海上保安庁巡視船 PLH-07 せっつ
「海上保安庁巡視船 PLH-07 せっつ (プラモデル) (ピットロード 1/700 塗装済み組み立てモデル (JP-×) No.JP-004 )」です
●「海上保安庁巡視船 PLH-07 せっつ」です
●海上保安庁のヘリコプター搭載大型巡視船 「PLH-07 せっつ」を1/700スケールで再現した、パーツ塗装済み組み立てキット
●海上保安庁大型巡視船のワークホースとして活躍中の「PLH-07 せっつ」を再現、フルハルモデルとウォーターラインモデルを選択して組立てることができる内容となっています
●ピットロード社製「海上保安庁 つがる型巡視船 PLH-07 せっつ」のキットのパーツを塗装済みとしたバリエーションキット
・ 船体や甲板だけでなく、艦橋窓や船首部分の「JAPAN COAST GUARD」なども塗り分けされており、組立てて付属のデカールを貼付すると塗装済みの完成品とする事ができます【 「海上保安庁 ヘリコプター搭載大型巡視船 つがる型」について 】
●国連による海洋法条約に基づき設定された200海里排他的経済水域(EEZ)などの世界的な新海洋秩序の設定を背景に、日本の領水域が拡張され(日本では1977年の領海法などでこれを規定)、海上保安庁が担当する海域が今までより50倍に拡大されることになります
●国土のまわりを海で囲まれた日本の「EEZ」の面積は世界で6番目の広さになり、これまでの「巡視船」では、この広大な海域の交通の安全、治安の確保を担保することが難しくなりました
●このため、より迅速に広大な海域を走破する「巡視船」の建造が求められることになり、また、船よりも高速で広範囲の海域を捜索できるようにヘリコプターの搭載も求められます
●そこで海上保安庁は「巡視船 そうや (PLH-101)」の設計をベースとして「つがる型巡視船」の建造を決定します
・ 「そうや型」及び「つがる型」巡視艇は、海上保安庁においては公式船型を「ヘリコプター1機搭載型巡視船(PLH)」と呼ばれ、総排水量は4,000t、2基のディーゼルエンジンで15,600馬力の出力を持ち、最大船速は23ノット、海上保安庁所属の巡視船の中では「しきしま・みずほ型」に続き2番目に大きな規模の大型巡視船に分類されます
●「つがる型巡視船」の船体構造は、北洋を航海する「そうや」と異なり、船首砕氷能力を省いた汎用型としたものの、先に想定される北方配備を考慮して耐氷構造と防滴塗装は維持、加えて水線長を10m延長、幅を1m狭くする事で高速航行能力を高めています
●「つがる型 巡視船」の1番船「PLH-02 つがる」は1979(昭和54)年に竣工、それ以降順次建造が続けられ、2001年には9番船の「PLH-10 だいせん」が竣工されています
●1番船から9番船までの建造が、1979(昭和54)~2001(平成13)年の長い期間に渡っているため、この間の搭載機能や船内配置、ヘリコプター関連設備など、各船に若干の差異があります
・ この「つがる型巡視船」ファミリーの中でも、8番船「PLH-09 りゅうきゅう」と9番船「PLH-10 だいせん」の2隻は10年ぶりの建造となり、新たに図面まで書き直したため、事実上の新型船と呼ばれる場合もあります
●広大な海域をパトロールする「つがる型巡視船」には、航海の安全を保障するため武装が搭載されており、当初、「ボフォース製 40mm機関砲」と「20mm単装機関砲」を船体前部に各1挺搭載、「PLH-04 はやと」以降は、より省力化され強力になった「エリコン製 35mm単装機関砲」と「20mm機関砲」各1挺に換装されています
●また、「つがる型巡視船」の船体後部には、巡視船をベースとして素早く現場へと駆けつけるためのヘリコプターを搭載、ヘリの発着のための飛行甲板と格納庫を装備、「ベル212 中型ヘリコプター」を1機搭載しています
・ このヘリコプター離着時の動揺防止に、船体に固定式フィンスタビライザーを2組搭載しています
●「つがる型 巡視船」の6番船「PLH-07 せっつ」は、1982(昭和57)年に計画、住友重機械工業浦賀工場で起工、1984(昭和59)年9月27日に竣工した後は、「第5管区 神戸海上保安部」に籍を置きます
・ 前番の「PLH-06 ちくぜん」より、機関の監視装置が操舵区画に併設されるなど、改良が採り入れられています【 「海上保安庁巡視船 PLH-07 せっつ」のキット内容について 】
●この「海上保安庁 つがる型巡視船 PLH-07 せっつ」を再現した組立キット
●軍用艦船とは構造の異なる全通式甲板に構造物を載せ商船構造となった「PLH-07 せっつ」の船舶フォルムを再現
●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルと船体全体を再現したフルハルモデルとを選択して組立てることが可能です
●ピットロード社製「海上保安庁 つがる型巡視船 PLH-07 せっつ」のキットのパーツを塗装済みとしたバリエーションキット
