ドイツ 装甲擲弾兵 アルンヘムの戦い 1944
「ドイツ 装甲擲弾兵 アルンヘムの戦い 1944 (プラモデル) (ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6648 )」です
●第2次世界大戦後期におけるドイツ軍の武装親衛隊兵士4体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「アルンヘムの戦い(マーケット・ガーデン作戦)」でのワンシーンを表現した内容となっています
●フィギュアの原型を作製したのは平野義高氏で、同氏の誇る高い考証力と造形力が反映されたキットです
●1944年9月に開始された連合軍の「マーケット・ガーデン作戦」は、ドイツ占領下のオランダのアルンヘムに地上部隊を突進させるために発起された作戦です
・ アルンヘムは地理上、ドイツの重工業を支える一大工業地帯「ルール地方」の玄関口に相当し、同地を占領することはドイツの命運を左右しました
●オランダの地形は、低地が多くて進撃路が限られ、橋梁が多いという障害を克服するために地上部隊の進路上に空挺部隊による拠点確保(絨毯を敷くと言われました)が大規模に行なわれました
●アルンヘムには「イギリス 第1空挺師団」と「ポーランド 第1空挺旅団」が降下、アルンヘムの橋梁を巡って激しい攻防戦が繰広げられることとなります
●アルンヘム地域には、「SS第2戦車軍団(SS第9及び第10戦車師団)」が再編のために休養していましたが、この部隊はノルマンディ戦で消耗しており、総兵力は実質半個師団程度でした
●ただし、この地域にはドイツ軍の後方部隊や訓練部隊などが点在しており、その増援によって軽装備の空挺部隊は橋梁を完全に占領することはできず、地上部隊の進撃の遅れも影響し、作戦は失敗に終わることとなります
●この「アルンヘムの戦い」での「ドイツ 武装親衛隊」の兵士を再現しており、擲弾兵は周囲を警戒し、戦車兵の2人はイギリス空挺部隊との戦闘で負傷して互いに支え合う姿、下士官兵は戦利品を得意そうに見せているシーンが表されています
・ このキットの4体のフィギュアはアルンヘムの決死の戦闘シーンを再現するのに最適ですが、もちろん大戦後半の様々な戦域でのシーンに流用が可能です
●服装は、擲弾兵が「迷彩スモック」を着用し、戦車兵の2体が「迷彩戦車服」、下士官兵は「M43 野戦服」と装甲部隊用のズボンを着用、「規格帽」を被った姿となっています
・ 戦車兵の服装は「迷彩戦車服」となっていますが、この服のデザインは通常の黒色の戦車服などと同じですので、塗装によりこの黒服やフィールドグレー地の装甲兵服に変更できます(迷彩戦車服の支給は1944年からですので、他に流用する場合は注意して下さい)
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成で、「M43 野戦服」と「迷彩スモック」の裾の部分は別パーツ化され、立体感在る造形となっています
各「フィギュア」について
●擲弾兵のフィギュアは、ライフルを両手で持って警戒するように静止もしくはゆっくりと歩いているポーズとなっています
●戦車兵のフィギュアの2体は、1体が腕を、1体が頭を負傷し、互いに支えながらゆっくりと歩いているポーズです
●下士官兵のフィギュアは、タバコ(場面設定から考えると捕獲品)を戦友に分けているポーズが再現されています
・ このフィギュアは、武装親衛隊の将校用のバックルを着けていますので、下士官でも高位の階級を持つ兵士でしょう
・ また、この兵士フィギュアの野戦服と装甲部隊用のズボンという組合せは、戦車部隊の後方要員か装甲擲弾兵のハーフトラック乗員などを表現していると思われます
●ドラゴンGEN2用Gランナーと、武装Wランナーとが付属、ドイツ兵フィギュアの一部の装備品は、このパーツの中から選択して使用します
<ドラゴン GEN2用 Gランナー>
・ ヘルメット ×4
・ 双眼鏡 ×1
・ P-38 ピストル ×1
・ P-08 ピストル ×1
・ 飯盒 ×4
・ 柄付き手榴弾 ×3
・ MP-40用マガジンポーチ(2種) ×2
・ MP-43用マガジンポーチ ×2
・ P-38用ホルスター ×1
・ P-08用ホルスター ×1
・ ワルサーPPK用ホルスター ×1
・ 機関銃用工具入れ ×1
・ 雑嚢 ×4
・ マップケース ×1
・ ポンチョ ×4
・ 防毒シート ×4
・ モーゼル Kar98k用マガジンポーチ ×6
・ 銃剣 ×4
・ ガスマスクケース ×4
・ 水筒 ×4
<ドラゴン 武装 Wランナー>
・ モーゼル Kar98k ライフル ×4
・ MP-38 ×1
・ MP-40 ×1
・ MP-40(ストック展開状態) ×1
・ MP38、MP-40用予備マガジン ×2
・ モーゼル Kar98k用5連弾クリップ ×4
・ 銃剣付き携帯シャベル ×5
●2011年 フィギュアランナー完全新金型 (平野義高氏原型 第2弾)