アメリカ陸軍 LAV-A2 歩兵戦闘車 ピラーニャ 2
「アメリカ陸軍 LAV-A2 歩兵戦闘車 ピラーニャ 2 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01521 )」です
●「アメリカ陸軍 LAV-A2 歩兵戦闘車 ピラーニャ 2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット
●アメリカ海兵隊で使用されている装輪式装甲車「LAV-25A2」を再現したキットです
●小型のタイヤを8輪装備し、現用車輌らしいスマートなシルエットを持つ「LAV-25A2」を再現、単純形ながら複雑なディテールを持ち、兵員輸送車としては大型の砲塔を搭載した姿を表現した内容となっています
●アメリカ軍は、第2次世界大戦時において「M3 ハーフトラック」系列を大量に装備し、機甲歩兵の主要車両としていました
●ただし、半装軌式の「M3 ハーフトラック」は、短期間において大量に装備させる必要から生産コストの関係から採用されたもので、より本格的な車両としては装軌式が望ましいとされていました
●そこで開発されたのが装軌式装甲兵員輸送車の「M113」で、アメリカ軍は大量に生産し、機甲歩兵の足となりました
●しかし、当時の各国の装甲兵員輸送車の装備状況は、装軌式と装輪式の2本立てで、生産コストの高い装軌式を装備しながらも、コストの低い装輪式で数を確保するという方法を採っていました
●また、アメリカ海兵隊は緊急展開部隊としての意味合いが強く、装輪式装甲車の空輸能力とその機動性に注目するように、目を付けたのがスイスの「モワーグ」社の「ピラーニヤ」装甲車で、同車の8輪タイプをベースに海兵隊仕様としたのが「LAV-25」として採用、生産は「モワーグ」社からライセンス生産を請け負っていた「GMカナダ」社が行いました
●「LAV-25」は、25mm機関砲を装備する砲塔を持ち、車体後部の兵員室に6人の兵員を載せることが可能で、路上での最高速度は100km/hと高い機動性を誇っています
●この「LAV-25」は、実戦での高い攻撃力と機動性、稼働率の良さが評価され、アメリカ海兵隊の主要装備車両としての地位を獲得しました
●「LAV-25A2」は、装甲が強化された「LAV-25A1」のアップグレード版で、砲塔の油圧旋回方式を電動式に、照準装置の赤外線カメラがレーザー測遠器へと変化しています
●このアメリカ海兵隊などで運用されている「装輪式装甲車 LAV-25A2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、車体の基本部分は一体成型となっていながらも、細かな構造物は細分化されたパーツ構成で、現用車両らしい造りが再現されています
●キットは、同社「アメリカ海兵隊 LAV-25 ピラニア」のバリエーションキットとなります
●「25mm機関砲」は、マズルブレーキと本体部分との2分割式となっています
・ マズルブレーキは側面の細かな穴がモールドされており、砲口が開口処理されています
・ 砲身は上下方向に可動します
●砲塔は上下分割式で、これに追加の装甲板を貼り付けるパーツ構成となっています
・ 車長用のペリスコープは砲塔に一体成型されています
・ 車長及び砲手用のハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 砲塔後部のバスケットは一体成型でパーツ化され、メッシュを再現するエッチングパーツが付属しています
・ 砲塔上に装備される機銃はスライド式金型により銃口が開口されています
・ 砲塔は左右旋回可能です
●車体上部は一体成型となっており、外側に追加装甲を取り付ける構成となっています
・ 車体上面の兵員ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ エンジングリル部のメッシュを再現するエッチングパーツが付属
・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能です
●車体後部は、乗降ドアが別パーツとなっています
・ 車体後部のライトカバーはエッチングパーツにて再現されています
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されています
・ 車体下部に存在する動力伝達装置、サスペンション部は別パーツ
・ 前方4輪の操行機能が別パーツで再現されています
●タイヤはホイール部とゴムの部分とが別パーツとなっています
・ ゴムの部分はラバー製で、複雑な形状のトレッドパターンを再現
●エンジングリル部のメッシュ、ワイヤーカッター、ライトガードなどを再現するエッチングパーツが付属
●マーキングは、2種類の塗装例(オリーブドラブ単色塗装、デザートイエロー単色塗装)が説明書に記載されており、それに基づく車台番号、注意書きなどを再現したデカール が付属しています
●2010年 一部新金型