ドイツ 装甲擲弾兵 戦車教導師団 (ノルマンディ 1944)
「ドイツ 装甲擲弾兵 戦車教導師団 (ノルマンディ 1944) (プラモデル) (ドラゴン 1/35 39-45 Series No.6111 )」です
●第2次世界大戦後期におけるドイツ軍の「戦車教導師団」の装甲擲弾兵4体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
【 「ドイツの戦車教導師団」について 】
●「戦車教導師団」は、機甲部隊の教育機関の教官や生徒を中心に1944年1月に編成された戦車師団で、隷下の戦車連隊は「パンター」と「4号戦車」の2個大隊編成、装甲擲弾兵連隊(4個大隊)は全て装甲兵員輸送車によって装甲化されているという国防軍屈指のエリート部隊でした。
・ 通常の戦車師団は、再編成や訓練のために戦車大隊が1個しか存在しない場合が多く、装甲兵員輸送車に関しても優良な装備を持つ武装親衛隊でも1個大隊分しか装備していませんでした。
●この「戦車教導師団」は来るべき連合軍の北ヨーロッパ侵攻に対する強力な機動打撃部隊としての存在であり、北フランスに展開され、他の部隊と協力して連合軍を海に追い落とす役割を担っていました。
●この部隊の服装は装甲擲弾兵であっても「装甲兵服(パンツァージャケット)」(戦車服のフィールドグレー地のもの)の着用例が多いのが特徴でした。
・ 通常の部隊の場合は、装甲擲弾兵は歩兵と同じ「野戦服」を着用することが殆どでした。
・ ただし、「装甲兵服」の着用規定は大まかに定められているに過ぎず、兵士は選択することが可能な場合は「野戦服」よりも「装甲兵服」を選ぶ場合が多かったようです(これは「装甲兵服」の方がデザイン上、ゆとりが多く、動き易かったためと思われます)。
・ また、この「装甲兵服」はエリート部隊を象徴しており、これも同部隊兵の着用例が多い理由でした。
【 ドイツ 装甲擲弾兵 戦車教導師団 (ノルマンディ 1944) (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6111) のプラモデルの内容 】
●このノルマンディ戦における「戦車教導師団」の兵士を再現したキットです。
●ドラゴン社がフィギュアを精力的にキット化していた頃の製品であり、フィギュアのポージング、デッサン、雰囲気、服の質感や皺の表現、ディテールなど、現在においても全く遜色の無い良質な内容となっています。
●戦闘の合間にブリーフィングをしているシーンが表現されています。
●キットの内訳は、指揮官(将校)、下士官、機関銃手、弾薬手の各1体の合計4体です。
●フィギュアの服装は、「装甲兵服(パンツァージャケット)」を着用し、歩兵戦用のサスペンダーを装着、ヘルメットを被った姿です。
・基本的にこの服装は「戦車教導師団」の兵士で、季節としては冬季以外となります。
●服の表現はスケールに沿っており、「装甲兵服」の少し余裕を持った作りの服の状態が再現、服の縫い目のモールドなどはシャープで、ボタンの位置による前襟の大きさの違いや、装備品によってヨレた感じが表現されています。
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成です。
【 ドイツ 装甲擲弾兵 戦車教導師団 (ノルマンディ 1944) (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6111) フィギュアのポージング 】
●指揮官のフィギュアは、立った姿勢で、右手で地図を持ち、左手で前方を指しているポーズ。
●下士官のフィギュアは、立った姿勢で、片手で「MP40」を持って指揮官の指示を聞いているポーズ。
●機関銃手のフィギュアは、立った姿勢で、肩に「MG42」を担いでいるポーズ。
●弾薬手のフィギュアは、立った姿勢で、片手にライフルを持ち、片手に機関銃の弾薬箱を持っているポーズ。
【 付属している装備品類 】
・ 「MP40」サブマシンガン ×4
・ 「MP43」突撃銃 ×2
・ 「Gew43」自動小銃 ×2
・ 「モーゼル Kar98k」ライフル ×2
・ 「MG42」機関銃 ×1
・ 「パンツァーファースト60」 ×3
・ 弾帯 ×1
・ 将校帽 ×1
・ 迷彩カバー付きヘルメット ×2
・ 偽装網付きヘルメット ×1
・ 水筒 ×3
・ 雑嚢 ×3
・ 飯盒 ×2
・ 拳銃ホルスター ×2
・ 携帯シャベル ×2
・ 柄付き手榴弾 ×4
・ 卵型手榴弾 ×2
・ サブマシンガン用マガジンポーチ ×4
・ ライフル用マガジンポーチ ×2
・ 機関銃工具ケース ×1
・ 双眼鏡 ×2
・ ポンチョ ×1
など
【 ドイツ 装甲擲弾兵 戦車教導師団 (ノルマンディ 1944) (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6111) パッケージ内容 】
・ フィギュア ×4体
・ フィギュアの装備品類一式
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【 ドイツ 装甲擲弾兵 戦車教導師団 (ノルマンディ 1944) (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6111) のワンポイント 】
●このキットは、ドラゴン社が精力的にフィギュアキットを開発した時期のもので、フィギュアのアイテム選択、そしてフィギュアのデッサン、モールド、服の表現、パーツ構成など優れた内容となっています。
●また、同社のフィギュアとしては肩幅が狭めで、シルエット的に他のフィギュアと絡ませ易いでしょう。