ソビエト軍 砲兵トラクター ヴォロシロベッツ
「ソビエト軍 砲兵トラクター ヴォロシロベッツ (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01573 )」です
●「ソビエト軍 砲兵トラクター ヴォロシロベッツ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大戦初期におけるソ連軍の重牽引トラクター「ヴォロシロベッツ」を再現したキットです
●いかにもロシアの車両と認識させられる、力強さと無骨さ、そしてちょっと古風な車体デザインと、本車の魅力が充分に伝わるキットとなっています
●本車は、「152mm榴弾砲」や「203mm榴弾砲」などの重砲を牽引する為の車両ですので、本キットと合わせて他社のソ連軍重砲類と並べると、より想像力が駆り立てられることとなるでしょう
●ソ連軍は、歴史的に砲兵の制圧射撃により戦いを決するという戦略をとっており、砲兵火力の充実に力を注ぎました
●その戦略は、火砲の巨大化を招くこととなり、大戦前から「152mm榴弾砲」や「203mm榴弾砲」などの重砲が多く作られるました
●このような重砲は、駄馬による牽引は難しく、専用の牽引トレーラーが作られることとなります
●「ヴォロシロベッツ砲兵トラクター」は、この重砲類を牽引する為に作られた車両で、350馬力のエンジンを搭載、全装軌式の走行装置を装備にし、駄馬では及ばない高い牽引能力を持っていました
●「ヴォロシロベッツ砲兵トラクター」の生産は、当初はハリコフ機関車工場で行われていましたが、戦時によりスターリングラードの「ジェルジンスキー・トラクター工場」に生産が移管、ドイツの「ブラウ作戦」により同工場が戦場となるまで生産が続けられました
●「ヴォロシロベッツ砲兵トラクター」は、その能力により重砲の牽引に活躍、まさに「縁の下の力持ち」的存在でした
●また、ドイツ軍は「ヴォロシロベッツ砲兵トラクター」を戦場により捕獲、その能力に注目し、同軍内においても牽引任務に使用されました
●この「ヴォロシロベッツ 砲兵トラクター」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、「ヴォロシロベッツ 砲兵トラクター」の無骨でユニークなフォルムを忠実に再現しています
●複雑な足周りを再現する為に、足周りを構成するパーツは多め(それでも転輪を省くと各サスペンションユニットは8パーツで構成)ですが、車体下部、キャビン、エンジンルームは一体成型が図られ、大型のソフトスキンアイテムとしては比較的組み易い内容となっています
●エンジンルームは一体成型により、複雑な曲面構造が再現されています
・ フロントのラジエターグリルは別パーツ、本車独特のスリットは細かな彫刻で再現されています
・ 左右のフェンダー部は別パーツ化されています
●キャビン部分は一体成型となっています
・ 各面パーツの組み合わせではないので、確実に形となっており、接合部の処理などの手間も掛かりません
・ フロントウィンドーの枠のリベットや、中央の補強用のプレスラインなど細かなモールドが施されています
●フロントガラス上のひさしや、キャビンの左右ドアは別パーツ化、ドアの開閉状態を選択して再現することができます
●荷台の上部の主要部分は、前後、側面、底板の5パーツで構成されています
・ 荷台内部は、中央に木製のベンチシート、前部に箱と1人用のシートが配置されています
・ 荷台部分は綺麗な木目のモールドが彫刻されています
・ 荷台部分の裏表面には突き出しピン跡が存在しません
●プラ製の「幌」のパーツが付属
・ 「幌」は一体成型で、パッケージに描かれているような枠に張った状態が再現され、皺や上部の折り返し部分などもモールドが施されています
●車体下部は、バスタブ式の一体成型されたパーツ
・ 各サスペンションユニットは、サスペンション本体と中央のボルト部、バネ2個、サスペンションアーム2個、各転輪で構成されています
・ サスペンションユニットは、左右2個ずつで構成
●キャタピラは、プラスチック製パーツによる連結式、キャタピラ1枚1枚を接着して固定する形となっています
●キャビン部分と幌の部分のウィンドー、ヘッドライトのガラス部には、クリアーパーツが用意されています
●マーキングは、2種類の塗装例がカラーで記載されています
・ ドイツ軍捕獲車両 (ジャーマングレー単色塗装)
・ ソ連軍使用車両 (ダークグリーン単色塗装)
●塗装例に基づく、戦術マークなどを再現したデカールが付属
●2010年 完全新金型