ソビエト T-70M 前期型 & ZIS-3 (フィギュア5体入)
「ソビエト T-70M 前期型 & ZIS-3 (フィギュア5体入) (プラモデル) (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35056 )」です
●「ソビエトT-70M前期型 & ZIS-3」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大戦時におけるソ連軍の主力軽戦車である「T-70M」の前期型と、「ZIS-3 76.2mm野砲」、フィギュア5体がセットされたキットです
●同社「T-70M 前期型 ソビエト軽戦車 戦車兵付」の「T-70M」パーツ、「ソビエト 76.2mm 野戦砲 ZIS-3 w/フィギュア」の「ZIS-3」パーツ、「ソビエト歩兵 戦車乗員 フィギュアセット 5体入」の3つがパッケージされており、このキットだけでジオラマ展開が可能な内容となっています
「T-70M」について
●「T-70」は、2人乗りの小型の車両ながら強力な「45mm 対戦車砲」を装備、車体及び砲塔は、傾斜装甲を中心に構成され、最大装甲厚は50mmと軽戦車としては優秀な防御力を誇っていました
●搭載するエンジンは、70馬力のガソリンエンジンを2個直列に配置しているのが特徴で、エンジンの同調性の問題が有るものの、最高速度45km/hを発揮しました
●「T-70」は、生産の途中から85馬力のエンジンへと換装、このタイプが「T-70M」と呼ばれ、「T-70」よりも「T-70M」の方が遥かに多く作られています
●「T-70/70M」は1942年3月から1943年10月までの間に8,226両が生産、大戦の前半において大量の戦車を失い、実質的にはかなりの戦車不足に悩まされていたソ連軍にとって戦車戦力の重要な一翼を担っていました
●この「T-70M 軽戦車」の初期型を再現したプラスチックモデル組立キットです
●前期型の特徴である丸みを帯びた防盾、中央部が出っ張った操縦手ハッチなどが再現されています
●キットは、直線的なフォルムを持つ「T-70M」の特徴が再現されており、一体成型により、パーツ数は少なめ、比較的容易に本車持つ雰囲気を楽しめるようになっています
●パーツは少ないながらも、細かなモールドやエンジングリルのメッシュ表現などにより、精密感もしっかりと表現されています
●砲塔は、上部が一体成型、そこに底板と防盾基部のパーツを取り付ける構成となっています
・ 砲塔部は、細かな溶接跡も再現されています
・ 砲塔内部は、砲尾部、同軸機銃、照準器がセットされ、ハッチを開状態にして内部の再現を楽しめるようになっています
・ 砲塔ハッチは別パーツとなっており、開閉が選択できるようになっています
●砲身は一体成型され、スライド式金型により砲口は開口処理済みです
●車体上面板は、エンジングリル部を含めて、一体成型されています
・ 前部の点検ハッチは別パーツとなっています
・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能です
●車体下部は、バスタブ方式の一体成型で、側面部は実車通り上部まで延長されており、そこに車体上面板を取り付けるようになっています
・ トーションバー、サイドフェンダーは別パーツとなっています
●キャタピラは、1枚づつで構成される接着連結式のパーツが付属しています
●ペリスコープ、ヘッドライトのガラス面は、クリアーパーツが用意されています
「ZIS-3 76.2mm野砲」について
●このキットは「76.2mm野砲 M1942」を再現したものです
●第2次大戦において、ソ連陸軍の対地上用火砲は主に、対戦車戦闘を行なう「45mm対戦車砲」、間接射撃や対戦車戦闘も行なう万能砲である「76.2mm野砲」、間接射撃を行なう「122mm、152mm、207mm重砲」及び「迫撃砲」「ロケット砲」で構成されていました
●「76.2mm野砲」は、前述のように砲撃支援を行なう間接射撃や、直接照準射撃を行なうマルチプレーヤーであり、対歩兵、対戦車戦闘に活躍しました
●「76.2mm野砲 M1942」は、「M1936」から始まる「76.2mm野砲」シリーズの集大成的な存在で、前形式の威力を踏襲しながらも製造コストを下げたものであり、ソ連軍に多用された兵器でした
●ソ連軍の使用する「76.2mm野砲」は、その威力の高さにより、ドイツ軍戦車にとって非常に脅威で、ドイツ兵は「ラッチュ・バム」と呼んで、その存在を恐れました
・ 「ラッチュ・バム」とは、発射音が聞こえる前に砲弾が着弾する様子を擬音化したもので、高初速さを表したものです
●この「76.2mm野砲 M1942」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●砲身は左右分割のパーツで構成、マズルブレーキは別ブロック化されており、駐退器などを繊細なパーツ構成で再現しています
・ 防盾は、実物に合わせ薄く成型されており、その表裏面には細かなディテール表現が施されています
●砲架は開閉状態を選択して再現する事が可能、また76.2mm野砲は旋回させる事ができます
・ 駐鋤部は一体成型され、表裏の細かなリベットも再現されています
●砲架に備えられた運搬用のタイヤは、薄切りの5枚のパーツを張り合わせることによって再現、中心のホイール部は別パーツとなっています
●アクセサリーパーツが付属
・ 砲弾(3種) ×各4
・ 空薬莢(2種) ×各3
・ 砲弾箱 ×1
「フィギュア」について
●戦車兵1体と歩兵4体の5体セットです
●戦車のハッチから身を乗り出している戦車兵と、戦車に跨乗している歩兵を再現した内容となっています
●キットは、ミニアート社独特の彫りの深い彫刻で、服の皺はスケールに沿ったものとなっており、その素材感も感じられる表現となっています
・ 細かなモールドの襟章や、ポケットのフラップ部の表現など、シャープなモールドが入っています
・ 雑嚢類は、膨らんだ状態だけを再現したキットがほとんどですが、当キットに含まれる背嚢の一部には、中身を想像させる造形が施されています
●各フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成で、歩兵のフィギュアには、ヘルメットを被った状態用と、略帽を被った状態用の2種類のヘッドが用意されています
●戦車兵は、大戦を通じて見受けられた「ツナギ」服姿、歩兵は襟に階級章が付く大戦前期から中期にかけての服装となっています
各フィギュアについて
●戦車兵のフィギュア
・ ハッチから身を乗り出して立っており、片手はハッチ上部を持っているポーズとなっています
・ 服装は、「ツナギ」服にブーツを着用
・ 戦車帽は、3分割により立体感の在る造形となっています
●歩兵のフィギュア
・ 座った状態のフィギュアは、片手を物に乗せているポーズ、両手を付いているポーズ、両手でサブマシンガンを保持しているポーズの3体で、もう1体は片手を物に乗せ、片膝を付いてしゃがんでいるポーズとなっています
・ 服装は比較的初期にみられた襟が在るタイプで、ブーツを着用しており、比較的装備の充実している部隊が表現されています
・ それぞれのフィギュアには、ヘルメットを被る為の顎紐がモールドされているヘッドと、略帽を着用する姿を再現する為の顎紐の無い状態のヘッドが付属、選択して使用できます
●歩兵のフィギュアは、戦車だけでは無く、トラックに乗車しているシーンにも使用できると思われます
●パッケージ内容
・ 戦車兵フィギュア ×1
・ 歩兵フィギュア ×4
・ 「PPSh41」 サブマシンガン ×2
・ 「モシン・ナガン」 ライフル ×2
・ 拳銃ホルスター ×1
・ ヘルメット ×4
・ 略帽 ×4
・ 背嚢 ×4
・ 水筒 ×4
・ 携帯シャベル ×3
・ サブマシンガン用マガジンポーチ ×2
・ ライフル用マガジンポーチ ×4