ドイツ軍 ロケット兵器と遠隔誘導車輌
「ドイツ軍 ロケット兵器と遠隔誘導車輌 (別冊) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.L-12/26 )」です
●「ドイツ ロケット兵器と遠隔誘導車輌」です
(2011年10月25日発売)
●第2次世界大戦時、ドイツ軍が開発した「ロケット兵器」と「遠隔誘導車両」にスポットをあて解説した資料集です【 ドイツ軍における「ロケット兵器」と「遠隔誘導車輌」について 】
●ドイツ軍では、戦前からロケット兵器の開発に熱心で、第2次世界大戦においては大量にロケット砲を運用、支援兵器として活躍を果たします
●このロケット砲は、射程が短く、命中精度が低いという欠点を持っていましたが、生産コストが低いために多くの砲を揃えることができ、ドイツ軍にとっては欠かすことが出来ない存在となります
●ドイツ軍のロケット砲は大口径を採用しているのが特徴で、その炸薬量の大きさから命中精度の低さをカバーし、構造的には弾の安定のための多くの噴射ノズルを付けることができるという利点がありました
●一方、ドイツ軍では敵の防御拠点の破壊や地雷原の啓開のために爆薬を装備した遠隔誘導車両を使用、その母車として戦車も充てられました
●このような誘導車両は、「クルスク戦」「ワルシャワ鎮圧戦」などで活躍、目標地点までに到達できればその大きな破壊力は絶大な威力を示しています
●このドイツ軍が開発、運用したロケット兵器と遠隔誘導車両を解説、多くの写真を交えてその全貌を紹介します【 「ドイツ ロケット兵器と遠隔誘導車輌」の内容目次 】
●第2次世界大戦 ドイツ軍ロケット兵器
・ 15cmロケット「Do兵器38」
・ 15cmロケット「パンツァーベルファー 42」
・ ソミュール博物館の「パンツァーベルファー 42」のディテール
・ 21cmロケット「ネーヴェルベルファー 42」
・ 28/32cmロケット「重ヴォルフ機材 40」と「41」
・ 28/32cmロケット「ネーヴェルベルファー 41」
・ 28/32cmロケット「重ヴェルフラーメン 40」
・ 30cmロケット「ネーヴェルベルファー 42」「ラケーテンヴェルファー 56」
・ 8.8cmロケット「ラケーテンヴェルファー 43 ピュッピュヘン」
・ 38cmロケット「シュトルムティーガー」
●第2次世界大戦 ドイツ軍遠隔操縦車両
・ 無線誘導車両
・ 有線誘導車両
・ 爆薬運搬車両の部隊編成と作戦使用【 「ドイツ ロケット兵器と遠隔誘導車輌」の内容について 】
■第2次世界大戦 ドイツ軍ロケット兵器 (54ページ)
●15cmロケット「Do兵器 38」
・ 空挺部隊で少数が使用された「Do兵器38」を解説
●15cmロケット「パンツァーベルファー 42」
・ 15cmロケット砲「ネーヴェルベルファー 41」は、軽便かつ威力の高い兵器として有効性が認められましたが、一方で短射程から自走化が望まれ、「オペル・マウルティア」の車体をベースに装甲ボディで覆われたロケット自走砲「パンツァーベルファー 42」が登場します
・ この「パンツァーベルファー 42」を多くの実車と共に解説、戦場での運用状況も収録されています
・ また、武装親衛隊向け車両としてソ連軍の「カチューシャ」をコピーし、これを「パンツァーベルファー 42」と同じ車体に装備した「8cmロケット自走ロケット砲」も解説、貴重な実車写真と図面によりこれを紹介します
●ソミュール博物館の「パンツァーベルファー 42」のディテール
・ フランスの「ソミュール博物館」の現存する「パンツァーベルファー42」の実車写真を公開、そのディテールや内部の写真などが掲載されています
●21cmロケット「ネーヴェルベルファー 42」
・ 15cmロケット砲「ネーヴェルベルファー 41」を大型化した兵器、21cmロケット「ネーヴェルベルファー 42」を解説します
●28/32cmロケット「重ヴォルフ機材 40」と「41」
・ 「ネーヴェルベルファー」は、筒型のランチャーを装備し、対戦車砲の砲架を利用した本格的な兵器でしたが、より簡素なロケット砲「重ヴォルフ機材 40」と「41」も運用されました
・ 同兵器は、木製、もしくは金属製の枠の収められたロケット砲を極めて簡単な砲架により射撃するもので、簡易型の兵器として成功作となります
・ この「重ヴォルフ機材 40」と「41」を解説、実戦での使用例も収められています
●28/32cmロケット「ネーヴェルベルファー 41」
・ 「重ヴォルフ機材 40」と「41」の本格版である28/32cmロケット「ネーヴェルベルファー 41」を解説、そのディテールが解る写真も収録されています
●28/32cmロケット「重ヴェルフラーメン 40」
・ 「重ヴォルフ機材 40」と「41」も自走化が進められ、既存のハーフトラックの側面にランチャーを取り付ける方法が採られました
・ この自走砲である28/32cmロケット「重ヴェルフラーメン 40」を解説します
●30cmロケット「ネーヴェルベルファー 42」「ラケーテンヴェルファー 56」
・ 地上設置式のロケット砲では、ドイツ軍の最大口径となる30cmロケット「ネーヴェルベルファー 42」と「ラケーテンヴェルファー 56」を解説、大戦後期に登場した同兵器に迫ります
●8.8cmロケット「ラケーテンヴェルファー 43 ピュッピュヘン」
・ 対戦車ロケット砲「パンツァーシュレック」の据え置き式型となる「ラケーテンヴェルファー 43 ピュッピュヘン」を解説します
●38cmロケット「シュトルムティーガー」
・ 究極のロケット兵器である「シュトルムティーガー」、重装甲で身を纏い、38cmという大口径のロケット砲を備えた同車を実車写真を交えて紹介します
■第2次大戦 ドイツ軍遠隔操縦車輌
●無線誘導車両 (24ページ)
・ 無線誘導型の「B1~B4型」を、開発過程から構造を解説
・ 現存する実車の写真を交えて詳細に紹介します
・ また、少数生産型である「NSU中型爆薬運搬車 シュプリンガー」、「水陸両用型B2 エンテ」、「B4型」の派生型も収録されています
●有線誘導車両 (7ページ)
・ 「ゴリアテ」軽爆薬運搬車輌を解説
・ 捕獲された「ゴリアテ」や、戦場での写真、珍しい実戦での使用写真などが収録されています
●爆薬運搬車両の部隊編成と作戦使用 (9ページ)
・ 爆薬運搬車輌の部隊編成と作戦使用として、遠隔操縦車輌を装備した大隊と中隊の戦歴と編成等を中心に解説
・ 各部隊のマーキングも掲載されています【 「ドイツ ロケット兵器と遠隔誘導車輌」奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全96ページ / モノクロ写真218枚掲載
●発行日 : 2011年11月1日
●ISBNコード : 4910135021114