ドイツ Sd.Kfz.254 装輪装軌併用装甲車
「ドイツ Sd.Kfz.254 装輪装軌併用装甲車 (プラモデル) (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.82491 )」です
●第2次世界大戦初期におけるドイツ軍の装甲観測車「Sd.Kfz.254」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドイツ軍車輌の中で異彩な存在となる装輪装軌併用装甲観測車 「Sd.Kfz.254」を再現、「Sd.kfz.250」と似た形状の車体に、履帯とタイヤとを装備した特異なスタイルを再現した内容となっています【 「Sd.Kfz.254」について 】
●第2次世界大戦前の時期、当時の装軌車(戦車)はエンジン、トランスミッションなどの駆動系、履帯の命数の問題などから、長距離を走行するのは不向きで、戦場における短距離移動が原則でした
●逆に、タイヤを使用する装輪車は、路上での機動性能は高いものの、不整地での機動力は極端に低下し、道路事情の悪い地域での行動は大きく制約されました
●オーストリアの「ザウラー」社は、両車の特徴を活かし、道路上では装輪式、不整地では装軌式で走行する併用型の火砲牽引車「RR-7」を1935年に開発しました
●この「RR-7」は、通常の履帯走行機能の外側に装輪走行装置を装備、この装置を上下することで装輪式と装軌式とを切り替えるというユニークな構造を持っていました
●オーストリアがドイツに併合されると、「ザウラー」社はドイツ軍の要求により車輌を生産するようになり、この「RR-7」をベースとした装甲観測車「Sd.Kfz.254」が作られました
●「Sd.Kfz.254」は、「Sd.Kfz.250」と似た装甲車体を持ち、キャビン部は密閉型に変更、上部にフレームアンテナが設けられています
●同車は、1940年6月から1941年3月まで生産が行われ、合計128両が完成、各戦線で広く使用されました【 「ドイツ Sd.Kfz.254 装輪装軌併用装甲車」のキット内容について 】
●このドイツ軍の装輪装軌併用装甲観測車「Sd.Kfz.254」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「Sd.Kfz.254 装輪装軌併用装甲観測車」をシャープに再現、複雑な構造の足周り、多面形で構成された車体形状など、同車の特徴が表現された内容となっています
●「Sd.Kfz.254」は、「車体下部」「車体上部」の2ブロックで構成されています
●「Sd.Kfz.254」の車体下部は、側面と底面とが一体成型され、これにシャーシ部、後部パネルなどを貼り付けます
・ シャーシ部は左右各1パーツで構成
・ 各サスペンションは左右分割式で、コイルスプリングは別パーツです
・ 装輪装置は上下可動式です(そのままでは状態が固定できないので、装軌状態、装輪状態を選択した後に固着した方が良いでしょう)
・ タイヤは、ホイール部とゴム部とに分割され、ゴム部はラバー製となっています
・ 履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式履帯が付属しています
・ 後部パネル部のドアは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 側面ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
●車体上部は一体成型となっています
・ 上部のハッチは別パーツです
・ 視察クラッペは別パーツで、内側の視察機能もパーツ化されています
・ 上部のフレーム式アンテナは、ポール部分も含めて前後分割式です
・ 車幅ポール、方向指示器、アンテナなどがパーツ化
・ 前照灯は、ライト本体、管制カバー、支持棒で構成されています
・ 車載工具類は、固定具も一体成型にて再現
●車体上のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
●「Sd.Kfz.254」のマーキングについては、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、部隊マーク、戦術マーク、アフリカ軍団マークなどを再現したデカールが付属しています
●2012年 完全新金型