ロシア KV-122 重戦車
「ロシア KV-122 重戦車 (プラモデル) (PST 1/72 AFVモデル No.72009 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の試作重戦車「KV-122」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット
●「KV-85」をベースに主砲を「122mm砲」へと換装した「KV-122」を再現、「KV-1」の車体と「JS-2」の砲塔を組み合わせたようなフォルムを再現した内容となっています
●PST社製「ロシア KV-85 重戦車」をベースとして、砲塔を「ロシア JS-2 スターリン重戦車 1943年型」のパーツへと変更したバリエーションキットです
【 「KV-122 重戦車」について 】
●ソ連軍の重戦車「KV-1」は、戦線に登場した時は破格の防御力を持ち、戦車砲や対戦車砲の砲弾を浴びながらも突き進む様子はドイツ軍将兵を恐怖に陥れました
●しかし、「KV-1」は後方にトランスミッションを配置したため、重量配分に起因した駆動系の故障が多発、実際の機動力もカタログデータには遠く及ばないものでした
●このためソ連軍の戦車部隊では「KV-1」の運用は難しいものであり、運用の向上を図るために軽量化したのが「KV-1S」です
●この「KV-1S」は稼働率と機動力が向上したことで部隊から高い評価を得ましたが、一方で「KV-1」のメリットであった防御力が低下したことで、重戦車としての存在意義が疑問視されるようになります
●そこでソ連軍では「KV-1S」の火力強化型である「KV-85」を開発、実戦に投入しました
●重装甲と強力な火力でソ連軍の期待を背負った「KV-85」でしたが、搭載する主砲「85mm戦車砲 D-5T」はドイツ軍の「88mm砲」よりも威力が小さく、実戦に投入された「KV-85」はドイツ軍からのアウトレンジ射撃により大きな損害を出しました
●この結果、ソ連軍では後継車輌として「JS-2」を開発しますが、「KV-1」シリーズも性能向上の努力が行われ、「KV-85」をベースに主砲を 「122mm戦車砲 D-25T」へと換装したのが「KV-122」です
●この「KV-122」は、ドイツ軍戦車に対抗しうる火力を備えていましたが、ほぼ同時期に「JS-2」が開発されており、避弾経始を重視した形状の「JS-2」の方が防御力に優れるのは明らかであったため、「KV-122」は試作のみに終わっています
【 「ロシア KV-122 重戦車」のキット内容について 】
●このソ連軍の試作重戦車「KV-122」を再現したプラスチックモデル組み立てキットです
●1/72スケールモデルでのオーソドックスなパーツ分割、簡易金型を使用しつつも通常のインジェクションキットと遜色ないモールドのパーツで「KV-122」を再現した内容となっています
●「KV-122」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックに分割した構成となっています
【 砲 塔 】
●「122mm戦車砲 D-25T」の砲身は、マズルブレーキを含めて左右に分割したパーツで再現
・ 防盾は一体成型のパーツで再現しています
●砲塔は、上下に分割したパーツ構成、砲塔前部は別パーツとなっています
・ 「車長ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「装填手ハッチ」はモールドにて再現
・ 後部「機銃」は、マウント部と機銃本体の2パーツで再現しています
【 車体上部 】
●車体上部は、フェンダーも含めて一体成型のパーツで再現
・ 「エンジングリル」「点検ハッチ」「ペリスコープ」「フェンダー支持架」などはパーツ上に施したモールドで再現、エンジングリル部にはメッシュをモールドで再現しています
・ 「排気管」「操縦手用視察ハッチ」「前照灯」「ホーン」などを別パーツ化して再現
・ フェンダー上に装備する「予備燃料タンク」(×4)が付属
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「サスペンションアーム」は側面パネルに一体成型化しています
・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は前後に分割したパーツで再現
【 履 帯 】
●履板各枚にセンターガイドが付いている「KV-1」用履帯を再現しています
・ プラスチックパーツ製の一部連結式履帯が付属しています
●車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「ロシア KV-122 重戦車」のパッケージ内容 】
・ KV-122 試作重戦車 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立説明書 ×1