築城指南書 -日本の城郭プラモデルの作り方-
「築城指南書 -日本の城郭プラモデルの作り方- (本) (大日本絵画 コミック・その他書籍 No.23012-4 )」です
●日本の城を再現した城模型の製作方法を解説した製作ガイドブックです
●城の模型の製作を初級、中級、上級という3つに区分し、それぞれに沿った方法を詳しく紹介した内容となっています
【 「築城指南書 ~日本の城郭プラモデルの作り方~」の概要 】
●歴史的建造物である「城」、日本の城は武将が居住するだけのものではなく、要塞や兵站基地としてその地を治める能力を持っているのが特徴です
●このため、その立地や築城方法などは各城によって異なり、天守閣という城のシンボルが存在する場合が多いものの、城の本来の機能としては堀、石垣、櫓などが重要なポイントとなっています
●一方、近年における歴史への関心は顕著となり、一昔前までは城に興味を持つのは一定の年齢以上の男性というのが当たり前でしたが、そのファンは若年層や女性にまで広がり、それに伴って城の模型も定番的な人気を獲得しています
●しかし、上記のように日本の城は天守閣だけではなく、様々な構造が含まれており、模型の製作時には、それぞれの作り方や質感表現に悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
●また、城の模型は、模型としては定番ながら、クルマや飛行機などのメカとは異なり、模型誌に取り上げられることが少なく、専門のガイドブックも極めて少ないのが現状です
●本書「築城指南書 ~日本の城郭プラモデルの作り方~」では、このような城モデラーを取り巻く実情から、城の模型の製作方法を一冊に纏め、各レベルに合わせたテクニックを紹介します
●日本の城の特徴となる、天守閣、櫓、石垣、堀、そして樹木などの製作と塗装の方法を一挙公開、製作時に役立つ情報が満載されています
●模型ビギナーから上級者まで、城模型の製作時の参考となる一冊となっています
【 「築城指南書 ~日本の城郭プラモデルの作り方~」の内容目次 】
●城模型作例集
●松本城をつくる~3日間で作る城プラモ
●姫路城をつくる~美しき白亜の城を作ろう
●松本城をつくる~精密キットを組む
●古写真で見る名城たち
●城プラモカタログ
【 「築城指南書 ~日本の城郭プラモデルの作り方~」の内容について 】
■城模型作例集
●火の国・熊本に鎮座する最強の城
・ 「熊本城」 (GSIクレオス 1/144)
●青空を飛翔する白い鷲は日本の誇り
・ 「姫路城」 (童友社 1/350)
・ 「姫路城」 (フジミ 1/800)
・ 「姫路城」 (童友社 1/500)
●泰平の世に築かれた日本最大の城
・ 「江戸城 (徳川氏将軍の居城)」 (フジミ 1/800)
●土佐の空に舞う気高き鷹
・ 「高知城」 (童友社 1/500)
●絢爛豪華な金鯱をいただく巨城
・ 「名古屋城」 (童友社 1/350)
●稲葉山のそびえる難攻不落の城
・ 「岐阜城」 (童友社 1/350)
●歴史に翻弄され続けた悲哀の城
・ 「大阪城」 (童友社 1/350)
●九州の玄関口を守る南蛮造の天守
・ 「小倉城」 (フジミ 1/400)
●信長とともに生き、ともに散った幻の城
・ 「安土城」 (童友社 1/540)
●伊予松山を見下ろす高石垣の名城
・ 「松山城」 (童友社 1/450)
■松本城をつくる~3日間で作る城プラモ
●童友社製1/350スケール「松本城」を題材として、以下の項目ごとに製作工程を解説します
・ 準備
・ ベースを整形する
・ 石垣を塗装する
・ 天守を塗装する
・ 「研ぎ出し」で表現する石垣
・ 地面や草の塗装、石垣の質感を出す
・ 掘の塗装
・ 天守を組む
・ 天守や掘の質感を表現する
・ 橋を組み立てる
・ 樹木を作る
・ 樹木を植える
・ 台座を塗装する
■姫路城をつくる~美しき白亜の城を作ろう
●童友社製1/350スケール「姫路城」を題材として、以下の項目ごとに製作工程を解説します
・ 準備
・ ベースを組む
・ 池を埋める
・ さらにベースを調整する
・ 天守の塗装
・ 建物の組み立て
・ 建物の塗装を仮組み
・ 石垣を彫る
・ 石垣と地面を塗装する
・ スミ入れする
・ 地面を仕上げ、樹木を植える
・ 天守を組み立て、仕上げる
■松本城をつくる~精密キットを組む
●GSIクレオス社製1/144スケール「熊本城」を題材として、以下の項目ごとに製作工程を解説します
・ 準備
・ パーツを整形する
・ 大天守の仮組みとディテールアップ
・ 小天守の仮組みとディテールアップ
・ 大小天守の塗装
・ 石垣をつくる
・ 屋根の塗装と最終組立て
■古写真で見る名城たち
・ 絵ハガキ用として戦前に撮影された各城の写真を掲載
■城プラモカタログ
・ 各社から発売されている城の模型をカタログ形式で紹介します
【 「築城指南書 ~日本の城郭プラモデルの作り方~」の奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全112ページ / オールカラー
●発行日 : 2010年1月14日
●ISBNコード : 9784499230124
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【 「築城指南書 ~日本の城郭プラモデルの作り方~」のエムズからのワンポイント 】
●城の模型は、モデラーならば必ず一度は挑戦したことがあるアイテムです
●不動の人気を持つ城の模型ですが、クルマや飛行機といったメカとは異なることからコンスタントに作製するというモデラー層が少なく、このため古いキットがそのままの状態で現在でも発売されています
●古いキットでも良質なものも多いのですが、基本的に組み難いキットも多く、このことがモデラーにとって城の模型=とっつき難いキットという図式となっています
●しかし、上記のように城の模型はモデラー心を惹くものであり、石垣や堀、そして櫓などの様々な構造物が連なるジオラマとなった姿は、模型に興味がない人でも目を奪われます
●本書「築城指南書 ~日本の城郭プラモデルの作り方~」は、この城の模型の作り方を解説した貴重なハウツー本で、製作時に参考書として役立つ内容です
●ただ、一応初心者にも対応するものとはなっていますが、或る程度の模型テクニックは必要となります
●掲載されているテクニックを最初から全て実行することは難しいですので、完成品を増やしながらステップバイステップにより徐々に身に付けることをお勧めします