ポーランド軍 TKS タンケッテ 小型戦車 wz.38 20mm機関砲搭載型
「ポーランド軍 TKS タンケッテ 小型戦車 wz.38 20mm機関砲搭載型 (プラモデル) (RPM 1/72 ミリタリー No.72501 )」です
●「ポーランド軍 TKS タンケッテ 小型戦車 wz.38 20mm機関砲搭載型」です
●第2次世界大戦初期におけるポーランド軍の小型戦車「TKS タンケッテ」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、「wz.38 20mm機関砲」を装備したタイプが表現されています【 「TKS タンケッテ」について】
●ポーランドは古い歴史を持つ独立国家でしたが、地理的に隣国との衝突が絶えず、近代では永らくロシアの占領下に置かれていました
●第1次世界大戦が終結すると独立を果たしますが、ロシアとの小競り合いが続き、国軍の再建と拡大が図られます
●1928年、イギリスで「ガーデンロイド機銃車」が開発、生産されると、世界恐慌の煽りから軍縮ムードの中、低予算で数を揃えることができる同車は各国から注目されます
●ポーランドでも、この「ガーデンロイド機銃車」を購入、国産化が計画され、「TK.1」、「TK.2」と試作車が作られました
●1931年には「TK.3」が登場し、最初の量産型として300両が生産されました
●しかし、このような小型戦車では実用性が低いと見積もられ、イギリスの「ビッカース6t戦車」を購入、これも国産化が進められます
●一方、小型戦車の開発も継続して行なわれ、「TK.3」を若干拡大化した「TKS」が1934年から生産されました
●この「TKS」は2人用の小型車体に機銃を搭載、装甲は3~10mmと小銃弾を防ぐ程度でした
●また、少数の車両には「wz.38 20mm機関砲」が装備されています
●この「TKS」は360両生産され、「TK.3」と合わせてポーランド軍の主力戦車となります
●これらの戦車部隊は、1939年に開始された対ドイツ戦に果敢に戦いましたが、戦力の差や装備の優秀さ、そして空陸一体の攻撃には敵わず、奮戦虚しく敗れたのでした
・ 「20mm機関砲」を搭載した「TKS」は、ポーランド軍の小型戦車の中でも最強の火力を持ち、装甲が薄かった当時のドイツ戦車を多数撃破しています【 「ポーランド軍 TKS タンケッテ 小型戦車 wz.38 20mm機関砲搭載型」のキット内容について】
●この「TKS」小型戦車の「wz.38 20mm機関砲」を装備したタイプを再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ひじょうに小型の車両である「TKS」をミニスケールで再現、完成全長は約3.5cmと、手の中に納まるサイズで、その小型且つ独特なフォルムを楽しむことができる内容となっています
●キットは、同社「ポーランド軍 TKS タンケッテ 小型戦車 wz.25機銃搭載型」のバリエーションキットです
●「TKS」は、車体と戦闘室の2ブロックで構成されています
●車体は各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ サスペンションは、転輪部分も含めて一体成型となっています
・ 履帯は一体成型されたプラパーツで再現され、起動輪も同パーツと一体になっています
・ 車体内部のエンジン、乗員席がパーツ化、ハンドルなどの細部パーツもセットされています
・ 前部の点検ハッチは別パーツです
●戦闘室は一体成型されており、前部パネルは別パーツです
・ スケールの関係から、表面上のリベットは省略されています
・ 「wz.38 20mm機関砲」は別パーツにて再現
・ 上部ハッチ、ペリスコープは別パーツです
・ 排気管は左右分割式です
・ 車載工具は別パーツとなっています
●マーキングは、ポーランド陸軍の1種類の塗装例が説明書に記載されています