ドイツ 大型軍乗用車 シュタイヤー 1500A/01
「ドイツ 大型軍乗用車 シュタイヤー 1500A/01 (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.225 )」です
●「ドイツ 大型軍乗用車 シュタイヤー 1500A/01」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の重兵員車「シュタイヤー 1500A」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●大戦を通じて使用された重兵員車「シュタイヤー 1500A」を再現、丸みを帯びた独特のフロント形状を持つ同車のフォルムが表現されています【 「シュタイヤー 1500A」について 】
●ヒトラー政権となったドイツは、1934年に再軍備化を宣言、急速に部隊の機械化を進めるドイツ軍は多くの民間の車両を軍用に転用した結果、多くの車種の車両が混在することとなり、整備上の大きな問題点となります
●この問題点により実行されたのが「アインハイツ計画」による統制型車両の開発であり、部品等を共通化することにより、生産性の向上と、整備の問題を解消するのが目的でした
●この「アインハイツ計画」により、ドイツ軍の代表的な車両が続々と登場しましたが、この計画は平時に立案されたものであり、足周りの設備など贅沢な造りとなっているものが多く、その分生産コストも高いために戦時にはそぐわないものとなっていました
●そこで、1940年の春に立案されたのが「シェル計画」で、「アインハイツ計画」よりも車種を絞り、戦時に則した簡易型の車両を多く生産するというものです
●「シュタイヤー 1500A」は、その「シェル計画」に基づいて設計された車両であり、オーストリアの「シュタイヤー」社で開発、生産が行なわれました
・ 大戦後期には他社でも生産されています
●この「シュタイヤー 1500A」は、車体重量1.5tの重兵員車で、85馬力の空冷ガソリンエンジンを搭載、8名の兵員を輸送する能力を持ち、軽火砲の牽引も可能でした
●また、同クラスの統制型車両と比べて車重が軽いのが特徴であり、耐久性の高い空冷エンジンと、堅実な設計により機械的信頼性の高さから、酷寒のロシアから灼熱の北アフリカまで、各戦線において広く使用されています
●同車は、「前期型」と「後期型」とに区別されており、「前期型」では予備タイヤは露出式、「後期型」では車内側に内蔵式となっています
●「シュタイヤー 1500A」は、1941年から1944年までに18000台(他社含む)が生産され、ドイツ軍将兵の足となり、大戦を通じて活躍しました
【 「ドイツ シュタイヤー 1500A/01」のキット内容について 】
●このドイツ軍の重兵員車「シュタイヤー 1500A」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「シュタイヤー 1500A」をタミヤタッチによってシャープ且つ表情豊かに再現、独特なフロント形状や座席、幌などの素材感など、ソフトスキン車輌ならではの魅力が表現されています
●タミヤらしい、カッチリとしたモールド、成型により、工業製品としての実車の精密感がスケールモデルとして表現された内容となっています
●また、パーツ数が抑えられ、組み易さが考慮された構成となっており、車輌とフィギュアが織り成すジオラマやビネットなど、様々なシーンを創造することができるタミヤMMシリーズならではの「素材」としての楽しさを感じ取ることができるでしょう
●キットは、「前期型」と「後期型」とを選択して作製できます
●「シュタイヤー 1500A」は、シャーシ、ボンネット部、キャビン部の3ブロックで構成されています
●シャーシのメインフレームは一体成型となっています
・ 前部のデファレンシャルは1パーツ、後部のデファレンシャルは2パーツで構成され、ショックアブソーバーは別パーツです
・ 後部のリーフ式サスペンションは各1パーツで構成
・ タイヤは、本体部分と裏面内側、内側ホイール部との3分割式です
・ タイヤは内蔵させるポリキャップにより回転可動します
●ボンネット部は、フェンダーとボンネットの2分割式です
・ フロントと側面のグリルのメッシュ模様を再現するための、接着及び塗装が可能な素材によるメッシュが付属しています
・ バンパーのパーツには、フロントグリルガードと車幅ポールとが一体成型されています
・ 前照灯は管制カバーが付いた状態となっています
●キャビン部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ 側面パネルは、タイヤを露出式とする「前期型」と、車内側に収める「後期型」のパーツが付属、選択して使用します
・ 側面ドアは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 各座席は、シート部分と支柱部分との分割式です
・ 運転席部分は、各種レバー類がパーツ化されています
・ 折り畳まれた幌のパーツが付属、幌本体と左右の支柱との3分割式です
●フロントウィンドーは、枠の部分が成型色パーツ、ウィンドー部はクリアーフィルムとなっています
・ ワイパーの動力装置がパーツ化
・ フロントウィンドーは、運転席側の部分のみを開けた状態とすることが可能です
●アクセサリーパーツが付属しています
・ ジャリカン ×1
・ 砲隊鏡 ×1
・ 砲隊鏡収納ケース ×1
●将校1体とドライバー1体の合計2体のフィギュアが付属しています
・ 将校のフィギュアは車外に立って両手で双眼鏡を持っているポーズ、ドライバーのフィギュアは運転席に座り、腕時計を見ているポーズとなっています
・ 将校の服装は、将校用の乗馬ズボンに将校用ブーツを着用、将校帽を被った姿です
・ ドライバーの服装は、「M36野戦服」を着用、ブーツを履き、略帽を被った姿です
・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、ポケットやバックル、服の縫い目などの細部はシャープなモールドで彫刻されています
・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足(ドライバー)のパーツ構成となっています
●マーキングは、ドイツ軍の5種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第90軽師団 フォン・デア・ハイテ戦闘団 (北アフリカ / 1942年)
・ グロスドイッチュラント装甲擲弾兵師団 (ロシア / 1943年2月)
・ ヘルマンゲーリング師団 (ドイツ / 1945年)
・ 第22歩兵師団 第22対空大隊 (ロシア / 1942年)
・ 第69装甲擲弾兵連隊 (チュニジア / 1943年2月)
●説明書の塗装例に基づく、部隊記号、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●1998年 完全新金型