フォッケウルフ Fw190F-8 w/BT700 魚雷型爆弾
「フォッケウルフ Fw190F-8 w/BT700 魚雷型爆弾 (プラモデル) (ハセガワ 1/48 飛行機 限定生産 No.09950 )」です
●「フォッケウルフ Fw190F-8 w/BT700 魚雷型爆弾」です
●「フォッケウルフ Fw190F-8」と「BT700 魚雷型爆弾」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●特殊な対艦用爆弾で、通常の爆弾よりも離れた位置から投下可能で、水中を魚雷よりも早く進み、敵艦に回避の余裕を与えない「BT700 魚雷型爆弾」と、発射母機となる「フォッケウルフ Fw190F-8」を再現した内容となっています
●ジャイロを利用したアナログコンピューター「TAS(急降下及び低高度爆撃用自動装置)」を始めとする「BT700 魚雷型爆弾搭載型 Fw190F-8」用の追加装備を再現したレジンパーツがセットされています
●ハセガワ社製「フォッケウルフ Fw190A-8」のキットをベースとし、レジン・エッチングパーツで構成された「BT700 魚雷型爆弾」をセットした、デカール替えバリエーションキットとなります
●「BT700 魚雷型爆弾搭載型 Fw190F-8」の技術的解説と「魚雷型爆弾」各種を詳しく解説した解説シートが付属しています【 「BT700 魚雷型爆弾搭載型 Fw190F-8」について 】
●「フォッケウルフ Fw190A-8」は、機首延長や軽量主翼の採用、武装の強化を経て辿り着いた「フォッケウルフ Fw190A」シリーズの完成型であり、最多量産型となるモデルです
●前型「A-7」からの最大の変更点はコクピット後方に新設された多目的燃料タンクの追加で、増加タンクとしての役割の一方、パワーブースト用の燃料タンクとしても使用が可能でした
●性能的に円熟した「フォッケウルフ Fw190A-8」は、その余剰出力を活かし、様々な機外装備品のテストベッドとしても活躍しました
●対艦用の魚雷型爆弾を搭載した「Fw190F-8」もその一つで、先端を平らにした細長い円錐状の弾頭を装備した魚雷型爆弾は、通常の爆弾より遠距離での投弾が可能で、魚雷の約3倍のスピードで水中を進み、敵艦に回避の余裕を与えないメリットがありました
●「魚雷型爆弾」は重量別に数種類のタイプが存在し、小型に分類されるグループは単発戦闘機への搭載が前提とされ、その最大型が「BT700」で、下側のフィンが地面をこすらないように折り畳まれる工夫が成されていました
●「魚雷型爆弾」は動力を持たないため、時速500km/hの高速で20度から40度の降下角度で投弾する必要があり、高速性に優れ、タフな機体構造を持つ「フォッケウルフ Fw190A-8」は搭載母機として格好の機体だったと考えられます
●また、この投弾には的確なタイミングが重要であったため、ジャイロを利用したアナログコンピューター「TAS(急降下及び低高度爆撃用自動装置)」が開発され、照準器「EZ42」などと組み合わせて運用されていました
●戦況の逼迫から1945年2月には研究が中止されましたが、一説では東部戦線において第200爆撃航空団第3中隊が残存していた「魚雷型爆弾」を実戦使用したとする説もあり、その母機としての「フォッケウルフ Fw190A-8」が使用されたとも言われています【 「フォッケウルフ Fw190F-8 w/BT700 魚雷型爆弾」のキット内容について 】
●この「フォッケウルフ Fw190A-8」と「BT700 魚雷型爆弾」を再現したプラスチックモデル組立キット
●「フォッケウルフ Fw190A-8」の機体胴体部は左右分割のパーツで構成、カウリング部、主翼部、水平尾翼部は別ブロック化して構成されています
・ 機体パーツ全体にはハセガワらしい繊細なパネルラインが凹モールドで再現されています
●カウリング部は上下分割のパーツ及び正面のリング部で構成、排気管とバルジ部などは別パーツ化して再現しています
・ 「BMW810D-2 エンジン」はカウル正面から見える範囲で再現、プロペラマウント、冷却ファンなどは別パーツ化されています
●3翅のプロペラをワンピースで再現、プロペラブレードを基部とスピナーで挟み込む構成となっています
・ プロペラはエンジン内部のポリキャップに差し込む形となっており、回転させる事が可能です
●主翼は上下分割のパーツで構成
・ 主翼内部には変形防止用の桁パーツとなる脚庫内壁を挟み込む構成となっています
・ 外翼部の整備ハッチは別パーツ化されています
・ 内翼部のMG151/20機関砲の砲身は別パーツにて再現され、脚庫内を貫通する形で再現されています
・ ピトー管も別パーツにて再現されています
・ 翼端灯はクリアパーツで再現されています
●水平尾翼は一体成型のパーツで再現されています
・ 水平尾翼の差込部は左右が噛み合う形となっており、2枚がきっちり水平になる様に構成されています
●主脚部は脚柱、タイヤ、トルクアーム、サポート、カバーをそれぞれ独立したパーツで再現、「駐機状態」を再現しています
・ タイヤはホイールを含めた一体成型のパーツで再現、ホイール形状は彫刻にて再現されています
・ 尾輪部は脚柱とタイヤとの分割型で再現されています
●キャノピーは2ピースのクリアパーツで再現、開閉状態を選択して再現することができます
・ 後部キャノピーは後期量産型に装備された頂部にふくらみのある「ガーランド・パンツァー」が再現されています
・ キャノピーフレームのラインが彫刻にて再現されています
●コクピット部は独立したブロックで構成されており、コクピットブロックを機体胴体パーツで挟み込む形となっています
・ コクピット内は、計器盤、照準器、操縦桿、サイドコンソール、フットペダル、ヘッドレストなどが再現されています
・ 計器盤パネル上のメーター類の枠が繊細な彫刻で再現されています
・ パネル基部をレジン製「TSA2」と交換する形になっているほか、「調整装置」「スロットル」など、「魚雷型爆弾」搭載機専用の装備がレジンパーツで追加されています
・ 計器類パネルのメーター面などを再現したデカールが付属
・ 照準器は「EZ42」がレジンパーツで再現、反射部はクリアパーツで構成されています
・ 搭乗用ステップが別パーツにて再現されており、展開・収納を選択して組み立てる事ができます
●「フォッケウルフ Fw190A-8」の機外兵装として
・ BT700 魚雷型爆弾 ×1
が付属しています
●「BT700 魚雷型爆弾」と搭載架はレジン製、フィンはエッチングパーツで再現しています
・ 「Fw190A-8」用の揺れ止め、照準器はレジン製パーツで再現しています
●「フォッケウルフ Fw190F-8 w/BT700 魚雷型爆弾」用のマーキングとして
・ 第4地上襲撃航空団 第2中隊 「赤10」 (イタリア/1944年:想定塗装 )
・ 第200爆撃航空団 第11中隊 所属機 「LV」 (1945年/想定塗装 )
・ 第200爆撃航空団 第11中隊 所属機 「グレー11」 (1945年/想定塗装 )
の3種類が組立説明書内に指示されており、付属のデカールを使用して、いずれか1機種を再現することができます
●機体番号、国籍マーク、尾翼上の国籍マーク、コードレター、部隊マーク、識別帯、コーションデータのステンシル類を再現したデカールが付属しています
●「BT700 魚雷型爆弾搭載型 Fw190F-8」の技術的解説と「魚雷型爆弾」各種を解説した解説シートが付属しています(解説・図版:國江隆夫/モノクロ4ページ)
●限定品