ドイツ 装甲列車編成 BP-42 (戦車運搬車 & プラガ38t)
「ドイツ 装甲列車編成 BP-42 (戦車運搬車 & プラガ38t) (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01508 )」です
●「ドイツ 装甲列車編成 BP-42 / 戦車運搬車 & プラガ 38(t)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドイツ軍の装甲列車の編成に在る「戦車運搬車」と、それに積載される「38(t)戦車 E/F型」を再現しています
●「戦車運搬車」は、戦車が乗降車し易いようにスロープ状になった船型の形状が再現されています
・ 実車が比較的単純な形状ですので、パーツ数は少なめです
●「38(t)戦車 E/F型」は、リベット接合で構成されたクラシカルな雰囲気を持つ姿を再現、小型の戦車の為、パーツ数は同社の他の戦車キットと比べて抑えられたものとなっています
●大戦中、長距離の部隊の輸送は、大量の輸送能力を持つ鉄道が主力でした
●特に、道路事情の悪いロシアでは、鉄道輸送の重要性が高く、戦線後方に浸透して来る敵部隊や、「パルチザン」のゲリラ活動などに対し、ドイツ軍は「装甲列車」を編成して、鉄道の安全確保を図りました
●「装甲列車」は、貨車に戦車などの砲塔を載せたタイプが多かったのですが、この状態だと列車周囲を守るだけとなり、追撃を行う必要性から、戦車を載せた貨車を編成に入れることとなりました
●これが「戦車運搬車」で、搭載する戦車は、軽武装の敵兵を相手にする関係から、強力な戦車を用いる必要が無く、小型で旧式化しつつあった「38(t)戦車」が選ばれました
●通常は、「装甲列車」1編成で、この「戦車運搬車」が2両配備されています
●この「戦車運搬車」と、これに積載される「38(t)戦車 E/F型」をセットにしたキットです
「戦車運搬車」について
●本体の前後、側面、下部は一体成型となっています
●戦車の乗降の為の前後のスロープと、運搬台の底板とは一体成型で出来ています
●前部ランプは可動式、ランプ自体は上下2パーツで構成されています
●荷台上部の防弾板は立てた状態か、下ろした状態かを選択できます
●連結器は、7個のパーツにより精密に再現されています
「38(t)戦車 E/F型」について
●砲塔は、上部、底部、前部のパーツ構成で、上部パーツは側面及び後面が一体成型、各面のリベットもモールドされています
・ 車長キューポラは8分割のパーツで構成
・ 車長ハッチは別パーツにより開閉が選択できます
●砲塔内部は、砲尾、機銃機関部、照準器、車長席、装填手席などが再現されています
・ 砲尾の閉鎖器は開閉選択式となっています
●砲身は一体成型で、スライド式金型により砲口が開口処理されています
・ 砲身は上下に可動するように製作できます
●砲塔及び車体前部の機銃は特徴的な冷却フィンが再現され、銃口も開口処理されています
・ ボールマウント部は可動式とすることが可能です
●車体上部は、側面部分が車体下部と一体成型となっており、これに車体前部、戦闘室前面板、車体上部パーツを取り付けるパーツ構成となっています
・ 前方のクラッペは別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
・ 操縦手ハッチは別パーツで、裏側のディテールも再現され、開閉が選択できるようになっています
・ エンジンルームのハッチは別パーツ
・ エンジングリル部のメッシュは、エッチングパーツが用意されています
・ 排気管は4パーツで構成され、排気口も開口されています
●左右のフェンダーは、車体上部と別パーツとなっています
・ 工具類は、本車特有の形状のタイプもしっかりと再現されており、雰囲気も良好です
・ パンチングされた特徴的な雑具箱は、底部を除き一体成型され、パンチングの穴も側上面は貫通、前面も深いモールドが入っています
●車体下部は、後面を除き一体成型。
・ サスペンション部は、1パーツで再現(全体で4組み)
●キャタピラは、プラパーツによる接着連結式
・ 下部の直線部は数枚が繋がった状態のパーツが3枚用意され、その他の部分は1枚のタイプを接続して行きます
●エンジングリル及びエンジンルームハッチのメッシュなどを再現したエッチングパーツが付属しています
●「戦車運搬車」の長さに合わせた線路とベースが付属
●マーキングは、「戦車運搬車」、「38(t)戦車 E/F型」共に1種類の塗装指示(3色迷彩)がカラーで表示されており、それに基づく国籍マーク、注意書きなどを再現したデカールが付属しています
●2010年 新金型 (線路部分と貨車下部を除く)