九六式 25mm 連装機銃
「九六式 25mm 連装機銃 (プラモデル) (ファインモールド 1/350 ナノ・ドレッド シリーズ No.WZ006 )」です
●帝国海軍の「96式 25mm連装機銃」を1/350のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット【 「96式 25mm機銃」について 】
●「25mm機銃」は、フランスのオチキス社の「25mm機関砲」をベースとして開発されたガス圧作動方式、弾倉給弾式の対空機銃で、1936年に制式採用、帝国海軍の各種艦艇に搭載されました
・ 帝国海軍では、40mm径以上のクラスを「機関砲」と呼び、それ以下のクラスは「機銃」と呼称しました
・ これに対して、帝国陸軍では12.7mm以上のクラスを「機関砲」としています
●この「25mm機銃」は、当時採用していた「毘式 40mm機関砲」よりも性能的に優れ、同砲と交換する形で艦への搭載が進められました
●太平洋戦争が開戦すると、対空兵装の必要性が高まり、各艦は同機銃の増設が繰り返されており、「93式 13mm機銃」と共に帝国海軍を代表する対空機銃となります
●ただ、アメリカ海軍などが採用した「ボフォース 40mm機関砲」と比べると、弾頭の威力は弱く、更に有効射程も短いために急降下爆撃機の降下前や、戦闘機の機銃掃射の前に有効弾を与えることが難しく、苦戦を強いられました
●しかし、機銃自体がコンパクトな分、生産性に優れ、設置するスペースと強度も小さくすることができました
●連装式、3連装式は発射速度を高めるために使用されたタイプで、機銃架の両側に操作員座席が有り、1名が仰俯角、1名が左右旋回を担当しました
●この連装式、3連装式は、安定的な射撃を行うことができるのが特徴で、射撃指揮所からの指示によって弾幕を形成する方式でした
●太平洋戦争後期では、その操作員座席の前に防盾が設置され、敵航空機の機銃掃射や爆弾の弾片への防御となっています
●単装式は、肩当て式により1名で操作(弾薬手は必要)するタイプで、操作ハンドルを使用して照準する連装式、3連装式と比べて目標追従能力に優れているのが特徴です
●この単装式は、その必要な操作スペースの小ささから手軽な対空兵装強化策として用いられ、戦争後期には多くの艦艇に装備されています
【 「九六式 25mm 連装機銃」のキット内容について 】
●この帝国海軍の「96式 25mm機銃」の「連装型」を再現したプラチックモデル組立てキットです
●ファインモールド社「ナノ・ドレッドシリーズ」としてプラパーツの成型技術力の限界に挑戦、レーザー加工によるハイディテールな彫刻を施した高い精度を持つパーツセットとなっています
●1/350スケールの帝国海軍の艦船モデルのディテールアップに使用することで、より細かなディテールを持つモデルの製作への大いなる助けとなることでしょう
●「96式 25mm連装機銃」は「銃身部」「銃架」「防盾」の3ブロックで構成されています
●銃身部は連装式に一体成型され、上部の弾倉も再現されています
・ 先端のフラッシュハイダーの膨らみ、基部の放熱部分の太さも再現
・ 銃身部は直径0.28mmです
●銃架は、前後分割式です
・ 後部パーツには操作員席が一体成型
・ 前部パーツには、操作ハンドルなどが再現
・ 銃架下部には、船体に取り付け用のダボが付いています
●防盾は、1パーツで再現され、その取り付けの有無は選択式となっています
・ 防盾パーツの厚みは0.3mmで、薄さを再現
●機銃用の弾薬箱8個が付属
【 「九六式 25mm 連装機銃」のパッケージ内容 】
・ 「96式 25mm連装機銃」 ×8
・ 同機銃用防盾パーツ ×8
・ 機銃用弾薬箱 ×8
【 「九六式 25mm 連装機銃」の対応艦艇 】
・ 大戦中における帝国海軍の艦艇ほぼ全て
●製品素材 : ABS、PS
●取り付け・塗装方法
・ パーツの切り離しにはデザインナイフなどをご利用下さい
・ パーツの取り付けには、少量のプラスチックモデル用接着剤を設置面に塗布した上、ピンセットを用いて取り付けます
・ 塗装は、精密なディテールを活かすためエアブラシを用いた吹き付け塗装をお薦めします
・ 銃身が曲がった場合には、ピンセットなどを用いて修正する事が可能です
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●「1/350スケール プラスチックパーツ ナノ・ドレッド シリーズ」について
・ 艦船モデルは、縮尺が小さいために、その細部の表現にはエッチングパーツが適しています
・ しかし、エッチングパーツは金属板を加工したものであり、立体物の造形としては厚みが不足するというのも事実です
・ また、エッチングパーツの加工には高度な技術が必要であり、それらの解答とも言えるのがファインモールド社の「ナノ・ドレッドシリーズ」です
・ 同シリーズは、細部パーツをプラパーツ(ABS)にて再現、同社が所有する3次元レーザー彫刻機による金型への微細加工と、ナノテク領域を扱う工業用プラスチック部品開発・製造会社の協力とによって実現し、プラパーツの成型技術の限界に挑戦するディテールによって、艦船モデルの細部を表現する究極のディテールアップパーツキットです