イタリア陸軍 B-1 チェンタウロ 初期型 セカンド・ロット 追加装甲型
「イタリア陸軍 B-1 チェンタウロ 初期型 セカンド・ロット 追加装甲型 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01564 )」です
●「イタリア陸軍 B-1 チェンタウロ 初期型 セカンド・ロット 追加装甲型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●イタリア軍が採用し、他国にも輸出されている装輪式装甲車である「B1 チェンタウロ装甲車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、その「初期型」(第2生産シリーズ)の「追加装甲型」を再現した内容となっています
●キットは、同社「イタリア陸軍 B1 チェンタウロ 初期型 (2nd シリーズ)」のバリエーションキットで、車体部分に付けられた追加装甲のパーツを新規にセットしたものです
●先鋭的なマッシブなデザインに大型の8輪タイヤ、そして力強い「105mm砲」を搭載した独特なフォルムを再現、更に装甲を追加した迫力在る姿を楽しむことができる内容となっています【 装輪装甲車「チェンタウロ」について 】
●「チェンタウロ」装甲車は、各国で採用されているような装甲兵員輸送車を武装化した車両では無く、フランスの「AMX-10RC」装甲車と同様に、戦車と同等な火力を持つ純粋な装輪式装甲車として開発されました
●装軌式の戦車は、強力な火力と強固な装甲を持ち、その履帯により不整地踏破能力が高いのが特徴で、各国の主力戦闘車両の主軸となっています
●ただし、世界的に道路整備が進んだ結果、路面を傷める装軌車両よりも、装輪式車両の方が戦略的な機動力が優れているという観点から、装輪式の装甲兵員輸送車が採用され、そのような車両を装備する部隊の火力支援として、同じ車両をベースとした武装型が作られます
●武装型が装備する兵器としては「機関砲」が主で、これは同様の装輪装甲車に対して十分な破壊力を持ち、大口径砲と比べて反動が少なく、装輪式の車両としては最適な武装でした
●また、敵の戦車が出現した場合においては、「対戦車ミサイル」を装備した車両で対処することが可能となっています
●しかし、この「機関砲」は、敵兵が潜む頑強な防御陣地や建物に対しては破壊力が小さく、「M1128 ストライカー MGS」のような、より大きな火力を持つ火力支援車両が求められるようになりました
●一方、イタリアは国土が縦に長く、その防衛の観点から機動力の高い装輪式車両の開発が進められました
●その装輪式車両の究極の姿といえるのが1991年から部隊配備が始まった「B1 チェンタウロ」装甲車で、他国には無い戦車に匹敵する火力を持つ主砲塔を搭載、車体長は7.6mと、自衛隊の「74式戦車」よりも大型の車両です
●主砲には「52口径105mmライフル砲」を装備、この強力な火砲は歩兵支援のみならず対戦車戦闘にも使用できる威力を誇ります
●ただ、装輪式としての機動力を確保するために装甲は薄く、前面が「20mm機関砲」、側後面は「12.7mm機関銃」程度の耐弾性能しか持ちません
●なお、装輪式の欠点として、装軌式と比べて足周りの関係で主砲の発射時の反動を吸収するのに時間が必要であり、その点からも本格的な対戦車戦闘には向いていません
●「B1 チェンタウロ」装甲車は、1992年の「ソマリア平和維持作戦」に投入され、同地に派遣されたアメリカ軍は、装備する機関砲を武装とする装甲車類がロケット弾などを持つ武装勢力の攻撃により苦戦する中、同車を装備するイタリア軍はその火力により敵を圧倒しています【 「イタリア陸軍 B-1 チェンタウロ 初期型 セカンド・ロット 追加装甲型」のキット内容について 】
●この「B1 チェンタウロ 初期型」である「第2生産シリーズ」の「追加装甲型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、車体の基本部分は一体成型となっていながらも、細かな構造物は細分化されたパーツ構成で、現用車両らしい造りが再現されています
●「チェンタウロ 初期型 セカンド・ロット 追加装甲型」は、砲塔、車体上部、車体下部の3ブロックで構成されています
●砲身は左右分割式です
・ マズルブレーキは側面の穴が開口処理されています
・ 砲身は上下方向に可動します
・ 防盾部の基部に存在するカバーを表現したパーツが付属
●砲塔は上下分割式で、これに上面のパンチングプレート、側面のバスケットを取り付けるパーツ構成となっています
・ 車長及び装填手用のペリスコープ本体は別パーツで、クリアーパーツとなっています
・ 車長、砲手用のハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 照準サイトは、前面のガラス部を再現するクリアーパーツが用意されています
・ 砲塔上に装備される「MG-3」機関銃はスライド式金型により上部の放熱口が再現されています
・ 排莢ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 砲塔は左右旋回可能です
●車体上部は一体成型となっています
・ 車体上面の操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 操縦手用のペリスコープ本体は別パーツで、クリアーパーツとなっています
・ ライトガードを再現するエッチングパーツが用意されています
・ 工具類は固定具のクランプ部も一体成型により再現
・ 牽引ワイヤーを再現する金属製のワイヤーが付属しています
●車体後部は、乗降ドアが別パーツで、ドアの内側のディテールも再現され、開閉状態が選択できます
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されています
・ 車体下部に存在する動力伝達装置、サスペンション部は別パーツ
・ サスペンション部は細分化されたパーツ構成で、複雑な構造が再現されています
●タイヤはホイール部とゴムの部分とが別パーツとなっています
・ ゴムの部分はラバー製で、複雑な形状のトレッドパターンを再現
・ タイヤに内蔵させるポリパーツにより各タイヤは可動式です
●前照灯のガラス部、ペリスコープ、照準サイトなどを表現するクリアーパーツが付属しています
●ライトガード、工具固定具の一部などを再現するエッチングパーツが付属
●マーキングは、国連派遣軍(IFOR、KFOR)の2種類の塗装例が説明書に記載されており、これに基づく国連表記、国籍マーク、重量表示、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●全長 : 242mm
●全幅 : 90mm
●全パーツ数 : 300pcs
●2011年 一部新金型