ソビエト BTR-60P 装甲兵員輸送車
「ソビエト BTR-60P 装甲兵員輸送車 （プラモデル） (トランペッター 1/35 ＡＦＶシリーズ No.01542 )」です
●「ソビエト軍 BTR-60P 装甲兵員輸送車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●冷戦時代におけるソ連軍の主力装輪式装甲兵員輸送車として運用されていた「BTR-60」を再現したキットで、初期生産型のオープントップ式で製造されていた「BTR-60P」を再現しています
●ソ連軍の装輪式装甲車の代表的かつ象徴的なデザインを持つ「BTR-60」、多面形で構成される車体、先鋭的な前面形状をもった「BTR-60P」の特長あるフォルムが再現された内容となっています
●第2次世界大戦時、ソ連軍はアメリカから大量に「M3ハーフトラック」系列の装甲兵員輸送車を供与されましたが、膨大な兵員の輸送には不足し、戦車に跨乗させる「タンクデサント」という方法を取り入れました
・ しかしながら、この「タンクデサント」は、戦車の被弾時に受ける兵員の損害が大きく、数多くの死傷者を出してしまう結果となります
●戦後、歩兵部隊の機械化に取り組んだソ連軍は国産初の兵員輸送車として「BTR-152」を開発します
●この「BTR-152」は「M3ハーフトラック」のデザインを踏襲しながらも、ハーフトラック式ではなく装輪式へと変更をしています
●この一方で、ソ連軍では不整地踏破能力の高い装軌式の兵員輸送車の開発も行っており、「BTR-50」が制式化されますが、装軌車両で兵員輸送の全てを賄うのは財政的に困難であり、「BTR-152」の後継車両の開発が進められることになります
●このような状況の下で1959年に誕生した装輪式の兵員輸送車が「BTR-60」で、トラックに装甲板を付けたようなシルエットを持つ「BTR-152」と比べ、多面形で構成された洗練された車体デザインを持っており、このデザインは同時に優れた防御力を有する事につながっています
●また、装輪式の足周りも6輪式から8輪式へと変更、サスペンションの性能も向上し、不整地での走行性能を向上させることに成功しています
●ソ連軍は1966年に制式化された装軌式の歩兵戦闘車「BMP-1」と、この「BTR-60」とを兵員輸送の柱として大量に配備、ソ連軍の機械化部隊の骨格となりました
・ 戦闘の支援を担いながら輸送も行なう「BMP-1」に対して、「BTR-60」は「戦場タクシー」としての色合いが強く、その軽快な機動力をもって素早く兵員を展開させる役割を担っています
・ このため、「RTR-60P」は戦車などを交えた直接戦闘には不向きであり、兵員の乗降は車体上からしか行なえないなどの欠点も持っていました
●この「BTR-60」はソ連軍だけではなく、ワルシャワ条約軍に広く使われ、現在においてもその姿が見られています
●この「BTR-60P 装甲兵員輸送車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、「BTR-60P」をシャープに再現、車体の溶接跡や複雑な足周りなどが実感豊かに表現されています
●また、「BTR-60P」の特徴でもある車体内部が細かく再現され、オープントップ車両の持つ情報量の多さを楽しむことができる内容となっています
●車体の基本構造は車体上部と下部の2分割式となっています
●車体上部は、エンジンパネルを除いて一体成型されています
・ 側面ドアは別パーツにて再現
・ フロントウィンドーの装甲板は別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
・ 兵員室の射撃ポートの蓋は別パーツ
・ 前照灯、サーチライトのガラス部はクリアーパーツとなっています
●装備される「12.7mm重機関銃」は機銃架、弾薬箱を含めて9パーツで構成されています
・ 機銃のマウントは車体前部と側面に設けられており、その装着箇所が選択できます
●車体下部は、後面パネルを除きバスタブ式に一体成型されています
・各サスペンションユニットは3分割式によりダブルウィッシュボーン式サスペンションの構造が再現されています
・ 前4輪の操行装置は各3パーツで構成
・ ダンパー、ショックアブソーバーがパーツ化されています
●タイヤはホイール部とゴム部とが別パーツとなっています
・ ゴムの部分はラバー製で、複雑なトレッドパターンが表現されています
●車体内部が細かく再現されています
・ 操縦席、兵員室の床面、内部側面、エンジン隔壁がパーツ化
・ 兵員用のベンチシートが再現
●操縦席の内側部分が細かなパーツ構成で再現されています
・ 操縦席、助手席は各10パーツで構成され、ディテールが細かく表現されています
・ 各種レバー、ペダル類が再現
・ メーターパネルはディテールが表現されており、メーター部分を再現するデカールが付属しています
・ ヒーターユニット、無線器などがパーツ化
・ フロントウィンドーを再現するクリアーパーツが用意されています
・ ペリスコープはクリアーパーツとなっています
●ペリスコープやフロントウィンドー、ライトのガラス部分などを再現するクリアーパーツが付属
●機銃マウント部や細部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
●マーキングは、3種類の塗装例（ロシアングリーン単色塗装、ロシアングリーンとサンドブラウンとの2色迷彩、ライトグリーンの単色塗装）が説明書に記載されており、塗装例に基づく、部隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
●全長 ： 206mm
●全幅 ： 81mm
●全パーツ ： 450pcs
●2011年 完全新金型第1弾
