ロレーヌ 37L(f) 装甲牽引車
「ロレーヌ 37L(f) 装甲牽引車 (プラモデル) (RPM 1/72 ミリタリー No.72507 )」です
●「ロレーヌ 37L(f) 装甲牽引車」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット
●第2次世界大戦時におけるフランス軍の装甲牽引車「ロレーヌ 37L」を再現したキットで、ドイツ軍の捕獲使用車を再現した内容となっています
●キットは、RPM社製「TRC ロレーヌ 37L 装甲牽引車」のバリエーションキットで、同キットをベースにドイツ軍のマーキングを再現したデカールが付属した内容となっています【 装甲牽引車「ロレーヌ 37L」について 】
●1920年代、イギリスのビッカース社が開発した小型戦車「ガーデンロイド機銃車」は、その低コストからヒット作となり各国に輸出されました
●フランス軍も、同車の影響を受けましたが、戦車として運用するには小さ過ぎるという冷静な判断を下し、戦場への弾薬運搬、及び軽火砲の牽引用として、「ガーデンロイド機銃車」を参考にした「ルノーUE」トラクターを採用、この車両は陸軍内で広く使用されます
●ただし、「ルノーUE」は車体が小さく、車両単体では何も搭載することが出来ないために、その後継車両として1939年に開発されたのが「ロレーヌ 37L」です
●同車は、荷物を運搬するために車体の中央部にエンジンを配置、その前方には操縦手席を、後方にはオープントップ式の荷台が設置され、物資もしくは兵員の輸送が可能でした
●また、戦場での運用を考慮し、小銃弾に耐えうる程度の装甲を持っていました
●「ロレーヌ 37L」は、支援車両として優れた性能と役割を持っていましたが、独仏戦は事実上1ヶ月で終結し、その真価を果たせないままフランスは降伏してしまいます
●皮肉にも、その価値を生かしたのは降伏によって同車を大量に捕獲したドイツ軍で、その車内レイアウトを生かして自走砲などの車体に流用、ドイツ軍の機甲戦力の一翼を担いました【 「ロレーヌ 37L(f) 装甲牽引車」のキット内容について 】
●この装甲牽引車「ロレーヌ 37L」のドイツ軍仕様車を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「ロレーヌ 37L」をシャープに再現、ミニスケールらしく一体成型によるパーツ構成が多用されながらも、リベットの表現などの実車のポイントをしっかりと押さえた内容となっています
●「ロレーヌ 37L」は、車体上部、下部、荷台部の3ブロックで構成されています
●車体上部は、フェンダーも含めて一体成型となっています
・ エンジングリル、トランスミッション点検ハッチは別パーツです
・ 操縦席前部の視察ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 前照灯がパーツ化されています
●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ 車体内部のトランスミッション、操縦手席などがパーツ化
・ 転輪と履帯は一体成型されており、これにサスペンションパーツを取り付ける構成となっています
・ 履帯表面のディテールが彫刻されています
・ 牽引装置は2種類用意されており、選択して使用します
●荷台部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ 荷台内部の座席がパーツ化されています
・ 後部の車載工具は別パーツにて再現
●マーキングは、ドイツ軍の4種類の塗装例が説明書に記載されており、塗装例に基づく、国籍マーク、アフリカ軍団マーク、部隊記号、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています