Sd.Kfz.171 パンサー G型 スチールホイール仕様
「Sd.Kfz.171 パンサー G型 スチールホイール仕様 （プラモデル） (ドラゴン 1/72 ARMOR PRO (アーマープロ) No.7339 )」です
●「Sd.Kfz.171 パンサー G型 スチールホイール仕様」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大戦末期における「パンサー G型」の最終仕様を再現するキットです
●ドイツ軍の5号戦車「パンサー戦車」は、走、攻、守が揃った優秀な戦車で、攻撃力と防御力は連合軍の重戦車クラスに匹敵する性能を誇り、最も優れたドイツ戦車とも言われています
●「パンサー G型」は、「パンサー戦車」のD型、A型に続く3番目の形式にあたり、それまでのタイプよりも、生産性と防御力の向上が図られたものとなっています
●「パンサー G型」は、各形式の中では最も多い3800両余りが生産、大戦後期におけるドイツ戦車部隊の中核として活躍しました
●一方、戦線がドイツ本国に近づくにつれ、戦略物資である「ゴム」が不足してくると、内装式により「ゴム」の使用量が少なくて済む「鋼製転輪」が開発されました
●これは、走行時の騒音が大きくなるという欠点を持っていたものの、転輪の耐久性は高くなり、「タイガー 1 後期型」及び「タイガー 2」に採用、同型の「鋼製転輪」を装備した「パンサー G型」も、大戦末期に少量が生産されました
●この「Sd.Kfz.171 パンサー G型 鋼製転輪型」を再現するキットです
●「パンサー G型 鋼製転輪型」は、大戦末期に一部見られたタイプで、欠乏する物資の中でも戦い続ける「アルデンヌ戦」以降のドイツ戦車部隊を再現するのに最適のアイテムといえるでしょう
●キットは、精密感を維持しながらミニスケールらしくパーツ数が抑えられ、比較的組み易い内容となっています
・ 組立ての説明は同社のキットとしては珍しく2ページ内に収められています
●砲塔部は、中央部はキューポラを含めて一体成型され、後部パネルと防盾部を取り付けるパーツ構成となっています
●防盾は、下部に出っ張りを持つ「アゴ付き」と、「アゴ無し」タイプとが付属、選択して製作することができます
・ 防盾で跳弾した敵弾が車体天板に被害をもたらすのを防ぐのが「アゴ付き」防盾で、一応こちらのタイプの方が後期仕様となりますが、在庫の関係で「アゴ無し」のタイプも末期まで見られました
●砲身は、一体成型されたパーツとなっており、スライド金型により砲口が開口処理されています
●車長キューポラに取り付ける対空機銃架及び対空機銃が付属しています
・ キューポラ部の対空機銃用のレールは別パーツとなっています
●車体下部はトーションバー、デフケース部を含めて一体成型され、組立ての省力化が図られています
●車体の主要パーツは、上下ブロックと後部との3分割式で、上下部の接続は、金属製のビスを使用する構成となっています
●工具類は、工具ラック部を含めて一体成型されており、組み易さが追求されています
・ ジャッキ及びジャッキ台は、別パーツとなっています
●牽引ワイヤーは、プラパーツが用意され、直線的に成型されたパーツを車体に合わせて形状を整える方式で、破損した場合に備えて予備のパーツが付属しています
・ 説明書には記載されていませんが、付属の金属ワイヤーを使用することも可能となっています
●エンジングリルの円形のファン部は、通常のタイプと温風装置付きとの選択式となっています
・ 温風装置は、エンジンの熱を車内に送る装置で、このタイプを付けている方が後期仕様となります
●エンジングリル下には、エンジンとラジエターファンが再現されたパーツが付属
・ キットのエンジン点検ハッチは別パーツ化され、開閉状態が選択して製作できますので、ハッチを開いてエンジンを見せる演出や、エンジン故障により放棄されたシーンを再現するのも面白いでしょう
●マフラーは消炎装置付きの大型マフラーが付属しています
●キャタピラは、接着、塗装が可能なDS素材による一体型のベルト式パーツが付属
・ パーツは表面上のキャタピラのパターンが深く彫刻されており、裏面もしっかりとモールドが入っています
●マーキングは、5種類の塗装例が説明書に記載されています
・ SS第１戦車師団 第1戦車連隊 （ラグリーズ/1944年）
・ 第11戦車師団 第15戦車連隊 （ドイツ/1945年）
・ 第24戦車連隊 （ドイツ/1944年）
・ 第2戦車連隊 （東プロイセン/1945年）
・ 第24戦車連隊 （アーヘン/1944年）
●説明書に指示されている国籍マーク、車体番号などを再現するデカールが付属
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●2010年 一部新金型
