アルバトロス D5a ヘルムート・ディルタイ中尉機 Jasta40 1918年
「アルバトロス D5a ヘルムート・ディルタイ中尉機 Jasta40 1918年 (完成品) (コーギー THE AVIATION ARCHIVE No.AA37806 )」です
●「アルバトロス D5a ヘルムート・ディルタイ中尉機 Jasta40 1918年」です
●第1次世界大戦にドイツで採用されていた複葉戦闘機「アルバトロス D5a」を1/48スケールで再現したダイキャスト製完成品モデル
●ドイツ空軍のエースパイロット「ヘルムート・ディルタイ中尉」の最期の乗機の姿を再現した内容となっています
●彩色済みの完成品モデルですので、パッケージから取り出して、一部のパーツを取り付けるだけでディスプレイすることができます 【 「アルバトロス D5a」について 】
●「アルバトロス D5a」は1917年、ドイツ陸軍航空隊に採用された複葉戦闘機です
●「D5a」は、「アルバトロス D」シリーズの最終モデルとなる機体で、第1次世界大戦においてドイツ敗戦の日まで優勢な連合軍航空機を相手に戦い抜いた機体です
●第1次世界大戦は航空機が軍用分野でデビューした大きな戦争で、まだ「ライト・フライヤー」による人類初の動力飛行から約10年しか経ていない時期に、航空機を爆発的に進化させました
●1914年の開戦当時から1918年の終戦まで、連合国と枢軸国には約1年おきに戦局を左右するほどの有力な航空機が登場して優勢・劣勢を繰り返し、2重螺旋を描くように戦況は推移、その度に一方的な撃墜が繰り返されています
●「アルバトロス D」シリーズは旋回性能こそ若干劣ったものの、優れた高速性能を有し、1917年春に絶頂を迎えた枢軸国の航空優勢の主役となりましたが、後継機の登場が遅れ、加えて質・量共に優勢となった連合国相手に奮戦を続けることになります
●「アルバトロス」社の機体は水滴の様な滑らかな胴体を持ち、限られた出力のエンジンしか存在しなかった当時で速度性能を追求するため、可能な限りの空力的洗練が施されていました
●翼の形状は度々改良され、その改良を軸にして「アルバトロス D2」「D3」「D5」「D5a」などのサブタイプが開発されています
●「アルバトロス D」シリーズの絶頂を極めたのは「D3」で、「血の4月」と呼ばれる連合国航空機の大敗北の際の主力機として活躍しましたが、「D3」は、小さくなった下部主翼に翼間支柱が多く設けられないため、急降下時に「翼がばたつく」という悪癖を抱えていました
●この「D3」に更なる空力的洗練を加えたのが「D5」でしたが「翼のばたつき」は完全には払拭できず、更に改良を加えた「5a」に至ってその問題は解消されることになります
●1917年秋に「SE.5」「ソッピース・キャメル」が姿を現すと「アルバトロス D5a」の優位は次第に薄れてしまいます
●また、「D5a」の後継機となる「フォッカー D.7」は、ドイツ国内の疲弊から開発が遅れてしまったため、「D5a」は主力機として第1次大戦終りまでの、性能的に不利な戦況を戦い抜く事になります
●第1次世界大戦で発生した「戦闘機」はそのパイロットをして「大空の騎士」として戦われ、機体は現在では考えられないほど個性的で派手な塗装やマーキングが施されていました
●また、機体を彩る迷彩塗装も様々なものが試みられ、特にその中で目を引くのがドイツやオーストリア・ハンガリー帝国の機体に採り入れられた小さな6角形のパターンを組み合わせ、それぞれが派手な色のブロックとなって構成されている「ローゼンジ迷彩」です
●この「ローゼンジ迷彩」は幾つかのパターンが存在しますが、素材段階の「羽布」に直接プリントが施され、これを主翼の構造材に貼り付ける形で迷彩効果を出しています
・ 当時の迷彩は雲や空に機体を隠蔽するものではなく、空戦時に機体の進行方向を欺瞞する事が目的で、おおよそ迷彩とは思われないほど派手な色で構成されていました
●ドイツ空軍のエースパイロット「ヘルムート・ディルタイ中尉」はドイツ陸軍航空隊「第40戦闘飛行隊」の指揮官として「アルバトロス D5a」に搭乗して活躍しました
●緑の機体に白のストライプ、主翼には「ローゼンジ迷彩」と、正に「大空の騎士」に相応しいいでたちの機体を愛機として、気球を含む計7機の撃墜記録を残しました
●しかし1918年7月9日、フランス北部のリールでイギリス空軍の「アリコ DH9」爆撃機と交戦中、地上放火により撃墜され戦死を遂げます
●それは「大空の騎士」の時代の終焉を物語るものであり、第1次世界大戦中、怪物的に進化した「戦闘機」とそれに対する戦術の進化の帰結として印象付けることができるでしょう【 「アルバトロス D5a ヘルムート・ディルタイ中尉機 Jasta40 1918年」の製品内容について 】
●この「アルバトロス D5a」を再現したダイキャスト製完成品モデル
・ 水滴型の機体にと羽布張り複葉、固定脚という第1次世界大戦末期の複葉戦闘機の姿を再現
・ 機首上面に一部むき出しとなる「メルセデスD3a」液冷エンジンは配管やマフラーを的確に表現しています
・ コクピットの直前にはエンジンを挟み込む形で「シュパンダウ MG08/15 7.92mm機関銃」2丁が本体、エンジンと別パーツで再現されています
・ 翼を構成する羽布は構造材の浮き出た表現をモールドで再現
・ 2枚の主翼の間には翼間支柱が配され、そこに極細の金属線で縦横に「張り線」が施されています
・ 機体全体にある主なパネルラインは凹モールドで再現、スミ入れ処理は施されていません
●「アルバトロス D5a」はドイツ陸軍航空隊「第40戦闘飛行隊」所属の「ヘルムート・ディルタイ中尉」搭乗機のマーキングを再現
・ 明るいグリーンで塗られた胴体に白いストライプを配し、主翼の上下を「ローゼンジ・パターン」と呼ばれる小さな6角形を組み合わせた迷彩で彩った機体が再現されています
・ 主翼を構成する羽布張りには複雑な「ローゼンジ・パターン」が素材の段階で印刷されており、モデルではタンポ印刷で再現されています
・ プロペラの木目やコクピット周囲の保護部分、木製の尾橇も塗り分けにて細かく再現されています
・ ドイツ国籍マークである1917年~1918年当時の「バルケンクロイツ」がタンポ印刷にて再現されています
●キャノピーは開放式
・ コクピットはパイロットシートと操縦桿が再現されています
・ 着座姿勢のパイロットフィギュア×1が付属、シートに着座しています
●ランディングギアは固定脚
・ ランディングギアは脚柱と車輪で構成され、車輪はタイヤとホイールが塗装で再現されています
・ 尾橇も固定式、本体と別パーツで構成され、木部が塗り分けられています
●飛行姿勢で飾る事ができる「ディスプレイスタンド」が付属
●「アルバトロス D5a」の機体サイズ
・ 全幅 : 186mm【 「アルバトロス D5a ヘルムート・ディルタイ中尉機 Jasta40 1918年」のパッケージ内容 】
・ アルバトロス D5a ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
●ダイキャスト製 彩色済完成品モデル
・ 一部プラスチックを使用している箇所があります