カマド 日本の兵食史 (日本軍兵士は何を食べたのか) ストライクアンドタクティカルマガジン別冊 L-2/26 本

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日本の兵食史 (日本軍兵士は何を食べたのか)

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「日本の兵食史 (日本軍兵士は何を食べたのか) (本) (カマド ストライクアンドタクティカルマガジン別冊  No.L-2/26 )」です

●ストライク・アンド・タクティカルマガジン 2010年1月号別冊、「日本の兵食史 (日本軍兵士は何を食べたのか)」です

●「ストライク・アンド・タクティカルマガジン」本誌において好評連載の「THE戦闘糧食 世界のレーション」の著者、鈴木紀之氏が長年の調査を経て、大東亜戦争時代の旧日本軍の戦闘糧食にスポットを当てて解説した内容となっています

●とかく旧日本軍に関する食事の話というのは、悲惨な飢餓の話しが多いのですが、本当に軍部は兵站や軍用糧食の研究をおろそかにして、精神論だけで将兵を戦わせようとしていたのでしょうか?

●ひょんな事から戦中に書かれた「軍用糧食に関する研究」というリポートを手にした著者が、その内容に基づき情報として有用なものを抜粋、現代風に書き改めた上、現代の自衛隊での糧食にも言及しています

●「軍用糧食に関する研究」というリポートは、旧日本軍の糧食に関して調べていると必ず登場する「川島四郎主計少将」が中佐時代に書かれたもので、その情報量もさることながら、当時の日本軍が「食」に関して非常に高度な研究をしていたことを証明する内容となっています

●「川島四郎氏」が戦後書いた著書によると、自宅は焼夷弾の密集攻撃で全焼し、立川の航七研究所も24発の集中爆撃で一瞬のうちに粉砕され、疎開のつもりで両方に分けていたの資料が両方ともやられてしまったうえ、さらに米軍が進駐してくる前に軍の情報に関する書類は全部燃やす指令が出て、全国の糧秣本支廠に保管されていた研究資料も処分されてしまったので、現在では当時の戦闘糧食および兵食に関する資料が全く残っていないと書いてあります

●資料がなかったため、なかなか掴めなかった戦前から戦中における日本陸軍の糧食にまつわる様々な研究、糧食の実態を詳細に記し、今まで不透明だった日本軍糧食の歴史に強烈なスポットを当てて解説します


●内容目次
 巻頭口絵
 ・ 日本軍が研究用に収集した、昭和10年頃の世界列強戦闘糧食 (写真資料と解説)
 ・ 日本軍 圧縮口糧
 ・ 機関紙 (糧友)
 ・ 現代のカレーライスレーション
 ・ 軍用糧食に関する研究

 本文
 ・ 近代までの日本国戦闘糧食の歴史
   古代 ~ 徳川時代
   明治・大正年間 ~ 昭和時代 (戦前・戦中)

 ・ 大東亜戦争時 日本軍の戦闘糧食
 ・ 携帯口糧に具備すべき要件

 ・ 乾パン
 ・ 軍用缶詰
 ・ 圧搾口糧
 ・ 携帯口糧と新しい主食の代用食を兼ねる焙煎壓扁大豆
 ・ 乾燥肉
 ・ 栄養素入り煎餅
 ・ 栄養食
 ・ 飯盒炊爨
 ・ 袋飯(セロファン筒)
 ・ 飯の腐敗防止剤
 ・ 携帯燃料
 ・ 野戦給水
 ・ 合成粉末醤油と速成味噌
 ・ 耐寒食および固形火酒
 ・ 航空糧食
 ・ 航空弁当
 ・ 航空チョコレート
 ・ 航空ビタミン食 
 ・ ビタミンC菓 
 ・ ビタミンP食
 ・ 航空元気食
 ・ 疲労回復酒
 ・ 航空元気酒
 ・ 航空葡萄酒
 ・ 航空鉄飴
 ・ 防吐ドロップ
 ・ 防睡菓子
 ・ 航空タバコ
 ・ 葉緑素食
 ・ 固形卵黄
 ・ ヒロポン入りチョコレート
 ・ 夜間視力増強剤
 ・ 空中投下補給
 ・ 不時着用非常食および生存自活用品
 ・ 兵食嗜好調査
 ・ 陸軍と海軍の兵食
 ・ 軍隊調理法
 ・ 軍隊調理法目次
 ・ 海軍主計兵調理術教科書
 ・ 海軍主計兵調理術教科書目次
 ・ カレーライス
 ・ 自衛隊の戦闘糧食
 ・ 戦後~自衛隊の戦闘糧食


●著者 : 鈴木紀之
●四六判
●256ページ / うちカラー16ページ

●2009年12月1日 発行



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