アメリカ M1114 ハンビー武装戦闘車両 遠隔操作銃塔装甲強化型 XM153 Crows 2
「アメリカ M1114 ハンビー武装戦闘車両 遠隔操作銃塔装甲強化型 XM153 Crows 2 (プラモデル) (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35136 )」です
●現用アメリカ軍の汎用乗用車「ハンビー」の装甲強化型である「M1114 ハンビー」に「XM153遠隔操作機銃システム(CROWS 2)」を搭載したタイプを1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●ブロンコ社製「アメリカ M1114 ハンビー装甲武装戦闘車両」をベースとし、「XM153遠隔操作機銃システム(CROWS 2)」を再現したパーツなどを追加したバリエーションキットとなります【 「M1114 ハンビー XM153遠隔操作機銃システム(CROWS 2)搭載型」について 】
●汎用乗用車「ハンビー」は、アメリカ軍が使用していた「M151 ケネディジープ」の後継車両として開発されました
●「M151」は、大戦時に登場した「ウィリス MBジープ」の流れを汲む車両で、軽量小型の4輪駆動という形態を持ち、不整地踏破能力に優れた車両でした
●ただ、小型の車両は、大きさの関係で兵員や武器の搭載能力には限りがあり、よりキャパシティーの大きな車両の登場が望まれることとなりました
●そこで、1982年に採用されたのが「M998 ハンビー」(良く使われるハマーという名称は商標名)で、6200cc V8 150馬力のエンジンを搭載、車体重量は約2.5tと、重量級の車両で、10名の兵員が乗ることが可能となっています
●1992年に国連軍としてソマリアに派遣されたアメリカ軍は、民兵勢力などの激しい抵抗に会って苦戦、特にソフトスキン車両の「ハンビー」は市街地においてゲリラ的に発砲される小火器類にはほとんど無力で、多数の死傷者を出す原因となってしまいます
●そこで開発されたのが装甲化型の「M1114」で、小火器の射撃に耐えうる耐弾能力を持ち、ウィンドー部は防弾ガラスを装備、タイヤはランフラットタイヤで、破損しても一定の距離を走ることができるようになっています
●装甲化により重量が増えたことを補うためにエンジンは190馬力にパワーアップされ、機動力は従来型よりも優れており、特に加速能力には性能の大幅な向上が図られました
●一方、アフガニスタン、イラクへと派遣されたアメリカ軍は、その初期において敵の正規部隊の制圧に成功しましたが、その後ゲリラ部隊や民兵組織に苦しめられます
●この矢面に立ったのが「ハンビー」で、待ち伏せ攻撃を行うゲリラからは格好の目標となり、装甲化された「M1114」でも、仕掛け爆弾などの犠牲となりました
●このことは、戦線後方という概念が消失したことを意味しており、従来、後方で活動するための車輌であるソフトスキンはその形態の見直しを迫られるようになりました
●「ハンビー」は、その上部に機銃用のターレットを装備、戦訓からこのターレットには徐々に装甲が施されるようになりましたが、露出した部分から狙撃され、損害が発生します
●このような場合、完全装甲化が望ましいのですが、元々がソフトスキン車輌のために銃塔を装備するのは重量的に困難でした
●このため、「XM153遠隔操作機銃システム(CROWS 2)」を搭載したタイプが登場、この機銃はその操作を車内のモニター画面上で行えるという利点を持ち、防御上の観点から優れたシステムとなっています【 「アメリカ M1114 ハンビー武装戦闘車両 遠隔操作銃塔装甲強化型 XM153 Crows 2」のキット内容について 】
●この「M1114 ハンビー XM153遠隔操作機銃システム(CROWS 2)搭載型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ブロンコ社のディテール表現と高い成型技術により「M1114 ハンビー XM153遠隔操作機銃システム(CROWS 2)搭載型」を再現、実車のディテールが細かく表現されており、模型における再現性が強調された内容となっています
●「M1114 ハンビー XM153遠隔操作機銃システム(CROWS 2)搭載型」は、「シャーシ」をベースとして「ボディ」「ボンネット」「車体天板部」などを積み上げて行く構成となっています
