ドイツ 国民突撃隊 フィギュアセット (ベルリン 1945)
「ドイツ 国民突撃隊 フィギュアセット (ベルリン 1945) (プラモデル) (ズベズダ 1/35 ミリタリー No.3621 )」です
●第2次世界大戦末期におけるドイツ軍の「国民突撃隊(VOLKSSTURM)」4体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドイツ軍は第2次世界大戦の緒戦においては順調な戦いを行ないますが、1943年頃から戦局は悪化、1944年6月の連合軍ノルマンディ上陸により大勢は極端に不利となります
●大戦も末期となると、ドイツ本国近くまで戦線が後退、兵士の不足も深刻となり、従来兵役義務の無い18歳未満の「ヒトラーユーゲント」や65歳までの老人を対象に「国民突撃隊」を編成、各軍管区の練兵場などで訓練が行なわれました
●この部隊編成にあたっては、訓練を受け入れる側の教官の人数や施設の問題で、数回に分かれて編成と訓練が行なわれ、規模は大隊(500~600人程度)ごととなり、消耗した部隊の補充や防御拠点の戦力の補填に当てられました
●「国民突撃隊」は、基本的に「武器をもった民兵集団」としての内容が強く、補給段列や通信部隊などの支援部隊、対戦車砲や迫撃砲などの重火器は殆ど無く、まとまった形で戦線に投入されることは稀で、通常は正規部隊の指揮下に入りました
●また、機動力も殆ど持たないために各都市の防御部隊として用いられることが多かったようです
●ただ、この「国民突撃隊」は当初、制服などが支給されましたが、資材の不足により私服に腕章のみが付けられました
・ 武器の不足から装備する兵器は基本的にイタリアからなどの捕獲品が多く、ドイツ製の兵器を持つ兵士は一部に限られました
・ また、予備弾薬は最小限しか持たされていませんでした
・ ただし、生産コストが低い「パンツァーファースト」は充分に供給されたようです
●「国民突撃隊」の戦闘内容については、体力と反射神経が鋭い「ヒトラーユーゲント」が「パンツァーファースト」により接近する敵戦車を撃破、それを老人兵が銃で支援するという方法が主に採られました
・ 実際、大戦末期にソ連戦車部隊が恐れたのは物陰から突如発射される「パンツァーファースト」で、「国民突撃隊」やドイツ兵が潜むような場所には、事前に威力の高い対空用の12.7mm重機関銃を撃ち込むという戦法が行なわれていました
●この第2次大戦末期に見られたドイツ軍の「国民突撃隊」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、「国民突撃隊」のフィギュアの4体セットで、戦闘中のシーンが表現されています
・ フィギュアの内訳は、老人兵3体と、ヒトラーユーゲント兵1体です
●ドイツ本国での市街戦のジオラマシーンなどにおいて欠かすことのできないフィギュアで、「ベルリン戦」などに登場させると、より大戦末期のドイツ軍らしさが演出できることでしょう
●各フィギュアは、ドイツ製の兵器を装備、「国民突撃隊」としてはひじょうに装備に恵まれた兵士が表現されています
・ 再現されているキットは少ないですが、イタリア製やフランス製の武器を持たせると、より一層雰囲気が増すと思われます
各「フィギュア」について
●老人兵のフィギュアの1体は、立ち姿でライフルを構えているポーズ
・ 私服を着用、将校帽に似た野戦帽を被っています
・ 「モーゼル Kar98k」ライフルを装備しています
●「ヒトラーユーゲント」のフィギュアの1体は、立膝で「パンツァーファースト」を構え、照準を付けているポーズです
・ 「ヒトラーユーゲント」のユニフォーム、規格帽を着用、
・ 「パンツァーファースト60」が付属しています(「パンツァーファースト」を照準する場合は前方の照準器を立てますので、パッケージアートを参考に改造すると良いでしょう)
●老人兵のフィギュアの1体は、両手で突撃銃を持ち、立ち姿で身構えているポーズです
・ 私服及びオーバーコートを着用しています
・ 「VG1-5」簡易型突撃銃を装備
●老人兵のフィギュアの1体は、片膝を付いてサブマシンガンを撃っているポーズです
・ このフィギュアは、軍服を支給された兵士のようで、オーバーコートと「M43規格帽」を着用しています
・ 「MP-40」サブマシンガンを装備しています
●2011年 完全新金型