ソビエト 自走式地対空ミサイル SA-9 ガスキン w/自動車化歩兵
「ソビエト 自走式地対空ミサイル SA-9 ガスキン w/自動車化歩兵 (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFVシリーズ (Super Value Pack) No.9138 )」です
●現用のソ連軍(ロシア軍)の「BRDM-2」の対空ミサイル装備型を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「BRDM-2 対空ミサイル装備型」について 】
●ソ連軍の装甲偵察戦闘車の原点は、第2次世界大戦時にアメリカから供与された「M3 スカウトカー」に遡ります
●この「M3 スカウトカー」は、アメリカ軍では主に本国での使用に止まり、その役割をハーフトラックへと引き継ぎましたが、ソ連軍には余剰車輌として大量に供与され、戦車以外の機械化に遅れたソ連軍にとっては、数少ない兵員用装甲車輌として重宝されました
●第2次世界大戦が終結し、車輌の国産化を進めたソ連軍は、「M3 スカウトカー」の後継車両として「BTR-40」を開発、生産、ただ同車は性能的に「M3 スカウトカー」の延長線上の存在であり、路外での機動能力は低く、オープントップ車輌のためにNBC防御能力も有りませんでした
●そこで、密閉型車体を持つ「BRDM-1」を開発、ソ連軍及びワルシャワ条約機構軍に広く運用されることになります
●「BRDM-1」は、路外での機動能力を向上するため、車体中央部の補助輪を装備、必要に応じて下方に下げて、チェーンにより駆動するという方式を採用しました
●また、同車は浮航推進能力を重視、そのために先端の尖った車体形状となっているのが特徴でした
●1966年、その改良型である「BRDM-2」が登場、「BRDM-1」が固有の武装を持たないのに対して砲塔式の武装を持ち、その砲塔には「14.5mm機関砲」と「7.62mm機関銃」が装備されています
●そして、車体形状も船形へと変更されて実用面が向上、その代わりとして車体前部にトリムベーンが装備されました
●「BRDM-2」は、その生産性と使い勝手の良さから偵察用の車輌として「ソ連軍」「ワルシャワ条約機構軍」、そしてソ連の友好国で使用され、2万両程度が生産、現在においても8000両余りが使用され続けています
●また、「BRDM-2」は、その戦闘室スペースを生かし、装甲車両のプラットフォームとしても流用され、「指揮通信型」や「対戦車ミサイル装備型」「対空ミサイル装備型」などが存在しています
●「BRDM-2 対空ミサイル装備型」は、「SA-9 ガスキン」対空ミサイルを4基搭載、車体両側面に各1基の予備ミサイルを装備し、主に部隊司令部用の対空車輌として運用されています
・この車輌は、正式には「9K31 ストレイラ- 1」となりますが、ミサイルの名称をそのまま使用して「SA-9 ガスキン」と呼ばれる場合が多くなっています
●現在では「BRDM-2 対空ミサイル装備型」は、その任務を「SA-13 ゴーファ」を搭載した「MT-LB」装軌装甲車へと譲り、多くが退役もしくは他国へ売却されているようです【 「ソビエト 自走式地対空ミサイル SA-9 ガスキン w/自動車化歩兵」について 】
●このソ連軍の対空車輌「BRDM-2 対空ミサイル装備型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●小型の対空装甲車輌である「BRDM-2 対空ミサイル装備型」をシャープに再現、比較的パーツ数を抑えながらも、実車の特徴とディテールを捉えた内容となっています
●ドラゴン社製「SA-9 ガスキン」と「ソビエト 自動車化 狙撃兵」をセットにしたバリューパックです
●「BRDM-2 対空ミサイル装備型」は、「ミサイルランチャー部」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●「SA-9 ガスキン」ミサイルランチャーは各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ ランチャー基部は10パーツで構成
・ 照準器用の窓が再現され、ウィンドーは付属しているクリアーフィルムを切り出して使用します
・ ランチャーは上下左右に可動します
●「BRDM-2」の車体上部は、一体成型となっており、戦闘室上部、前面パネルは別パーツです
・ 戦闘室前面のウィンドーは、クリアーフィルムを切り出して再現します
・ 前面ウィンドーの装甲パネルは開閉状態が選択できます
・ 操縦手席側の上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されており、前部両側面と後面パネルは別パーツです
・ 前部デファレンシャルは8パーツで構成され、タイヤ基部は左右にステアリングします
・ 後部デファレンシャルは上下分割式
・ タイヤは、ホイール部とゴムの部分とに分割され、ゴムの部分はラバー製パーツとなっています
・ 補助輪は、プラパーツによる左右分割式です
【 「ソビエト 自動車化 狙撃兵」について 】
●ソ連軍の自動車化狙撃兵(機甲歩兵)4体を再現したフィギュアセットです
●戦線後方において若干リラックスしているシーン、もしくは検問所の衛兵、パトロール中のシーンが表現されています
●フィギュアの内訳は、小銃兵3体、機関銃兵1体の合計4体です
●服装は、防寒服を着用、ブーツを履いた姿となっています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成です
【 「ソビエト 自動車化 狙撃兵」のフィギュアのポージングについて 】
●小銃兵のフィギュアの1体は、小銃を片手に持って仁王立ちしているポーズ
●小銃兵のフィギュアの1体は、小銃を両手で持ち、ゆっくりと歩いているポーズです
●機関銃兵のフィギュアは、肩から機関銃を下げて立ち、タバコを吸っているポーズ
●小銃兵のフィギュアの1体は、座った姿勢で、床に立てた小銃を保持しているポーズとなっています
●付属している装備品類
・ AK-74自動小銃 ×2
・ AK-74自動小銃(GP-30グレネードランチャー付き) ×1
・ PK機関銃 ×1
・ RPG-18ロケットランチャー ×1
・ 防寒帽 ×4
・ 水筒 ×4
・ 銃剣 ×3
・ マガジンポーチ ×3
など
●マーキングは、5種類の塗装例が説明書に記載されています
・ イラク陸軍
・ ソ連陸軍
・ ポーランド陸軍
・ ルーマニア陸軍
・ 東ドイツ陸軍
●説明書の塗装例に基づく、国籍マークなどを再現したデカールが付属しています
●2012年 内容一部変更 再版アイテム