野太刀侍 (戦国武者)
「野太刀侍 (戦国武者) (プラモデル) (ズベズダ (Zvezda) ART OF TACTIC No.6405 )」です
●「野太刀侍 (戦国武者)」です
●日本の戦国時代における「大太刀(野太刀)」で武装した武士もしくは足軽5体を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「大太刀」について 】
●鎌倉時代、武士が政権を握り、武士全体の地位や権力が向上すると具足や武具が発展し、有力武将や武士はこれらの装具を入手してステイタスとしました
●日本刀は、剣としては長めの種類に分類されますが、より長くて強力な剣として刀身90cm以上の「大太刀」が作られるようになり、武士としての能力を誇示するものとして広く利用されるようになります
●しかし、日本刀自体は剣としてのバランスが取れたものなのに対して、この「大太刀」は刀身が長くなった分、重量が嵩んで扱い辛いものとなってしまい、その実用性の悪さから南北朝時代には廃れてしまいました
・ この「大太刀」は、武運を祈る奉納用としての「飾り」として用いられることが多くなります
●一方、この「大太刀」を実用的なものへと改造することも進められ、柄の部分を同様に延長した「長巻」が作られるようになり、小柄な者や、力の弱い者でも取り扱いが便利な長めの武器として広く使用され、戦国時代にも運用されました
・ 「長巻」では柄が長いことにより両手を開いて扱うことができ、「大太刀」と比べてひじょうに使い易いものとなっています
【 「野太刀侍 (戦国武者)」のキット内容について 】
●この「大太刀」で武装した武士(具足で判断すると上級武士と足軽)を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミニスケールのフィギュア造形に高い技術力を持つズベズダ社により戦国武者を再現、プロポーション、具足等のディテール、顔の造形などが豊かに表現された内容となっています
・ ディテールに関しては、インジェクションキットとしては現在において最良のものであり、当時の武者の細かな具足類がシャープかつ繊細に再現されており、ミニスケールフィギュアが持つ楽しさと、可能性とを感じ取ることができるでしょう
●ズベズダ社が展開する戦国時代のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)としても使用することが考慮されており、専用の展示台などが付属しています
●フィギュアは、大太刀で武装した武士が5体セットされています
・ キットの表記では「野太刀」で、キット自体も大太刀(野太刀)が表現されていますが、前述の通り「大太刀」は鎌倉時代のものですので、ウォーゲームなどで使用する場合は、「長巻」として判断すると良いでしょう
●各フィギュアの服装は、「胴」「草摺」「籠手」「臑当」「大袖」などの具足を付け、1体は「兜」、足軽の2体は「陣笠」を被り、2体は無帽状態となっています
●各フィギュアを固定するための小型のベースが付属しています
●各フィギュアに取り付ける所属武将を示す旗が10本付属しています
・ 旗は黄色の成型ランナーによる5本と、赤色の成型ランナーによる5本となっています
・ 旗に表記される戦国武将の家紋(織田家、武田家)を再現したデカールが付属しています
●「ART OF TACTIC」のゲーム利用として5体をまとめて配置するベースが付属しています
●ウォーゲーム時に使用する「野太刀兵」のスペックを表示したカードと、ベースに装着させるゲーム用の表示の旗のパーツが付属しています
【 「野太刀侍 (戦国武者)」のフィギュアのポージングにいて 】
●フィギュアの内容は
・ フィギュアの2体は、大太刀を大きく振りかぶり、振り降ろそうとしているポーズ
・ フィギュアの1体は、しゃがんだ姿勢で鞘を地面に立て、片手で大太刀を持っているポーズ
・ フィギュアの1体は、足軽から差し出された大太刀を鞘から抜こうとしているポーズです
・ フィギュアの1体は、しゃがんだ姿勢で大太刀の鞘を持ち、前記のフィギュアに差し出しているポーズとなっています
【 「野太刀侍 (戦国武者)」のパッケージ内容 】
・ 大太刀を持つ武者 ×5体
・ 旗指物 ×10 (黄×5 赤×5)
・ デカール ×1
・ 旗 (ART OF TACTIC コマ用) ×1
・ ベース(小) ×5
・ ベース(大) ×1
●2012年 完全新金型
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【 「野太刀侍 (戦国武者)」のワンポイント 】
●パーツ素材は、同社の従来の「ART OF TACTIC」シリーズの硬質のビニール製ではなく、通常のプラスチック製となっています