中島 キ44 二式単座戦闘機 鍾馗 試作型 独立飛行第47中隊
「中島 キ44 二式単座戦闘機 鍾馗 試作型 独立飛行第47中隊 (プラモデル) (ハセガワ 1/48 飛行機 限定生産 No.07302 )」です
●「中島 キ44 二式単座戦闘機 鍾馗 試作型 独立飛行第47中隊」です
●太平洋戦争開戦直前、急遽編成されマレー半島へと派遣された「独立飛行第47中隊」において運用された「二式単座戦闘機 鍾馗 試作型(キ44-1)」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「2式単座戦闘機 鐘馗」が本格的に生産に入る前の「試作型」を専用のプラスチック・レジンパーツをセットして再現、マレー半島の風土に合わせて機体全面を土色に塗装された「独立飛行第47中隊」所属機を再現可能な内容となっています【 「中島 キ44-I」について 】
●日本陸軍は、日中戦争の戦訓に従い、「軽単座戦闘機」「重単座戦闘機」の2つのカテゴリーに分けて新型戦闘機を開発することを決定、開発名「キ44」と名付けられた新型重単座戦闘機の開発を中島飛行機に任せることになります
●、陸軍は、この「キ44」に最大速度600km/h、高度5,000mまで5分以内の上昇力、武装として「7.7mm機銃」を2挺、「12.7mm機銃」を2門装備することを要求、この要求に基づき昭和15年8月に「ハ41 エンジン」を搭載した「キ44 試作1号機」が完成、陸軍へと納入されテストに供されましたが、陸軍の要求値に及ばず、テストの結果は芳しいものでありませんでした
●このため中島飛行機は、カウリングの整形、カウルフラップ処理を再設計した「試作2号機」を製造し性能の向上を図りますが、まだ陸軍の要求値を満たすことができず、この時点で制式採用は難しいと、予想されていました
●ところが、「キ44」は、ドイツから輸入された「Bf109E-7」と「一式戦闘機 隼」「97式戦闘機」「キ45」「キ60」を含めたトライアルにおいて好結果を出し、機体の評価を上げる事に成功します
●また、開戦が確実視される状況の下、イギリスの最新鋭機「スピットファイア」に対抗できうるのが「キ44」しか想定できなかったため、一転「キ44」は制式採用されることになります
・ 陸軍は中島飛行機に「キ44-I」と呼称する生産型を発注、とりあえず完成していた試作機、増加試作機9機を含めて「独立飛行第47中隊」を編成し、サイゴン飛行場へと派遣、マレー半島攻略戦へと参加することになります
●「独立飛行第47中隊」は、予想されていた敵爆撃機やスピットファイアの出現もなかったため、他の戦闘機とともに積極的に航空戦に参加、マレーからシンガポール、ビルマ攻略戦に参加、「バッファロー」や「ハリケーン」を「一撃離脱戦法」により圧倒することになります【 「中島 キ44 二式単座戦闘機 鍾馗 試作型 独立飛行第47中隊」の製品内容について 】
●この「中島 2式単座戦闘機 試作型 (キ44-1)」を再現したプラスチック製組立キット
・ 「2式単座戦闘機」の機体バリエーションのうち、「ハ-41」エンジンを搭載し、「7.7mm機銃」2門、「12.7ミリ機関砲」2門を装備したいわゆる初期生産型を再現した組立キット
●ハセガワ社製「中島 2式単座戦闘機 2型丙 鐘馗」のキットをベースに、「キ44-1」の環状冷却器、キャノピー前面、スピナー、脚カバーを再現したプラスチック及びレジンパーツをセット、「キ44-2」との違いを再現した内容となっています
●機体胴体部は左右分割のパーツで構成、主翼部、水平尾翼部は別ブロック化されています
・ 機体パーツには、パネルラインなどがハセガワらしい繊細な凹モールドで再現されています
●エンジンカウルは一体成型、スライド金型により繊細な曲面とパネルライン、機銃開口部や過給機空気取入口などのディティールを再現しています
・ 「ハ-44」エンジンはポリキャップを含む計4パーツで構成されています
・ エンジン前面に装備された「環状冷却器」を再現したパーツがセットされています
・ プロペラ部はスピナー・ブレードが分割されたパーツで再現、リアルさを追求しつつ、ガイドにはめ込むことでかっちりとプロペラを固定することができます
・ 「キ44-2」よりも先端が鋭角になったスピナー形状をレジンパーツで再現していますは
●主翼は上下分割のパーツで構成、水平尾翼は一体成型のパーツとなっています
・ 動翼の羽布部にあたる部分の凹凸状態を、パーツ上に施した彫刻で布の質感を再現
・ 主翼に装備された「12.7ミリ機関砲」は、銃身が別パーツとして再現されています
・ 左翼の着陸灯カバーはクリアパーツで再現されています
●主脚部は脚柱、タイヤ、脚カバー、トルクアームをそれぞれ独立したパーツで再現
・ 主脚カバーは、脚カバー前端が外側に折れたタイプをレジンパーツで再現
・ 脚格納庫内のパネルデティールを再現したレジンパーツも付属しています
・ 尾輪は、機体胴体とは別の一体成型のパーツとなっています
●キャノピーはツーピースのクリアパーツで再現
・ キャノピーには窓枠のラインが彫刻にて再現、キャノピー前面は防弾ガラス装着前の状態が再現されています
・ コクピットは別ブロック化したパーツ構成となっており、コクピットブロックを機体胴体パーツで挟み込む形で組み立てます
・ コクピット内はシート、計器盤、操縦桿、フットペダル、隔壁類が再現されています
・ 計器盤パーツにはメーター類が精密な彫刻で再現されています
・ 計器盤のメーター類を再現したデカールも付属していますので、塗装・デカールいずれかを選択することが可能です
●「2式単座戦闘機 試作型」の機外装備として
・ 落下増槽 ×2
が付属しています
・ 落下増槽は後部パーツが2種類付属し、お好みに応じて組み分けることが出来ます
●付属のデカールで、マレー半島に派遣された時点の土色で塗装された
・ 独立飛行第47中隊 中隊長(第1編隊長兼任) 坂川敏雄少佐乗機 「試作5号機」 (サイゴン飛行場/1942年1月)
・ 独立飛行第47中隊 第2編隊長 神保進大尉乗機 「試作6号機」 (サイゴン飛行場/1942年1月)
・ 独立飛行第47中隊 第3編隊長 黒江保彦大尉乗機 「試作8号機」 (サイゴン飛行場/1942年1月)
のうち、いずれか1機種を選択して再現することが可能です
●キャノピー下に描かれた「陣太鼓」マーク、尾翼の編隊識別ライン、機体胴体帯、脚カバー上の番号、縁無しの日の丸、などを再現したデカールが付属しています
●付属するレジンパーツ
・ 主脚扉
・ スピナー
・ 主脚納庫内パネル部品
●限定品