フジミ 日本海軍 戦艦 陸奥 太平洋戦争開戦時 1/700 特シリーズ 033 プラモデル

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日本海軍 戦艦 陸奥 太平洋戦争開戦時

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3,080円 2,772円(税込)

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「日本海軍 戦艦 陸奥 太平洋戦争開戦時 (プラモデル) (フジミ 1/700 特シリーズ  No.033 )」です

●「日本海軍 戦艦 陸奥 太平洋戦争開戦時」です

●太平洋戦争時における帝国海軍を代表する長門型戦艦「陸奥」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キットで、太平洋戦争開戦時の姿を再現した内容となっています

●太平洋戦争時、連合艦隊の象徴として国民の人気を集めた「陸奥」を再現、日本戦艦特有の積み上げ式の艦橋と、先鋭的な艦首デザイン、迫力の主砲などその威厳を持つ姿が表現された内容となっています

●フジミ社製「日本海軍戦艦 長門 (太平洋戦争開戦時)」をベースとし、「陸奥」を再現するために「船体」「甲板」「艦橋」「レール甲板」などを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなっています

【 戦艦「陸奥」について 】


●帝国海軍は、日露戦争においてその海軍力によりロシア海軍を破ると、大艦巨砲主義に基づいた海軍戦力の拡大を図るようになります

●第1次世界大戦では日本は連合軍国側として参戦、国としての損害は無い状態で戦勝国となり、軍需景気に支えられ、海軍力の増強に拍車が掛かります
●また、1906年に竣工したイギリス海軍の戦艦「ドレッドノート」の登場により、戦艦の様式は一変し、これに習った「ド級艦」、そして更に発展させた「超ド級艦」が各国で建造されましたが、帝国海軍ではこのような戦艦は「金剛型」「扶桑型」「伊勢型」の合計8隻であり、列強の海軍と比べて戦力的には劣勢となっていました

●この劣勢を挽回するため1917年ごろから計画されたのが通称「88艦隊」で、前述の戦艦の他に、新たに艦齢8年未満の8隻の戦艦と8隻の巡洋戦艦を保有するというものでした
 ・ この計画は、列強の海軍に匹敵する戦力を持つものでしたが、当時の日本の国力は現在の日本の世界的国力からは比べ物にならない程の弱小国家であり、計画自体が国力を無視したもので、このことが後の軍縮条約に参加する理由となります

●戦艦「長門型」は、この「88艦隊」計画に基づく最初の戦艦であり、当時としては最大の口径を誇る「40cm砲」を8門搭載、速力も巡洋戦艦クラスの26.5ノットと高速(当時の戦艦の最高速度は20ノット強)で、これまでに培われてきた日本の建艦技術の粋を結集したものでした

●1番艦たる「長門」は1917年、2番艦の「陸奥」は1918年に建造が開始されました

●ところが、1921年に開催された「ワシントン軍縮会議」において、各国の主力艦の隻数制限が決定され、未成艦は廃棄もしくは他の艦種への変更することとなりました

●この時点において、「長門」は竣工していたものの、「陸奥」は85%程度の完成状況であったため、海軍は急ピッチで建造を急ぎ、削減対象とはならないように様々な努力をした結果、なんとか保有を認められます

●このような「ワシントン軍縮条約」の結果、40cm砲を装備しているのは「長門」「陸奥」、アメリカ海軍の「コロラド」型3隻、イギリス海軍の「ロドネイ」型2隻の合計7隻となり、これらの戦艦は最強艦として「ビック・セブン」と呼ばれました

●しかし、当時の建造技術は急速に発展しており、竣工後まもない1924年と1926年に小規模な改装が行われ、1934年から1936年にかけて大規模な近代化改装が実施されます
●1924年、1926年の改装においては、第1煙突を屈曲形状へと変更、大規模改装時には煙突は1本となり、船体側部にバルジを増設、主砲塔は軍縮条約により廃艦となった「加賀」「土佐」の新型主砲塔へと換装が行われます
●また、艦橋構造物には、各種艦橋設備、指揮所などが大幅に増設され、この積み上げ式の艦橋の形状が日本の戦艦を象徴する姿となりました

●戦艦「陸奥」は「長門」と並び、当時の連合艦隊の中では最強とされ、まだ大艦巨砲主義が常識化していた国民の間では絶大な人気を誇りました
 ・ 「長門」を大幅に凌ぐ能力を持つ戦艦「大和型」は、国民へは完全に秘密とされ、その存在を知る人はほとんどいませんでした

●太平洋戦争の開戦後、「陸奥」と「長門」は艦隊決戦用として内地において温存されました

●「陸奥」は、「ミッドウェー海戦」に参加した他、南方にも進出しましたが、戦艦によって雌雄を決するという連合艦隊内の意見が大きく、接敵する機会のないまま、1943年に呉近海へと移動します
●1943年6月、広島湾沖の桂島泊地で停泊中、第3主砲塔から大爆発が発生、船体は真っ二つに切り裂かれて瞬時に沈没、あっけない最期を遂げてしまいました
●この戦艦「陸奥」の爆沈の原因は、その後の調査と戦後の研究により様々な説が唱えられていますが、どれも確証に欠けているのが現状です

●なお、太平洋戦争開戦時において「陸奥」と「長門」とは艦形に大きな違いは無く、細かな相違点としては、艦首フェアリードの位置、甲板上面、レール甲板、前・後部艦橋の細部が異なる程度となっています