・ 「PLH-07 せっつ」のパーツ構成は「海上保安庁 つがる型巡視船 PLH-07 せっつ」と同じ内容となっています
・ 船体や甲板だけでなく、艦橋窓や船首部分の「JAPAN COAST GUARD」なども塗り分けされており、組立てて付属のデカールを貼付すると塗装済みの完成品とする事ができます
・ 船名標識「PLH-07 せっつ」のほか、同系船用の船名4種がセットされており、デカールを選択することで5隻の「つがる型巡視船」を作り分けることができます(船体パーツは1隻分のみセットされています)
●「PLH-07 せっつ」は、「船体」「船橋構造物」及び「装備品」のパーツで構成されています
・ 船体部は一体成型のパーツで構成され、喫水線部分までが再現されています
・ スライド金型により、舷窓や水抜き穴、ヘリ甲板の柱やスクリューガードまで一体で再現されています
・ ウォーターライン用の船底パーツは用意されていませんが、船体内部にはリブが設けられ、ウォーターライン時にすわりを良くし、変形を抑える構造になっています
●フルハルモデル用船底パーツが付属
・ 上部船体をしっかりはめ合わせる事のできるガイドがモールドされています
・ スクリュー、スクリューシャフト、舵、フィンスタビライザーのパーツがセットされています
●上甲板は船体前半部と飛行甲板部で構成されています
●甲板上の構築物となる「船橋部」「機関砲座」「メインマスト」「煙突部」「格納庫」「後部マスト」などを個別ブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます
「PLH-07 せっつ」の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
・ 船橋はスライド金型により各面と天井が構成され、上層、中層、下層の3パーツで構成されています
・ 壁面には水密扉や窓、ラッタルなどがモールドされています
・ 船橋に付属するメインマストは四脚檣型、スライド金型により4面全てにトラスが張られ、これに水上レーダーを取り付けることによりマスト形状を再現します
・ 船橋上に装備される「サーチライト」は本体と台座がそれぞれ別パーツで構成されます
●煙突
・ 煙突は本体部品とファンネルキャップを組み合わせる形で構成されています
●後部マスト
・ 後部マストは三脚檣型、スライド金型によりトラスの間とループアンテナの一部が抜かれた形で成型されています
●サーチライト台座、及びサーチライト灯は別パーツで構成
●主武装 「ボフォース 40mm機関砲」 ×1
・ 銃塔と台座の分割式で構成されています
●副武装 「20mm単装機関砲」 ×1
・ 機関砲本体と台座の分割式で構成されています
●「水上レーダー」 ×3
・ 全てメインマスト上に装備されています
●ボート及びカッター
・ 船橋構造物とヘリ格納庫の間に両舷各2艘ずつ、計4艘装備されています
・ 軍用型とは形の大きく異なる平たいボートダビットがボート及びカッター1艘に付き2本ずつ装備されています
●船首及び船尾旗竿
など
●「PLH-07 せっつ」の搭載ヘリコプターとして
・ ベル 212 中型ヘリコプター ×1
が付属しています
・ 「ベル 212」の本体、スキッド、メインローター、テイルローターの4パーツで構成されています
・ スライド金型により各窓やパネルラインが細かく彫刻されています
●「PLH-07 せっつ」の船標識やマーキング用のデカールが付属
・ 船名用に「PLH-06 ちくぜん」「PLH-07 せっつ」「PLH-08 えちご」「PLH-09 りゅうきゅう」「PLH-10 だいせん」の5隻分が付属
・ 船首・船尾の「日章旗」、船名、ハルナンバー、「JAPAN COAST GUARD」の所属表記、ライン、海上保安庁のマーク、ヘリ甲板の案内ラインが付属
・ ヘリコプターのストライプや国籍マーク、所属表記もデカールで完全再現しています
●フルハルモデルを安定して飾る事のできるディスプレイスタンドが付属
・ 船体をしっかり捉える船底にマッチしたテーパーが台座に設けられています
●「PLH-07 せっつ」の船体サイズ
・ 全長:150mm
--------------------------------------------------------【 「海上保安庁巡視船 PLH-07 せっつ」の製作上のワンポイント 】
・ 「PLH-07 せっつ」のパーツ構成は「海上保安庁 つがる型巡視船 PLH-07 せっつ」と同じ内容となっていますので、パーツをランナーからカットする際、塗装してある部分の色が剥げてしまう時がありますので、塗料を使って塗装し直して下さい(リタッチ)
・ 塗装済みとなっているパーツは、接着面も含めて彩色されている場合がありますが、塗料が載っている箇所に「タミヤセメント」などのプラモデル用接着剤を使用すると、塗料が溶け出してしまう時があります
・ これを回避するには、粘土の低い「瞬間接着剤」を使用し、パーツを合わせた上、細いノズルで瞬間接着剤を流し込んでパーツ同士を接着するとよいでしょう