日本陸軍の特殊部隊 (改訂版)
「日本陸軍の特殊部隊 (改訂版) (別冊) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.L-11-25 )」です
●「日本陸軍の特殊部隊 (改訂版)」です
●グランドパワー本誌2001年8月号から11月号、及び2002年4月号に分散して収録されていた、「日本陸軍の特殊部隊」の編成・装備などを中心とした記事を1冊にまとめたのが「日本陸軍の特殊部隊 (改訂版)」です
●内容目次
・ ガス戦備の化兵部隊
・ 迫撃砲・臼砲・噴進砲装備の戦列部隊
・ 付録 : 日本陸軍乗馬騎兵部隊の編成・装備
●「ガス戦備の化兵部隊」 (64ページ)
・ 日本陸軍の迫撃砲は、その当初は化学戦のガス弾を発射するために採用されたものですが、口径の増大と到来距離の延長により、従来の「歩兵砲」「野砲」「山砲」に代わるものとして、歩兵や砲兵の戦列部隊の主要火器として装備されるようになり、舟艇にも搭載されるほどに普及しました
・ 本稿では「迫撃砲」を主体とした、その兵器の類別、部隊の編成、戦闘に出た実態を解説します
第1章 化学兵器の開発生産
・ 化学戦は第1次世界大戦時にフランス軍が催涙ガスを使用したことが発端となっています
・ 日本陸軍も、世界における化学戦への潮流に対応し、1919年に「陸軍科学研究所」を新設することとなります
・ この「陸軍科学研究所」での化学担当である「第三部」が研究・開発した、軍用制式化の化学薬剤や防毒面や防毒衣等を解説します
第2章 化学戦の教育訓練
・ 「陸軍習志野学校」「教育総監部化兵監部」「関東軍化学部」などについて解説します
第3章 ガス戦備の化兵部隊
・ 「歩兵擲弾筒分隊」「歩兵連隊のガス要員」「師団臨時ガス中隊」「師団制毒訓練所/師団制毒隊」「野戦ガス中隊」などの各種の化兵部隊を解説
第4章 機甲編制の化兵部隊
・ 「野戦ガス中隊(甲)」「特殊自動車連隊」「独立編成の迫撃連隊・ガス中隊」「ガス大隊」の設立趣旨やその装備を解説します
第5章 迫撃砲装備の化兵部隊 ~ 迫撃大隊
・ 中国や太平洋戦域や本土に配備された迫撃大隊の戦歴等を詳しく解説します
●「迫撃砲・臼砲・噴進砲装備の戦列部隊」 (53ページ)
第1章 迫撃砲装備の砲兵部隊
・ 「戦略兵団編合の迫撃砲隊」「独立編組の迫撃砲隊」を使用した兵器とともに解説。
第2章 迫撃砲装備の歩兵部隊
・ 「歩兵砲適用の迫撃砲」「山岳大隊の投擲器」を、その写真や図とともに解説
第3章 迫撃砲装備の海洋部隊
・ 「海洋作戦師団」「海上機動旅団」を編制・装備表と共に解説
第4章 兵器爆薬現地生産
・ 海上輸送中に敵潜水艦等による攻撃で兵器・弾薬の不足に陥った部隊は現地で火薬等を生産しました
・ 「第八方面軍・剛集団」「第七方面軍・岡集団」「ビルマ方面軍・森集団」を解説します
第5章 臼砲装備の戦列部隊
・ 各部隊に装備された臼砲部隊を解説します
第6章 噴進砲装備の戦列部隊
・ 「試製四式七糎 噴進砲」も含めて各種噴進砲を解説します
●付録 : 「日本陸軍 乗馬騎兵部隊の編制・装備」 (21ページ)
・ 騎兵部隊の創設から師団騎兵連隊の創設の状況、装備した兵器や騎兵の機甲部隊への改編の過程も当時の珍しい写真を交えて紹介しています
●B5版
●全144ページ / モノクロ写真多数掲載
●2009年11月1日 発行