチョ ×2
・ 携帯シャベル ×3
・ 飯盒 ×4
●再販アイテム