BMP-1 ソビエト歩兵戦闘車
「BMP-1 ソビエト歩兵戦闘車 (プラモデル) (ズベズダ 1/35 ミリタリー No.3553 )」です
●現用ソ連軍(ロシア軍)の歩兵戦闘車「BMP-1」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●歩兵戦闘車「IFV」の先駆けとなった「BMP-1」を再現、楔形のマッシブなデザインの車体に、小型の砲塔を搭載した特徴的なフォルムが表現されています【 「BMP-1」について 】
●第2次世界大戦後、ソ連軍は軍の本格的な機械化を進め、多くの装甲兵員輸送車を開発、生産しました
●膨大な兵員数を持つソ連軍及びワルシャワ条約機構軍の機械化は極めて困難で、更にその足周りも全装軌式と装輪式とが試行錯誤が行われることとなります
●従来の兵員輸送車は、兵士を戦場までに届けるという「戦場タクシー」の意味合いが強いものでしたが、1950年代後半には西ドイツやフランスで戦闘支援も行うことができる「戦闘兵車」の試作が行われ、ソ連でも同様の車輌が開発されました
●西ドイツやフランスの「戦闘兵車」は、生産コストなどの点から量産化されることはありませんでしたが、ソ連軍の車輌は「BMP-1」として1966年に制式化されます
●この「BMP-1」の最大の特徴はその強力な武装であり、半埋め込み式の1人用砲塔に「73mm低圧砲」と対戦車ミサイル「9M14M マリュートカ (西側名 AT-3 サガー)」を搭載、西ドイツなどで研究された機関砲搭載型の戦闘兵車よりも遥かに強い火力を装備していました
●「BMP-1」の出現は西側諸国に衝撃を与え、強力な支援戦闘能力を持つこの車輌は「歩兵戦闘車(IFV)」という新しいカテゴリーを生み出すことになります
●しかし、このような強力な武装は生産コストの上昇を招き、ソ連軍の機械化部隊でも同車を装備しているのは少数であり、一般的な機械化部隊では「BTR-60」シリーズが主力で、ソ連軍ではこの「BMP-1」と「BTR-60」シリーズという2本立てで部隊の機械化及び装甲化が図られました
●この傾向は現在のロシア軍でも同様であり、「BMP-1」の後継車両「BMP-2」「BMP-3」、「BTR-60」シリーズの後継車両「BTR-80」が同軍の装甲兵員輸送車の主力となっています【 「BMP-1 ソビエト歩兵戦闘車」のキット内容について 】
●この現用ソ連軍(ロシア軍)の歩兵戦闘車「BMP-1」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ズベズダ社の1/35スケールキットのフォーマットに沿って「BMP-1」を再現、パーツ数を抑えながら、同車のフォルムとディテールとを表現した内容となっています
●「BMP-1」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
【 砲塔 】
●「73mm低圧砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、砲口部分は別パーツ化されています
●砲塔は上下分割のパーツ構成
・ 車長ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 砲塔は完成後も左右旋回が可能です
●「9M14M マリュートカ」ミサイルは上下分割式で、下部のランチャー部分は別パーツにて再現
【 車体 】
●車体の前後部の乗員ハッチは開閉状態を選択して組立てることが可能、キャタピラは連結式となっています
●車体上部は、一体成型となっています
・ 前部の乗員用ハッチ、後部の兵員用ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ サスペンションアームは、車体下部に一体成型
・ 後部の兵員ドアは別パーツで、開閉状態が選択できます
●履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式履帯となっています
【 フィギュア 】
●車長を再現したフィギュアが1体付属しています
・ 車長ハッチから上半身を出した状態が再現され、半身像となっています
・ ソ連軍の装甲車乗員の服装となる戦車服を着用、戦車帽を被った姿です
・ フィギュアは胴体、両腕のパーツ構成です
【 塗装とマーキング 】
●「BMP-1」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
●全272パーツ
●完成全長 : 19.5cm