●シャーシのメインフレーム部は一体成型されており、これにデファレンシャル部、サスペンション、動力伝達装置、マフラーなどを取り付ける構成となっています
・ サスペンションは複雑な形状が一体成型で再現、コイルスプリングは別パーツとなっています
・ 車両の基本バンパーは前後2分割式で、フック、牽引装置などが別パーツで再現されています
・ タイヤはプラパーツによる3分割式で、スライド式金型により複雑な形状のトレッドパターンを再現
●キャビン部は下部の部分は一体成型となっており、内装と車体裏側のディテールが表現されています
●ドア部分は、左右分割式となっており、ウィンドーのクリアーパーツを挟み込むように接着させます
・ ドアは開閉状態が選択できます
・ 味方識別パネルを再現したパーツが付属、その装着の有無が選択可能です
●エンジンルームは、ボンネット部を外して見える部分が再現されています
・ エンジン部分は一体成型され、ラジエター、エアフィルターなどが別パーツとなっています
●ボンネット部は側面のフェンダーも含めて一体成型されています
・ 中央部のラジエターグリル部は別パーツで、内側のメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています
・ フロント部分に内蔵されている方向指示器等は別パーツ化
●車体天板部は、後部側面と一体成型されています
・ 後部側面内側のメッシュを再現するエッチングパーツが付属、この上からスリット部分を表現したパーツを取り付ける構成となっています
・ 後部パネルは別パーツで、開閉状態が選択式です
・ 後部のドアも別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
●車体内部が再現されています
●操縦席部分は、各種レバー、ペダル類がパーツ化されています
・ 座席は、各5パーツで構成
・ メーターパネルの計器類はモールド及びデカールで再現、注意表記などを再現したデカールも用意されています
・ サンバイザーを再現したエッチングパーツが付属しています
●荷台に設置された弾薬ラックが別パーツで再現、これに取り付ける弾薬箱が付属しています(弾種はデカールで選択できます)
●無線機は、スライド式金型により立体的且つディテール表現豊かに再現され、変圧器や受話器もパーツ化されています
・ 最新鋭車両に相応しい大型のモニターもパーツ化されており、画面表示用のデカールが付属しています
・ 無線機の架台はエッチングパーツなどにより細かく再現
●「XM153遠隔操作機銃システム(CROWS 2)」は、「機銃本体」「機銃架」「台座」「弾薬庫」の各ブロックで構成されています
●機銃は、「12.7mm M2重機関銃」と「5.56mmミニミ機関銃」が用意されており、選択して使用します
・ 「M2重機関銃」は、銃身部分と機関部とに分割されており、放熱口が開口処理されています
・ 各機関銃は、銃口部分が開口されています
・ 機関銃から弾薬庫に延びる弾帯がパーツ化
●機銃架は30パーツの構成により細部に渡って再現されています
・ 視察、照準用カメラのレンズ部分はクリアーパーツです
●台座部分は、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 台座は、上下に分割されており、上部は旋回可動式となっています
●弾薬庫は3パーツにて再現
●アクセサリーパーツが付属
・ 機銃弾薬箱 ×4
・ 「M4 カービン」ライフル ×1
・ 「M4 カービンM203グレネードランチャー付き」 ×1
・ 「AT-4」ロケットランチャー ×1
・ ジェリカン ×2
・ 水用ポリタンク ×2
・ 味方識別パネル ×2
・ ペットボトル(クリアーパーツ) ×1
・ GPSシステム ×1
●ウィンドー部、追加された防弾ガラス、ライトなどを再現するクリアーパーツが付属
●各種グリル部のメッシュ、車体の細部などを再現するエッチングパーツが付属しています
●「M1114 ハンビー XM153遠隔操作機銃システム(CROWS 2)搭載型」のマーキングとして、1種類の塗装例が説明書に記載されており、各部の注意表示、アクセサリーの弾種表示などを再現したデカールが付属しています
●2012年 一部新金型