ルクレール (T.5)
「ルクレール (T.5) (プラモデル) (エース コーポレーション 1/72 HOBBY MODEL KIT No.3331 )」です
●「ルクレール (T.5)」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●現用のフランス軍の主力戦車「ルクレール」戦車を再現したキットです
●如何にも未来の戦車的なデザインを彷彿させる「ルクレール」を再現、まるでステルス性を持ったような平面的で凹凸が少なく、のっぺりとした同車の形状が表現された内容となっています【 「ルクレール」について 】
●1977年、フランスは当時主力戦車として運用していた「AMX-30」の後継車両の開発を開始しました
●当初は、ドイツとの協同開発が行なわれましたが、「AMX-30」の開発の際にドイツ(ドイツ側「レオパルド」戦車)との方針や思惑の違いにより独自開発へと進んだように、両国の違いは埋まらず、この計画は中止されます
●これにより、フランスは独自で新型戦車の開発を行なうことになりましたが、戦車の開発は莫大な費用を必要とし、結局アラブ首長国連邦(UAE)との協同という形となりました
●1986年に最初の試作車が完成、数々のテストを繰り返しながら、1990年に制式採用、量産が開始されました
●「ルクレール」は、西側諸国の多くが採用している「ラインメタル」社製の「120mm砲」ではなく、フランスのオリジナルの「120mm砲」を搭載、自動装填装置により高い行進間射撃能力を持ちます
●装甲は、世界で始めてモジュラー装甲を採用、将来のアップデートへの対応や、損傷時における交換ということが可能となりました
●また、同車の特徴の一つとしてベトロニクスと呼ばれるコンピューターによる情報処理システムを搭載しており、各射撃装置の管制、部隊間の情報の共有ができるようになっています
●これらの高い性能から「ルクレール」は戦後「第3.5世代」戦車と呼ばれて高評価(「M1 エイブラムス」、「レオパルド2」などは「第3世代」戦車)を得ていますが、現在での採用国はフランスとアラブ首長国連邦の2カ国に止まっています【 「ルクレール (T.5)」のキット内容について 】
●この「ルクレール」戦車を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「ルクレール」をシャープに再現、平面で構成された砲塔と車体は、ミニスケールに沿った省略や一体成型が図られ、パーツ数が少ないながらも同車が持つ特徴と細部が的確に表現されています
●「ルクレール」の車体上に施されたモールドは、精密感溢れたシャープな彫刻となっており、スケールモデルキットとしてかなりハイレベルなクオリティーを持っています
●「120mm砲」の砲身は左右分割式で、砲身基部のキャンバス部分も表現されています
・ 防盾は1パーツで構成されています
●砲塔は、上部、下部、後面パネルの3分割式です
・ 砲手用照準サイトは、砲塔パーツ裏側に取り付けるパーツにより表現、サイトのカバーは開閉状態が選択できます
・ 車長用の視察サイトは別パーツにて再現
・ 車長ハッチ、砲手ハッチは別パーツで開閉状態が選択式です
・ 後部のバスケット、雑具箱は別パーツです
・ 同軸機銃、砲塔上部の機銃、弾薬箱がパーツ化されています
●「ルクレール」の車体は、車体上部、車体下部、後面パネルの3ブロックで構成されています
●車体上部は、上面、側面、前面の4パーツで構成されています
・ 操縦手ハッチは車体パーツにモールドで再現
・ 前照灯は別パーツで再現
・ 前部及び後部の牽引フックは別パーツとなっています
●車体下部は、前部と底面が一体成型され、これに側面パネルを接着する構成となっています
・ 側面パネルには、サスペンションアームなどが一体成型されています
・ 各転輪は左右分割式です
・ 起動輪は3分割式です
●履帯は、プラパーツによる一部連結式履帯が付属しています
・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツとなっています
●車体後面パネルは、後部のマッドフラップも含めて一体成型されています
・ 排気管は左右分割式です
・ 補助燃料タンクは、本体が4分割式、基部は左右2分割式です
・ 牽引ワイヤーは別パーツとなっています
●サイドスカートは1パーツで構成されています
●マーキングは、2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ フランス陸軍 コソボ平和維持軍(KFOR)(コソボ / 1999年)
・ フランス陸軍(フランス国内)
●説明書のマーキング指示に基づく、シェブロンマーク、パーソナルネーム、重量表記、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています