F4F & F6F パシフィック エーセス コンボ
「F4F & F6F パシフィック エーセス コンボ (プラモデル) (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.01964 )」です
●「F4F & F6F パシフィック エーセス コンボ」です
●アメリカ海軍所属の艦上戦闘機「F4F ワイルドキャット」と、その後継機である「F6F ヘルキャット」のキットパーツを各1機づつをセット、両機ともに太平洋戦争におけるエースの機体を再現した内容となっています【 「F4F ワイルドキャット」について 】
●アメリカ海軍は1935年11月に、次期艦上戦闘機の競争試作を明示し、これに基づきグラマン社は全金属製単葉複葉形式の「XF4F-1」で応じましたが、グラマン社を除く他社は、全金属製単葉形式の進歩的な設計で応募、これをみて、急遽再設計した単葉形式の「XF4F-2」で改めて競争試作に応じることになります
●しかしながら、採用審査では信頼性の低さが主な原因となり「XF2A-1(後のバッファロー)」に敗れてしまいます
●そこで、グラマン社は1938年10月、「XF4F-2」の大幅な改修型「XF4F-3」を提案し、海軍と試作契約を結ぶ事に成功します
●「XF4F-3」は新たに2段2速加給器を装備して高高度性能を高めた「P&W R1830-76 エンジン」を搭載、主翼、尾翼を全面的に再設計、カウルフラップの追加など細部の改修も行った機体です
●この改修の結果「XF4F-3」は最大速度541km/h、実用上昇限度10,980m、航続距離1,460kmと大幅な性能向上を見せ、多くの陸上戦闘機に対しても運動性の点で勝ることに成功します
●海軍は1939年8月に量産型「F4F-3」を54機発注、さらに開戦が必死となった1941年11月には空母上での運用を考慮して主翼を折り畳み式とした「F4F-4」を1,169機も発注し、大戦初期におけるアメリカ海軍の主力戦闘機として運用されることになります
●この「F4F-4 ワイルドキャット」は、大戦初期に日本海軍零戦隊に苦戦を強いられましたが、戦線の崩壊を食い止め反攻までの時間を稼ぎ、戦局を変える事に貢献しました
●その後、大戦の戦訓を取り入れた「F6F ヘルキャット」や「F4U コルセア」などの後継機が第一線に配備されてからも、ライセンス生産された「FM-1」「FM-2」の機体を含め護衛空母の主力機として使われ続けました
●また、イギリス海軍でも「マートレット」の名称で使用され、ライセンス生産機も含めて7,815機も生産されることになりました【 「F6F ヘルキャット」について 】
●「F6F ヘルキャット」は艦上戦闘機の名門グラマン社が「F4F ワイルドキャット」の後継機として送り出した戦闘機で「F4U コルセア」と並ぶ、第2次大戦後半のアメリカ海軍の主力戦闘機です
●1941年6月30日、「XF6F-1」の試作命令が出され、1942年6月「XF6F-3」が初飛行しました
●しかしこの機体は馬力が不足気味で性能的に満足できるものでなかったので、ただちにエンジンを強力な「P&W R-2800 ダブルワスプ」に換装しました
●量産期の引渡しは1942年11月から開始され、1943年1月には早くも最初の「F6F」部隊「VF-9」が編成され、零戦打倒のトップバッターとして空母エセックス上で訓練が開始されました
●「F6F-3」は1943年までに2,545機が引き渡しされ、252機は貸与協定に基づいて英国に貸与され、1943年7月から英国艦隊機動部隊に配属され、12月には実戦に参加、その一部はインド洋方面で対日作戦に従事もしています
●「F6F-5」は「F6F-3」後期生産型と同じ「R-2800-10W エンジン」を搭載していますが、エンジンカウリング、風防、エルロン、尾部のまわりなどが若干、再設計された生産型の機体です
●また可動風防後方視界用の窓もなくなり、防弾装備も強化されています
●「F6F」はエンジンの出力のわりに機体が大きく、重量も重く、性能的には傑作機と呼べる機体ではありませんでしたが、頑丈で、稼動性が良く、また防弾装備がすぐれていて、被弾によく耐え損耗率が少なかったことと、総生産数12,272機という量の多さと、さらに日本が零戦後継機の開発に手間取ったことが幸いして、実力以上の華々しい戦歴を残すことに成功しています【 「F4F & F6F パシフィック エーセス コンボ」のキット内容について 】
●「F4F ワイルドキャット」のうち、太平洋戦域のアメリカ海兵隊において運用されていた機体を再現した組立キット
●ハセガワ製「F4F-4 ワイルドキャット」のデカール替えバリエーションキットとなります
●「F4F ワイルドキャット」の機体胴体は垂直尾翼を含めた左右分割のパーツで構成、エンジンカウル、主翼、水平尾翼は別ブロック化して再現されています
・ 機体全体にはパネルライン類が凹モールドで再現されています
●エンジンカウルは一体成型のパーツとなっています
・ エンジンの一部を再現したパーツが付属
・ プロペラ部は一体成型のパーツとなっています
●主翼部は上下分割のパーツで構成、水平尾翼は一体成型されたパーツとなっています
●キャノピーはワンピースのクリアパーツで再現、窓枠部分を凸モールドで再現しています
・ コクピットは独立したブロック構成、機体胴体パーツで挟み込む形となっています
・ コクピット内はシート、操縦桿、計器盤が再現されています
・ 計器盤のメーター類はデカールで再現しています
●「F4F ワイルドキャット」の機外兵装として
・ 増槽 ×1
が付属しています
●付属のデカールで
・ アメリカ海兵隊 第121海兵戦闘飛行隊 ジョゼフ・ジェイコブ・フォス大尉 乗機 (50 / ガダルカナル 1942年11月)
・ アメリカ海兵隊 第121海兵戦闘飛行隊 ジョゼフ・ジェイコブ・フォス大尉 乗機 (84 / ガダルカナル 1942年11月)
・ アメリカ海兵隊 第121海兵戦闘飛行隊 ジョゼフ・ジェイコブ・フォス大尉 乗機 (53 / ガダルカナル 1942年11月)
のうち、いずれか1機種を再現することが可能です
●「F4F ワイルドキャット」の機体部の国籍マーク、機体番号などを再現したデカールが付属しています
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●「F6F ヘルキャット」のうち、太平洋に展開した部隊の機体を再現した組立キット
●ハセガワ製「F6F-3/5 ヘルキャット (アメリカ海軍 艦上戦闘機)」のデカール替えバリエーションキットとなります
●「F6F-3 ヘルキャット」「F6F-5 ヘルキャット」の違いをエンジンカウルとキャノピーのみで再現、説明書の指示に従って、いずれか1機首を選択して組立てることができる内容となっています
●機体胴体部は左右分割のパーツで構成、機首エンジンカウル部、主翼部、水平尾翼部は別ブロック化されています
・ 機体パーツには、パネルラインなどがハセガワらしい繊細な凸モールドで再現されています
●エンジンカウルは一体成型、「F6F-3」「F6F-5」の違いを付属のパーツを付加することで再現しています
・ カウルから見えるエンジン表面を再現したパーツがセットされています
・ プロペラ部はスピナー・ブレードを一体化したパーツで再現しています
●主翼は上下分割のパーツで構成、尾翼は一体成型のパーツとなっています
・ フラップ、補助翼などの凹凸状態を彫刻にて再現
・ 主翼に装備された「12.7mm M2 機関砲」は、主翼パーツと一体化して再されています
・ マスバランスは別パーツで再現されています
●主脚部は脚柱、タイヤ、脚カバーをそれぞれ独立したパーツで再現
・ 尾輪は、機体胴体とは別の一体成型のパーツとなっています
●キャノピーはワンピースのクリアパーツで再現、「F6F-3」「F6F-5」用の2種類のキャノピーパーツがセットされており、選択して使用します
・ キャノピーには窓枠のラインが彫刻にて再現されています
・ コクピット内はシート、計器盤、操縦桿、隔壁が再現されています
・ 計器盤のメーター類は付属のデカールで再現しています
●「F6F-3/5 ヘルキャット」の機外兵装として
・ 増槽 ×1
が付属しています
●付属のデカールで
・ アメリカ海軍 USS エセックス搭載 第83戦闘飛行隊 レイトルトン・ウォード少尉乗機 (115/1945年5月)
・ アメリカ海軍 USS キャボット搭載 第31戦闘飛行隊 レイ・ホーキンズ中尉乗機 (12/1944年9月)
のうち、いずれか1機種を再現することが可能です
●「F6F ヘルキャット」のコクピット下の撃墜マークやイラスト、機体胴体部の国籍マーク、尾翼の塗り分け、機体番号などを再現したデカールが付属しています
●限定品