コルセア Mk.4 (FG-1D) ロバート・ハンプトン・グレイ
「コルセア Mk.4 (FG-1D) ロバート・ハンプトン・グレイ (完成品) (ホビーマスター 1/48 エアパワー シリーズ (レシプロ) No.HA8204 )」です
●第2次世界大戦のイギリス海軍で運用された傑作戦闘機「コルセア Mk.4(FG-1D)」ロバート・ハンプトン・グレイ大尉機を1/48スケールで再現したダイキャスト製完成品モデル
●第2時大戦末期、宮城県女川沖で日本海軍駆逐艦を相手に勇戦したカナダ軍士官「ロバート・ハンプトン・グレイ大尉」の搭乗機を再現した内容となっています
●彩色済みの完成品モデルですので、パッケージから取り出して、一部のパーツを取り付けるだけでディスプレイすることができます 【 「F4U コルセア」について 】
●「F4U コルセア」は、アメリカの「ヴォート社」が第2次世界大戦中に送り出した戦闘機です
●1938年、アメリカ海軍からの最高速度「350ノット(648キロ)」以上を出す艦上戦闘機の開発要求に基づき、2000馬力級の高出力エンジンと、その大パワーを制御する革新的な機体設計が盛り込まれ誕生したのが「F4U コルセア」です
●「F4U コルセア」は、エンジントルクを効率的に処理するため大直径のプロペラを装備、地上高とのクリアランスを取と主脚が長くなってしまうため、主翼に「W」字を描く「逆ガル」形状を採用した革新的な機体フォルムを持っています
●この「F4U コルセア」で採用されたスタイルは、革新的であるがゆえに実現性を不安視する要因となり、「F4U」の開発が失敗したときに備えて、同時期に「グラマン F6F ヘルキャット」の開発を進め「保険」としていました
●「F4U コルセア」は、初飛行において良好な成績を収め、早速、生産型の「F4U-1」の量産指示を受けることになります
●「F4U-1」は、実際の運用が始まると機体の持つ革新的な要素が問題点となって現出、失速特性の高さ、着陸時における視界不良、大直径プロペラによる破損事故などの点から「艦載機」としての採用を見送られ、陸上基地から離着する海兵隊の装備機種として前線での運用されることになります
●海兵隊の「F4U-1」は緒戦において「零戦」に一方的な敗北を喫してしまいますが、その後改良と熟成を続けていくうちに問題点を解消、大戦末期の「F4U-1D」より本格的に空母艦載機としても運用されることになります
・ イギリス海軍に供与された「F4U コルセア」は、アメリカ海軍より早い1943年中頃から「空母イラストリアス」を始めとして「艦載機」としての運用が始められています
●第2次世界大戦中では、ベテランパイロットを失った日本海軍を相手に「1:11.3」のキルレシオを記録、対戦闘機性能においてその優秀性を誇示するだけでなく、爆装した戦闘爆撃機として地上攻撃に多大な戦果を挙げています
●さらに、戦後まもなく訪れた「ジェット化」の波が押し寄せる中、「グラマン社」の「プロペラ機」が早期退場を迫られる反面、「F4U コルセア」には搭載量を活かした地上攻撃任務が与えられ、続く「朝鮮戦争」においても改良型の「コルセア」たちが大活躍をすることになります
●同時に、「F4U コルセア」は手頃な対地攻撃機として世界に数多く放出され、世界各国の軍隊で頻繁に実戦参加をすることになります
・ 「スエズ動乱」ではフランス海軍が装備するシリーズ最終型「F4U-7」が黄色と黒のインベンジョンストライプを纏って攻撃任務に当たりました
●「F4U コルセア」は、自らにもたされた革新性を熟成させることで「名機」へと上り詰め、歴史の長い戦闘機として飛行機の歴史に名前を残す機体です
【 「コルセア Mk.4 (FG-1D)」について 】
●イギリス海軍で運用された「コルセア Mk.4」は、天井の低いイギリス空母内での運用に合わせ、撥ね上げた主翼が天井をこすらないように翼端がカットされているという特徴があります
