アメリカ M4A3 シャーマン w/カリオペ ロケットランチャー
「アメリカ M4A3 シャーマン w/カリオペ ロケットランチャー (プラモデル) (ユニモデル 1/72 AFVキット No.376 )」です
●「アメリカ M4A3 シャーマン w/カリオペ ロケットランチャー」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の「M4A3」中戦車を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、60連式のロケットランチャー「カリオペ」を搭載した状態が表現されています
●キットの「M4A3」は、前方ハッチが縦形の前期型車体に「75mm砲 砲塔」の初期型を搭載したタイプが再現されています
・ パッケージに描かれている追加装甲板とサイドスカートは付属していません【 「M4A3 シャーマン カリオペ」について】
●第2次世界大戦において各国はロケット兵器を使用しましたが、アメリカ陸軍は砲兵の砲撃支援能力をひじょうに重視した一方、命中精度の劣るロケット砲はあまり使用しませんでした
・ これは、物量に勝るアメリカ軍が生産コストの低い兵器にあまり興味を持たなかったものと思われます
●しかし、ロケット砲の利点である多連装式による濃密な弾幕射撃には興味を引かれ、戦車上に搭載するタイプが開発されました
●このロケット砲は、60連装式の「M8 114mmロケットランチャー」と20連装式の「M17 182mmロケットランチャー」 の2種類が存在しました
●「M8 114mmロケットランチャー」は、「M4」中戦車用に開発され、チューブ式のランチャーを4段式に60連装式として、ロケット弾は羽根を折畳んだ状態で装填されました
●この装置は、脱着は簡単に行なうことが可能で、前線部隊により装着することができ、「M4」中戦車シリーズの各型に搭載が見られます( 「76mm砲 砲塔」型は現在のところ確認できていません)
●「M8 114mmロケットランチャー」は、ノルマンディー戦以前にはイギリスに送られていましたが、ノルマンディー戦での使用例は少なく、実際の活躍は、この戦い以降となっています
●この「M8 114mmロケットランチャー」の使用は1個小隊単位で行なわれ、4~5両による一斉掃射による強力な弾幕により敵を圧倒、敵の戦線に穴を開け、突破するのに用いられました【 「アメリカ M4A3 シャーマン w/カリオペ ロケットランチャー」のキット内容について 】
●この「M4A3 M8 114mmロケットランチャー装備型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ロケットランチャーを装備した「M4A3」を再現、戦車の上部に多連装式のランチャーを搭載した特徴的なフォルムと迫力とが表現された内容となっています
●「M4A3 M8 114mmロケットランチャー装備型」は、砲塔、車体上部、車体下部、ロケットランチャー部の4ブロックで構成されています
●砲塔は、上下分割式となっています
・ 砲身は上下可動式です
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 排莢ハッチ部は別パーツです
・ 砲塔は左右旋回が可能です
●車体上部は、前方ハッチ部とエンジングリル部を除き、一体成型されています
・ 前方のハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 前照灯、尾灯がパーツ化
・ 前照灯と尾灯のライトガードは、エッチングパーツが用意されています
・ 車載工具類は別パーツとなっています
●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ ギアハウジングはワンピース型が表現されています
・ VVSSサスペンションは左右分割式で、上部のスキッド部分はエッチングパーツとなっています
・ 履帯は、プラパーツによる一部連結式で、上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパ-ツとなっています
●ロケットランチャー部は、ランチャー本体と架台とに分割されています
・ ランチャー本体は、各列ごとに一体成型され、合計6パーツで構成されます
●マーキングは、1種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第12機甲師団第48戦車大隊(フランス / 1945年3月)
●説明書のマーキング指示に基づく、国籍マークと車台番号を再現したデカールが付属しています
--------------------------------------【 「アメリカ M4A3 シャーマン w/カリオペ ロケットランチャー」のワンポイント 】
●キットの車体は「M4A3」が表現されていますが、この型式の車体には後部の吸気口(尾灯の前の突起)は無いので、削り落とす必要があります
●また、エンジングリルの前後の長さが実車と異なりますが、修正は困難です
●ロケットランチャー部分は、一部修正が必要ですので、上級者向けキットとなります