Sd.Kfz.261 軽装甲無線車
「Sd.Kfz.261 軽装甲無線車 (プラモデル) (ドラゴン 1/72 アーマー シリーズ No.7447 )」です
●「Sd.Kfz.261 軽装甲無線車」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軽装甲無線車「Sd.kfz.261」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドラゴン社製「Sd.Kfz.260 軽装甲無線車」をベースとし、「Sd.Kfz.261」を再現するためにフレーム式アンテナ、スターアンテナを新規に追加したバリエーションキットとなります
●通信部隊用の装甲無線車の「長距離無線機搭載型」となる「Sd.Kfz.261」を再現、「Sd.Kfz.222」と準同型ながら砲塔が無いという特徴を持つフォルムを再現した内容となっています【 「Sd.Kfz.260/261」について 】
●ドイツ軍は、偵察部隊用の軽装甲車として「Sd.Kfz.221/222/223」を採用、軽快な機動力により大戦初期の電撃戦を中心に活躍しました
●この電撃戦では、戦車や偵察部隊などの機甲部隊以外の兵科もその機動力に追従する能力が求められました
●また、ドイツ軍は電撃戦が成功する鍵として通信能力を重視、無線により各部隊の情報共有して諸兵連合を展開し、それぞれの部隊がその能力を補完し合うというものです
●このため、通信部隊用の各種車輌が開発され、通信部隊用の軽装甲車として開発、生産されたのが「Sd.kfz.260」シリーズです
・ 同シリーズは、「Sd.Kfz.260」と「Sd.Kfz.261」とが生産、搭載する無線機の種類によって区分されており
、航空部隊との連絡用が「Sd.Kfz.260」、地上部隊間の通信用が「Sd.Kfz.261」となっているようです
・ 「Sd.Kfz.261」は長距離用の無線機を搭載、そのための大型のフレームアンテナを装備しており、必要に応じて大型のスターアンテナを展開することも可能となっています
●この「Sd.Kfz.260/261」は、「Sd.Kfz.221」シリーズと同じシャーシを使用、車体も一見すると同じように見えますが、「Sd.Kfz.260/261」の車体は若干大型化されています
●また、その任務の特性から偵察戦闘用として必要だった砲塔は撤去され、開口部分には手榴弾を防ぐための大型の防護ネットが装備されました
●車内には大型の無線機を搭載、複数の無線手が増やされた結果、その乗員は4名となっています
●「Sd.Kfz.260/261」は、1940年11月から1943年4月までに493両が生産、既存の車輌はそのまま使用されましたが、大戦後半では汎用性の高い「Sd.Kfz.250/3」や「Sd.Kfz.251/3」などがその役割を担いました【 「Sd.Kfz.261 軽装甲無線車」のキット内容について 】
●このドイツ軍の軽装甲無線車「Sd.kfz.261」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ドラゴン社のディテール表現力により「Sd.Kfz.261」をシャープに再現、細部再現を重視しながらもミニスケールらしくパーツ数が抑えられ、気軽に同車の姿を楽しむことができる内容となっています
・ キットは、55パーツで構成されています
●「Sd.kfz.261」は、「車体上部」「車体下部」の2ブロックで構成されています
●車体上部は、一体成型となっており、後部のエンジングリルカバーは別パーツです
・ 前後のフェンダーは別パーツにより再現
・ 前照灯、シャベル、ノテックライト、車副ポール、アンテナ、車間表示灯、ジャッキがパーツ化
・ 方向指示器、及びガード部もパーツ化されています
・ フレームアンテナは1パーツで構成され、支持架は各1パーツで構成
・ スターアンテナは、1パーツで構成された本体部分に、枝の部分となる棒状のパーツを取り付ける構成となっています
●上部の開口部の防護ネットはプラパーツにより再現され、3分割式となっています
・ パーツにはメッシュがモールドされています
●車体下部は、下部のシャーシ部も含めて一体成型となっています
・ 左右の乗降ハッチは別パーツです
・ デファレンシャル、ドライブシャフトは1パーツで構成
・ タイヤは、本体部分とハブキャップとの2分割式です
●「Sd.kfz.261」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明 (1941年)
・ 第2戦車師団所属 (1941年)
●国籍マーク、部隊マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●2012年 一部新金型