・ 「FG-1D」は戦時生産体制下のアメリカで、タイヤメーカーとして有名な「グッドイヤー」社が生産したコルセアに与えられた型式で、内容的には「F4U-1D」に相当する機体です
【 「コルセア Mk.4 (FG-1D) ロバート・ハンプトン・グレイ」の製品内容について 】
●この「コルセア」ファミリーのうち、イギリス海軍で運用された「コルセア Mk.4 (FG-1D)」を再現したダイキャスト製完成品モデル
●第2時大戦において、イギリス海軍「空母フォーミダブル」に搭載された「第1841飛行隊」所属の「コルセア Mk.4 (115)」を再現した内容となっています
・ この機体は、1945年8月9日、宮城県女川沖で日本海軍駆逐艦を相手に勇戦したカナダ軍士官「ロバート・ハンプトン・グレイ大尉」の搭乗機です
・ この戦いで「ロバート・ハンプトン・グレイ大尉」は撃墜され、第2次世界大戦の最後のカナダ人戦死者となり、後に「ヴィクトリアクロス勲章」が授与されます
・ 1989年には、賛否両論を経て、女川湾を見下ろす崎山公園に大尉の慰霊碑が建立され、日本とカナダを結ぶ架け橋となります
・ この縁が元で、2011年の東日本大震災の折にはカナダ・ネルソン市がいち早く支援に名乗りを上げる心暖まるエピソードが残されています
●イギリス海軍運用の「コルセア Mk.4」の機体フォルムを再現
・ 2,000馬力級エンジンのトルクを吸収する直径4mの大型プロペラを搭載、機首部が大直径となったレイアウト上の問題を解決するため「逆ガル」形状の主翼を装備した「F4U-1A コルセア」の姿を再現
・ 機体全体にある主なパネルラインは凹モールドで再現、スミ入れ処理は施されていません
●主翼の折り畳み機構を再現
・ 主翼の形状は、イギリス海軍向けの翼端を切り詰めた状態が再現されています
・ 主翼は差し替えにより格納時の折り畳んだ状態が再現出来ます
●カウル内側からみえる2,000馬力級の「P&W R-2800 空冷エンジン」の表面部分も再現されています
・ 3翅のプロペラは回転させることができます
●キャノピーは開閉させることが可能
・ キャノピーは半球形の枠の少ない形状
・ キャノピーパーツは2ピースで構成され、後部をスライドさせることにより開閉状態を再現することができます
・ 着座姿勢のパイロットフィギュア×1が付属しています
●ランディングギアはパーツの差し替えにより「飛行状態」と「駐機状態」を再現する事ができます
・ 主脚はギアカバーとセットの状態で再現、尾輪は引込式をとなっています
・ 着艦フックも再現されています
●「コルセア Mk.4(FG-1D)」の機体はイギリス海軍のシーブルー単色塗装
・ 機体は全面「シーブルー」単色で塗装されています
・ プロペラ先端の黄色い危険表示や着陸灯、主翼折り畳み部の内側も塗り分けにて細かく再現されています
・ 日本軍機との誤認を避けるため、中央のレッドが省略された国籍マーク、テイルコードやコーションデータなどがタンポ印刷にて再現されています
●「コルセア Mk.4 (FG-1D)」の機外装備として
・ 胴体タンク ×1
が付属しており、所定の場所へと取り付ける事ができます
●飛行姿勢で飾る事ができる「ディスプレイスタンド」が付属
【 「コルセア Mk.4 (FG-1D) ロバート・ハンプトン・グレイ」のパッケージ内容 】
・ コルセア Mk.4 (FG-1D) ×1
・ 胴体タンク ×1
・ パイロットフィギュア ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
●ダイキャスト製 彩色済完成品モデル
・ 一部プラスチックを使用している箇所があります
・ パイロットはコクピット内にはめ込む形で取り付けて下さい