WW2 ドイツ国防軍将校
「WW2 ドイツ国防軍将校 (プラモデル) (タミヤ 1/16 ワールドフィギュアシリーズ No.015 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ国防軍の将校を1/16スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「WW2 ドイツ国防軍将校」のキット内容について 】
●ドイツ国防軍の将校をビッグスケールにより表情豊かに再現、ドイツ将校ならではのスタイリッシュな軍装が表現されています
●フィギュアは、立った姿勢で、片手を腰に置いて佇んでいるポーズです
●右腕は、2種類用意されており、手袋を持っている状態と、手を軽く伸ばした状態とを選択できます
●服装は、将校用の上着に将校用の乗馬ズボンを着用、将校用のブーツを履き、将校帽を被った姿です
●服の皺の表現はスケールに沿っており、ポケットの縫い目やボタンホール、ブーツの革の接合部分などの細部も細かく彫刻されています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、ブーツのパーツ構成となっています
・ 服の袖の部分は別パーツで、腕のパーツには上着の内側のシャツが表現されています
・ ブーツは左右分割式です
・ 肩章、鉄十字章は別パーツとなっています(肩章は「中尉」を表現しています)
・ 右腕にはアームバンドの線がモールドされています
●将校帽は上下分割式で、国家紋章、顎紐が彫刻されています
●「P08」用の拳銃ホルスターが付属しています
●ゴーグルを再現したクリアーパーツが付属
●フィギュアの徽章類を再現した以下のデカールが付属しています
・ 将校用襟章(キットの襟の部分にも襟章がモールドされています)
・ 「中尉」用の肩章
・ 「中尉」用の肩章(「グロスドイッチュラント師団」のタイプ)
・ 鉄十字章(騎士十字章、1級鉄十字章)
・ 2級鉄十字略章
・ 上着及び将校帽の国家紋章
・ 「グロスドイチュラント師団」アームバンド2種
●2012年 完全新金型【 「ドイツ国防軍の将校」について 】
●第2次世界大戦前の時期におけるドイツ国防軍は、プロイセン時代の伝統を受け継いでおり、貴族階級を中心とした将校団(もちろん平民出身の将校も多くいました)と、平民出身の下士官、兵卒で構成されていました
●しかし、戦車や機械化部隊などの新兵科の創設や、電撃戦という革新的な作戦要綱、そして軍備拡張により、将校の中で貴族階級が占める割合は低くなり、平民出身者が下士官などを経て将校となる場合が多くなって行きます
・ 伝統的な騎兵科における貴族階級の割合は高いものでしたが、時代の流れによって騎兵科は事実上消滅(少数のみが残る)し、後の機甲科などの兵科に分散します
・ 国防軍内に残る伝統を嫌ったために、新しい軍隊組織である武装親衛隊に入隊する軍人や一般人も多かったようです
●下士官、兵卒は国家から軍服が支給されるのに対して、将校は貴族階級からの伝統により基本的にオーダーメイドで個人的に軍服を購入しました
●このため、そのデザイン及び服の質や色に関しては、多少のバラつきが存在し、個々によって違いが有りました
●また、ドイツ軍は軍規が厳しいと思われていますが、以外と服装の規定は緩く、なかには白地の軍服なども個人的に作られており、その着用例が見られます
・ この辺りも、騎士、貴族文化が反映されたものと思われます