【 「日本海軍 戦艦 陸奥 太平洋戦争開戦時」のキット内容について 】


●この帝国海軍戦艦「陸奥」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●シャープなモールドにより戦艦「陸奥」を再現、フジミ「特シリーズ」の特徴であるディテール表現力により、実艦の細かで複雑な作りが表された内容となっています
●また、日本の戦艦の特徴である積み上げ式の艦橋や、トラス構造の探照灯台座、そして後檣の独特な形状が再現され、「陸奥」の持つ魅力が表現されています

●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです


●「陸奥」の船体部は上下分割式で、これに「上甲板」「上部構造物」「各艤装類」を取り付ける構成となっています

●「陸奥」の船体部には、下部副砲塔甲板が一体成型され、細部では舷側の舷窓、舷外電路、汚水捨て管、アンカーレセスなどが再現、バルジ部分も表現されています
 ・ 舷窓上部には雨樋がモールド再現
 ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています

●上甲板は、一体成型となっており、艦橋甲板及び艦載機用甲板は、別パーツとなっています
 ・ 甲板上には、主砲塔台座、木甲板表現などの基本躯体の他、アンカー導板、ボラード、昇降口、リール、ボート架台、通風筒などの細かなディテールが再現
 ・ 艦橋甲板には、木甲板表現、リール、昇降口、側面の舷窓、扉などが表現されています
 ・ 艦載機用甲板には、リノリウム押さえ、航空機用軌条、ターンテーブルのモールドが彫刻、側面には舷窓、扉、梯子、雨樋などが表現されています

●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「カタパルト部」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます


「陸奥」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
 ・ 艦橋は9層で構成され、トップには射撃指揮所が一体成型で再現
 ・ 艦橋構造物の各艦橋の窓の枠がモールドされています
 ・ 艦橋を構成するための前檣楼支柱(6本)が別パーツ化されています
 ・ 艦橋部分を構成する、4.5m測距儀(×2)、25mm連装機銃(×6)、12.7cm連装高角砲(×2)などがパーツ化されています
 ・ 60cm探照灯(×4)がクリアーパーツにより別パーツ化されてます

● 煙突
 ・ 本体部分は左右分割式で、上部の雨水カバー金網、内部の整流板は別パーツとなっています
 ・ 雨水カバー金網は開口処理されています
 ・ 煙突の梯子部分は別パーツとなっています
 ・ 煙突部の各副管は、別パーツにて再現
 ・ 煙突部の探照灯及び機銃台座は、ブロックごとにパーツ化されています
 ・ 探照灯台座の支柱部分は一体成型で、シャープなモールドによりトラス構造を再現、一部分が開口処理されています
 ・ 「110cm探照灯」×6、「25mm連装機銃」×4が付属、探照灯はクリアーパーツとなっています

●高角砲指揮所
 ・ 艦体中央部の高角砲指揮所は、台座部分が上下2分割式で、高射装置の台座は別パーツとなっています
 ・ 94式高射装置、観測鏡は別パーツにて再現

●後部艦橋
 ・ 後部艦橋の主要部は7パーツで構成、後部予備指揮所は窓枠がモールドされています
 ・ 側面には舷窓、扉などがモールドされています
 ・ ラッタルは別パーツにて再現
 ・ 高射装置、主砲予備方位盤などが別パーツとなっています
 ・ 「12.7cm連装高角砲」(×2)が付属しています

●後檣
 ・ 後檣は1本の単檣で、上部のヤード、ガフは別パーツ化されています
 ・ ヤード下部の支柱もパーツ化され、特徴的な実艦の後檣の造りを再現

●カタパルト「呉式2号5型射出機」 ×1
 ・ カタパルトは一体成型のパーツで、スライド金型により側面のトラス構造と上部のディテールとが再現されています

●主砲塔部「45口径3年式 40cm連装砲」 ×4
 ・ 主砲塔は上下2分割式で、梯子や砲身キャンバス受けなどがモールドで再現されています
 ・ 測距儀は別パーツとなっています
 ・ 砲身部分は1本づつの分割式で、スライド式金型により砲口が開口処理済み、防水布が再現されています

●副砲「50口径3年式 14cm単装砲」 ×18
 ・ 砲塔部分と砲身部とは一体成型となっており、砲身基部の防水布が再現されています

●高角砲「40口径89式 12.7cm連装高角砲(A1型)」 ×4
 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体との分割式で、砲身部分は連装式に一体成型されています
 
●対空機銃
 ・ 25mm 連装機銃 ×10(艦橋、煙突部に配置)

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 17m内火艇 ×2
 ・ 11m内火艇 ×1
 ・ 12m内火ランチ ×2
 ・ 9mカッター ×3
 ・ 小型カッター ×1

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 錨、副錨
 ・ 菊花紋章
 ・ クレーン
 ・ フェアリーダー
 ・ 塵芥投棄管
 ・ 舷々門
 ・ 応急舵
 ・ 係船桁
 ・ パラベーン
 などがセットされています

●艦載機として
 ・ 95式2号水上偵察機 ×1
 が付属しています



●艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいている状態の2種)、艦載機の日の丸マーク、識別帯、偏流測定線を再現したデカールが付属しています
 

●2010年 一部新金型



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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