ドイツ フォード V3000S カーゴトラック 1941年生産型
「ドイツ フォード V3000S カーゴトラック 1941年生産型 (プラモデル) (ICM 1/35 ミリタリービークル・フィギュア No.35411 )」です
●「ドイツ フォード V3000S カーゴトラック 1941年生産型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の主力トラックの一つである「ドイツ フォード V3000S」を再現したキットです【 「フォード V3000S」について 】
●「ドイツ フォード V3000」は、有名な「オペル・ブリッツ」に次ぐ生産量を誇り、将兵の足として、また補給部隊の主力車両としてドイツ軍に欠かせない存在で、同軍を陰から支えた重要なトラックでした
●「オペル・ブリッツ」とは異なり、曲線で構成された優美なデザインは、単品コレクションでも異彩を放ち、ジオラマシーンにおいても、今までのドイツ車両には無い存在感を示す事でしょう
●当時の世界最大の自動車メーカーであるアメリカの「フォード」社は、生産拠点として1931年にドイツに工場を建設(フォード・ヴェルケAG、以下ドイツ・フォード)、乗用車やトラックなどの生産が始まりました(他にもイギリスなどにも工場が作られています)
●1933年にナチス党がドイツの政権を掌握すると、ドイツは軍拡化を推し進めます
●「ドイツ・フォード」は、商売としてドイツ軍に軍用トラックなどを納入し、これはアメリカが第2次大戦に参戦する1941年の12月まで続けられ、その結果同じデザインの「フォード」車両が敵味方に存在するという現象をもたらしました
●アメリカが参戦すると、「ドイツ・フォード」は本国とは異なる路線を進み、従来通りドイツ向け、或いは同盟国向けに車両の生産を継続、ドイツのトラックメーカーでは「オペル」社に次ぐ生産量を記録しています
●「ドイツ フォード V3000S」は、「G917T」「G997T」に続く3tトラックの後継車両に相当し、同じクラスの「オペル・ブリッツ」と並びドイツ軍の主力トラックとして量産され、あらゆる戦線で輸送の重要な柱として活躍しました
●同車は、ドイツ軍内で各種車両のベースに、もしくは後部を装軌式とした「マウルティア」としても広く活用されて、戦後も民間用として引き続き生産が行なわれています【 「ドイツ フォード V3000S カーゴトラック 1941年生産型」のキット内容について 】
●この「ドイツ フォード V3000S カーゴトラック 1941年」を再現したプラスチックモデル組立キット
●キットは、曲線で処理されたエンジングリルやキャビンなどの同車独特のフォルムが再現され、シャープな彫刻によりソフトスキン車両の繊細さも表現された内容となっています
●シャーシのメインフレームは、縦方向のアングル材に横方向の桁が付いている構造が細かなパーツ分割により再現、これに板バネ式サスペンションパーツ、ドライブシャフト、デファレンシャル、排気管パーツを取り付ける構造です
・ 後部のデファレンシャルは2分割されたパーツとなっています
●前部のステアリングケージは4分割式で、前輪の左右のステアリングが可動するようになっています
●タイヤは、細かなトレッドパターンが刻まれたプラ製パーツが付属、 前輪2輪、後輪ダブルタイヤ2輪と、予備タイヤの合計7つが付属しています
・ タイヤは可動式として作製することが可能です
●キャビン部は、底板、フロント部と一体となった天板、後板、そして左右のドアのパーツで構成されています
・ アクセル、クラッチ、ブレーキのペダル類、変速、サイドブレーキのレバー類も細かく再現
・ ドアのパーツは内部が別パーツで、内側の細かな模様が表現されています
・ メーター類を再現するデカールが付属
・ ワイパーはプラ製で、フロント部とは別パーツとなっています
・ 天板の上に取り付ける牽引状態を示す3角形の表示板が付属しています
●エンジンルームは、側面板、天板、ラジエターグリルのパーツで構成されています
・ 天板は、複雑な形状を再現するために、4分割式となっています
●エンジン本体も再現、ラジエター、冷却ファン、ミッション部から伸びる変速レバーなどが表現されています
●ノテックライト、シャベル、ジェリカン及びそのラック、サイドミラーのパーツが付属
●前照灯は、通常のライト状態と、管制用スリットが入った状態とを選択できます
・ 通常のライトを表現する為に、クリアーパーツが用意されています
●荷台の主要部分は、前後面、側面、底面の計5パーツで構成されています
・ 荷台部分は、板状の構造物が繊細な彫刻で表現され、木を固定する継ぎ手などの金属部分は、細かなリベットも再現されています
・ 幌の支柱が2本付属しています
●ウィンドー部分や前照灯のガラス部分を再現するクリアーパーツが付属しています
●マーキングは、4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明(ロシア / 1942年夏)
・ 所属不明(ロシア / 1942年冬)
・ 所属不明(イタリア / 1943年)
・ 「ヘルマンゲーリング」戦車師団(シシリー / 1943年6月)
●説明書の塗装指示に基づくナンバープレート、部隊記号などを再現するデカールが付属
●2011年 完全新金型