クロムウェル Mk.4
「クロムウェル Mk.4 (プラモデル) (エース コーポレーション 1/72 HOBBY MODEL KIT No.旧3323 )」です
●「クロムウェル Mk.4」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦後期におけるイギリス軍の主力巡航戦車「クロムウェル Mk.4」を再現したキットです【 「クロムウェル MK.4」について 】
●巡航戦車「クロムウェル」は、巡航戦車「クルセイダー」の試作車が完成した段階の1941年に後継車両として開発が開始されました
●1942年には試作車が完成、数々のテストを繰り返し、1943年1月に量産が開始されます
●「クロムウェル」は、「スピットファイア」に搭載された「ロールスロイス」社の「マーリン」エンジンを車載用に改造した「ミーティア」エンジンを搭載、足回りは前身の「クルセイダー」に使用された「クリスティーサスペンション」を採用し、極めて良好な機動性を誇っていました
●この巡航戦車「クロムウェル」は、本来イギリス軍の主力戦車となるべき存在として開発されましたが、量産が開始された頃のはアメリカの「M4シャーマン」系列が戦車部隊の主力の座を占めていました
●タイトな設計の「クロムウェル」に対して、「M4シャーマン」は余裕の有る構造で汎用性が高く、機動性能のみが突出していた「クロムウェル」は、主に機動力を重視する偵察部隊に配備されることとなります
●「クロムウェル Mk.4」は、同シリーズの代表的な型式で、「クロムウェル Mk.1」が「6ポンド砲」を装備したのに対して「75mm砲」を搭載しているのが特徴です
・ 「クロムウェル Mk.2、Mk.3」は、マイナーチェンジタイプです
●「クロムウェル Mk.4」は、「ノルマンディ戦」から実戦に参加、その機動力から活躍しましたが、ドイツ戦車に対しては火力不足の印象が拭えず、苦戦を強いられました
・ 「クロムウェル」の後継として同車を拡大した車体を持ち、「17ポンド砲」を搭載した「コメット」が大戦末期に登場しましたが、その頃にはドイツ戦車部隊は壊滅していました【 「クロムウェル MK.4」のキット内容について 】
●この「クロムウェル MK.4」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、「クロムウェル Mk.4」をシャープに再現、ミニスケールらしい省略がされていながらも、各部のボルト、フェンダーのプレス構造、各部のディテールなど同車の特徴が表現された内容となっています
●また、各モールドはかっちりとした印象となっており、スケールキットならではの「クロムウェル Mk.4」の姿を楽しむことができるでしょう
●「75mm砲」の砲身は、マズルブレーキも含めて一体成型されています
・ マズルブレーキの側面口は開口処理済みです
●砲塔は、本体部分が上下分割式で、これに各面の装甲板を貼り付ける構成となっています
・ 特徴的な砲塔の大型ボルトが再現されています
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 同軸機銃は別パーツとなっています
・ 砲塔は左右旋回可能です
●「クロムウェル Mk.4」の車体上部はフェンダーも含めて一体成型されています
・ 戦闘室前面板、後部側面板などは別パーツです
・ 前方機銃は別パーツにて再現
・ 前照灯及びガード部は別パーツとなっています
・ フェンダー上部の雑具箱は、それぞれ1パーツで構成されています
・ フェンダー側面のサイドスカートは別パーツです
・ 車載工具類、消火器は車体パーツにモールドで再現
・ エンジングリルカバーノパーツが付属、選択して使用できます
●車体下部は、各パネルを組み合わせる箱組み方式で、これに外側の側面装甲板を貼り付ける構成となっています
・ 側面装甲板を貼り付けることで「クリスティーサスペンション」の外部構造が表現されています
・ サスペンションアームは車体に一体成型にて再現
・ 各転輪は左右分割式です
・ 車体前後の牽引フックは別パーツとなっています
●履帯は、プラパーツにより一部連結式です
・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツで形成されています
●車体前部に装着される「ヘッジローカッター」が付属、その有無を選択できます
・ 「ヘッジローカッター」は1パーツで構成されています
●マーキングは、イギリス陸軍など2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第11機甲師団 (フランス / 1944年7月)
・ 第1ポーランド機甲師団 本部中隊
●説明書のマーキング指示に基づく、国籍マーク、部隊表記、重量表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています