R.M.S. タイタニック 1912 竣工100周年記念
「R.M.S. タイタニック 1912 竣工100周年記念 (プラモデル) (ハセガワ 1/400 プラモデル No.40083 )」です
●イギリスの「豪華客船 タイタニック」を1/400スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●悲劇の客船として世界的に有名な「タイタニック」を再現、建造当時世界一を誇ったイギリスの建造技術を結集して作られた4本の煙突を持つスマートな船体が表現されています【 「客船 タイタニック」について 】
●世界が航空機で結ばれたのは1950年代以降であり、それ以前では客船もしくは貨客船が定期航路に就いており、重要な交通路を形成していました
●船舶会社は、各定期航路向けに優秀な客船を投入、豪華さと速度を競いました
●その定期航路の中でも、最も花形だったのが「ヨーロッパ~アメリカ」航路で、イギリスの「ホワイト・スター・ライン」社は、1900年代にその航路用として3隻の同型の大型客船を建造、1番船「オリンピック」に続いて2番船「タイタニック」が1911年に進水します
●この「オリンピック級」の客船は、当時の世界最大の豪華客船で、「オリンピック」はその豪華さを誇りましたが、「タイタニック」では1等客室が増やされ、より豪華さを重視したものとなりました
●ただ、当時の客船は豪華な旅だけではなく、交通手段として多くの乗客を乗せる必要が有り、1等、2等という富裕者層向けの客室だけではなく、3等という大衆向け(ただし、渡航費用は安いものではありませんでした)の客室が設けられていました
●豪華客船として1等、2等の客室は快適なものの、船体の下層部に設置された3等客室はそれと比べるとかなり質素で、快適さも比べ物にならないものとなっています
●「タイタニック」は、その処女航海として1912年4月にイギリスのサウザンプトン港を出航、ニューヨークを目指します
●しかし、「タイタニック」が進んだ北大西洋のこの時期は、北極圏から氷山が流れてきており、危険性をはらんだ海域でした
●「タイタニック」は、この氷山に衝突、船体の舷側部に大きな裂け目が生じてしまいます
●同船は、船体の随所に防水区画が設けられており、多少の損傷でも船が沈まないようになっていましたが、裂け目は設計上の計画を上回る範囲であり、徐々に浸水が拡大します
●当時の客船の救命対策への意識は低く、救命ボートの収容人員は乗客数を大きく下回っており、乗客の救助活動は難行、特に3等客室の乗客は優先度が低くなっていました
●「タイタニック」は、十分な救助を行えないまま、氷山との衝突後2時間40分後に乗客、乗員1500人以上と共に冷たい海にその身を沈めて行きました
●この海難事故は、平時における海上での最大の惨事として有名となり、その後の安全対策の見直しの要因ともなっています
【 「R.M.S. タイタニック 1912 竣工100周年記念」のキット内容について 】
●このイギリスの「豪華客船 タイタニック」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「タイタニック」をビックスケールで再現、その大きさを活かしてプロムナードデッキの構造、各部の手摺りなどが表現された内容となっています
●キットパーツは「レベル」社製で、パッケージ、説明書を日本版として変更した限定アイテムです
●船底部分も再現したフルハルモデルとなっています
●「タイタニック」の船体は左右分割式で、これに甲板部を接着、そして上部の各デッキを積み上げて行く方式となっています
●船体部には、上部デッキ部の壁面が一体成型されています
・ 船体には前部の手摺りが一体成型、舷側の窓、外板の継ぎ目がモールドされています(外板の継ぎ目の表現は比較的深い彫刻となっています)
・ プロムナードデッキの窓は開口処理
・ 船体の歪みを防ぐための桁のパーツが付属しています
・ ビルジキール、舵、推進軸、スクリュー、錨がパーツ化
●甲板部は、船首、船尾、中央甲板の3分割式です
・ 甲板部には、木甲板の表現の他に、波除け板、アンカーチェーン導板、ボラード、座席などのディテールが再現されています
・ クレーン、ケーブルホルダー、吸気口、ラッタル、船倉ハッチなどが別パーツとなっています
●上部の各デッキは、デッキ床面と船室部の壁面で構成されています
・ デッキ床面には木甲板表現がモールド
・ 船室部の壁面は、各パネルを貼り合せる方式です
・ 船室部壁面には、窓、扉がモールドされています
●最上甲板は一体成型で、これに各上部構造物、煙突を取り付ける構成です
・ 各部の手摺りを再現するパーツが付属
・ 各上部構造物は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
●煙突は左右分割式で、トップは別パーツです
・ トップは開口処理済みです
・ 前後の管が一体成型されています
・ 前部の梯子は別パーツにて再現
●前部のブリッジ(船橋)はデッキの前面パネルと一体成型されています
・ ブリッジの窓は開口処理済み
●マストは単檣型で、一体成型されています
・ 側面の梯子は別パーツです
●救命ボート(カッター)は、ボートダビットも含めてブロックごとに一体成型となっています
・ ボートの上部にはカバーが掛けられている状態が再現
●張り線用の0.8号(0.14mm)のテグスが12m分付属しています
・ 張り線の箇所が説明書に記載されています
●展示用のスタンドが付属しています
・ スタンド用のネームのデカールが付属
●完成全長 : 約67cm
●成型色
・ 船体部 : ブラック
・ 甲板、構造物、スタンド : ホワイト
●「タイタニック」の塗装例が説明書に記載されており、船名、船尾の旗、マスト上部の旗、舷側のゴールドのラインなどを再現したデカールが付属しています
●限定品 (キットパーツはレベル社)
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【 「R.M.S. タイタニック 1912 竣工100周年記念」」のワンポイント 】
●キットには錨のチェーンが付属していません(モールドも有りません)ので、モノクローム社製「汎用ブラック 中細チェーン (55cm)」などの金属チェーンの使用をお勧めします