アメリカ海兵隊 LVT-4 ウォーター・バッファロー w/アメリカ海兵隊 硫黄島 1945
「アメリカ海兵隊 LVT-4 ウォーター・バッファロー w/アメリカ海兵隊 硫黄島 1945 (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFVシリーズ (Super Value Pack) No.9134 )」です
●「アメリカ海兵隊 LVT-4 ウォーター・バッファロー w/アメリカ海兵隊 硫黄島 1945」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカの水陸両用装軌車「LVT-4」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「LVT-4」について 】
●大戦において活躍した水陸両用装軌車輌「LVT」シリーズの祖先となったのが、1930年代の中頃に製作された救難用の水陸両用車輌「アリゲーター」です
●「アリゲーター」の最大の特徴は、履帯上に付いた水掻きにより水上を推進する方式で、他国の水陸両用戦車がスクリュー推進方式を採用したのに対し、動力を切り替える複雑な機能を必要としないという利点を持っていました
●この「アリゲーター」は軍の興味を惹き、1940年には海兵隊用の試作車両が製作され、各種の試験を受け、その改良型が1940年の後半に「LVT-1」として制式化されました
●この「LVT-1」は、試験的意味合いが強い車輌で、前方に大きな操縦キャビンが設置されており、続いて作られた「LVT-2」は、車体上部の前方に装甲化された操縦席が設けられ、この「LVT-2」からが実戦的なタイプとなります
●当初、軍は「LVT」を物資輸送用として位置付け、敵前に上陸する「兵器」としての考慮はされておらず、また、水陸両用としての機能を維持するために厚い装甲は持っていませんでした
●この「LVT」が本格的に実戦に参加したのが「タラワ島上陸作戦」で、上陸用舟艇(「LCVP」)を使用した部隊が珊瑚礁による障害で上陸がままならなかったのと対照的に、「LVT」を使用した部隊は無事上陸を果たし、その有効性を軍に認められました
●しかし、この作戦に使用された「LVT-2」は、防御力の欠点を露呈、投入した車輌の75%が日本軍の砲火による損害を受けてしまうという結果を出してしまいます
●この結果から、装甲を強化した「LVT(A)-2」が登場、そしてこの「LVT(A)-2」を元にエンジンを前部に配置し、後部のランプから乗降が可能な「LVT-4」が1943年から量産化されます
●「LVT-4」は、「LVT」シリーズの完成形であり、太平洋戦域だけではなく、ヨーロッパ戦線へも投入され各種上陸作戦や、渡河作戦に活躍しました【 「WW.2 アメリカ海兵隊 LVT-4 ウォーター・バッファロー w/アメリカ海兵隊 硫黄島 1945」のキット内容について 】
●この「LVT-4」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、イタレリ製の「LVT-4 ウォーターバッファロー」にドラゴン製のアメリカ海兵隊のフィギュアキットをセットしたバリューパックとなっています
・ イタレリらしいパーツ分割で「LVT-4」をシャープに再現、構成するパーツは比較的少なく、履帯もベルト式となっており、同車の姿を気軽に楽しむことができる内容となっています
●「LVT-4」は、車体上部、下部、左右側面部の4ブロックで構成されています
●車体上部は、一体成型となっており、側面板は別パーツです
・ 装甲板の溶接跡が彫刻されています
・ 前部のハッチは車体上部にモールドで再現
・ 車体前部の装甲板は別パーツとなっています
・ 前部の「M2重機関銃」マウント(×2)、側部の「M1919A4機関銃」のマウント(×2)が表現され、「M2重機関銃」のマウント部には防盾パーツが付属しています
●車体下部は、底部、荷物室床、隔壁部の3パーツで構成されています
・ 後部のランプは前後分割式で、開閉状態を選択できます
・ 荷物室床面の木製のスノコは別パーツで、展開状態と跳ね上げた状態とを選択可能です
●側面部は、側面板とスポンソン部との分割式となっています
・ サスペンション部は一体成型されています
・ 起動輪、誘導輪は左右分割式、転輪は各1パーツで構成
・ 履帯はラバー製のベルト式履帯が付属しています
●アメリカ海兵隊員を再現したフィギュアが4体付属しています
●フィギュアは、戦闘中のシーンが表現されています
●フィギュアの内訳は、小銃兵が1体、バズーカ兵が1体、BAR操作兵が1体、火炎放射兵が1体となっています
●フィギュアの服装は、「HBT戦闘服」を着用し、迷彩カバー付きのヘルメットを被った状態が表現されています
・ 服の皺の表現はスケールに沿ったものとなっています
●各「フィギュア」のポーズについて
・ 小銃兵のフィギュアは、両手でライフルを持ち、白兵戦に備えて構えているポーズ
・ バズーカ兵のフィギュアは、片膝を付いてショットガンを射撃しているポーズです
・ BAR操作兵のフィギュアは、両手で「BAR自動小銃」を持って射撃しているポーズ
・ 火炎放射兵のフィギュアは、放射器を両手で持って進んでいるポーズとなっています
●フィギュアに付属の装備品類
・ M1ガーランドライフル(着剣状態) ×1
・ BAR自動小銃 ×1
・ M9ロケットランチャー ×1
・ ウィンチェスターM97ショットガン ×1
・ M2-2火炎放射器 ×1
・ 迷彩カバー付きヘルメット ×4
・ 銃剣 ×3
・ 水筒 ×7
・ 拳銃ホルスター ×1
・ BAR用マガジンポーチ ×6
・ ライフル用マガジンポーチ ×4
など
●マーキングは、アメリカ海兵隊仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第10水陸両用大隊 (硫黄島 イエロービーチ / 1945年)
・ 第79機甲師団 第11連隊 (オランダ / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、車体番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています
●全130パーツ(フィギュアパーツを除く)
●2011年 再販アイテム