ロシア 76.2mm野砲 M1936 (F22)
「ロシア 76.2mm野砲 M1936 (F22) (プラモデル) (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35045 )」です
●「ロシア 76.2mm野砲 M1936 (F22)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ソ連軍は伝統的に砲兵火力を戦闘の重点とし、陸軍戦力の中核と位置付けしていました
●第2次大戦において、ソ連陸軍の対地上用火砲は主に、対戦車戦闘を行なう「45mm対戦車砲」、間接射撃や対戦車戦闘も行なう万能砲である「76.2mm野砲」、間接射撃を行なう「122mm、152mm、207mm重砲」及び「迫撃砲」「ロケット砲」で構成されていました
●「76.2mm野砲」は、前述のように砲撃支援を行なう間接射撃や、直接照準射撃を行なうマルチプレーヤーであり、対歩兵、対戦車戦闘に活躍しました
●「76.2mm野砲 M1936」は、1936年にソ連軍が採用した「76.2mm野砲」の1タイプで、後に登場する「76.2mm野砲」のバリエーションは、この「76.2mm野砲 M1936」が元になっています
●「76.2mm野砲 M1936」は、砲身長が51.1口径と長い為に高い初速を誇り、半自動の閉鎖機を持っていたため発射速度も高く、対戦車戦闘にも多用されました
●その威力の高さは、ドイツ軍戦車にとって非常に脅威で、ドイツ兵は「ラッチュ・バム」と呼んで、その存在を恐れました
・ 「ラッチュ・バム」とは、発射音が聞こえる前に砲弾が着弾する様子を擬音化したもので、高初速さを表したものです
●独ソ戦の緒戦において、ソ連国内を目指して進撃を続けるドイツ軍は、立ち塞がるソ連軍の防衛ラインを次々と突破、その進撃の途中「76.2mm野砲 M1936」を大量に捕獲することになります
●かねてから「76.2mm野砲 M1936」の優秀さに着目していたドイツ軍は、この砲を自軍の装備として運用するを決定します
●ドイツ軍は砲弾の供給の問題と、より性能のアップを図る為、この「76.2mm野砲 M1936」を、ドイツの「75mm Pak40対戦車砲」の砲弾を発射できるようにした「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」に改造し、この砲を搭載した対戦車自走砲の「マーダー2」「マーダー3」などが開発されました
●この「ロシア 76.2mm野砲 M1936 (F22)」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ドイツ軍を悩ました「ラッチュ・バム」を再現したキットで、ブロンコモデルの特徴である繊細なパーツ構成により複雑な構造の「火砲」を表現、モールドもシャープかつ緻密で、実物の持つ長砲身の迫力と、メカニカルな精密さを楽しむ事ができる内容となっています
●キットは、砲脚を開いて「射撃中」の状態、砲脚を閉じた「牽引」状態とを選択して作製できるようになっています
●砲身部は、一体成型によりパーツ化され、スライド金型により砲口は開口処理されています
・ 砲身は仰、俯角に可動することが可能、前後方向に移動させることができますので、後座した状態を再現することが可能となっています
●砲尾は、主要パーツは4パーツで構成、砲尾後部の埋め込み式のボルトも再現されており、閉鎖器の位置も選択できるようになっています
●砲架は繊細なパーツにより細部を再現、砲架部は左右に旋回可能です
●防盾は、先端部に向かって薄くなるように成型されており、実物の防盾の薄さが表現されています
・ 照準器前面の防盾部は、開閉を選択して作製することができます
●砲脚部分は、スライド金型により表面部の細かなリベットもモールドされており、再現する状態に合わせて砲脚を可動することが可能となっています
●砲のタイヤは、本体部分がプレス加工で作られた構造を繊細なモールドで再現、一体成型されたゴムの部分の特徴的なトレッドパターンも彫刻されています
●クリーニングロッドの固定用のベルトなどを再現するエッチングパーツが付属
●アクセサリーパーツとして砲弾3個、木製の弾薬箱が1個付属しています
●防盾内側に描かれた記号、砲弾や弾薬箱の表示を再現したデカールが付属
●2010年 完全新金型