パンツァーフェリー 装甲水陸両用牽引車 (LWS) 試作1号車
「パンツァーフェリー 装甲水陸両用牽引車 (LWS) 試作1号車 (プラモデル) (ドラゴン 1/72 アーマー シリーズ No.7489 )」です
●「パンツァーフェリー 走行水陸両用牽引車 (LWS) 試作1号車」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の水陸両用牽引車「装甲フェリー(LWS)」の「試作1号車」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドイツ軍車輌の中でも最も特異な存在の一つである「装甲フェリー(LWS)」を再現、「4号戦車」の車体を利用した舟形のフォルムが表現されています【 「装甲フェリー(LWS)」について 】
●ドイツ軍は短期間で軍備を揃えた関係で、補助車輌の開発までは手が回らず、イギリス本土上陸作戦に向けて潜水戦車などの水陸両用の開発を急ピッチで進めました
●結局、イギリス本土上陸作戦は中止されましたが、ギリシャ方面などにおいて島嶼への攻略作戦も立案、実行されており、その後も開発が継続されます
●「装甲フェリー(LWS)」は、水陸両用牽引車として考案された「ラントワッサシュレッパー(LWS)の後継車として開発、同車は、フェリーデッキ1台と両脇に配置される「装甲フェリー(LWS)」2輌で構成される方法が採られました
●「装甲フェリー(LWS)」は1942年5月に試作車が完成、続いて7月に生産車2輌とフェリーデッキが完成しました
●「装甲フェリー(LWS)」は「4号戦車 F型」の足回りがそのまま流用され、舟形の車体の前部には操縦席、その後部にエンジンが搭載されています
●車体は8mm厚の装甲板で構成されており、一定の対弾性能を持ち、水上での走行はエンジンの動力を後部のスクリューに切り替える方法が採られました
●装甲フェリー全体では24tの最大積載量を持ち、「4号戦車」クラスまでが搭載可能となっていました
●この装甲フェリーは、各種試験が行なわれましたが、実用性に乏しかったようで、採用には至らずに開発は終了、実戦での使用も行なわれなかったようです【 「パンツァーフェリー 走行水陸両用牽引車 (LWS) 試作1号車」のキット内容について 】
●このドイツ軍の水陸両用牽引車「装甲フェリー(LWS)」の「試作1号車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ドラゴン社の1/72スケールシリーズのフォーマットに沿って「装甲フェリー(LWS)」の「試作1号車」を再現、ミニスケールらしい一体成型化を図りながらそのディテールを表現されています
●キットは、同スケールらしくパーツ数が抑えられており、「装甲フェリー(LWS)」の魅力を比較的容易に楽しむことができる内容となっています
・ キットは、総80パーツです
●「装甲フェリー(LWS)」は、「車体上部」「操縦席部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●車体上部は一体成型となっています
・ 車体上部の通気ダクトは別パーツで、上部が開口処理されています
・ 上面部分には、リベット構造がモールドされ、各ハッチもモールドにて再現
・ キャプスタン、リール、サイドミラー、錨、排気管などがパーツ化
●操縦席部分は、前後分割式となっています
・ 視察クラッペ、上部ハッチがモールドされています
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されています
・ 周囲のリベット構造がモールドにて再現
・ 前部のフロートはベルパーツです
・ スクリュー、牽引装置、前後のチェーンがパーツ化(チェーンは垂れ下がった状態となっています)
・ サスペンションユニットは別パーツで、各1パーツで構成(全8ユニット)
・ 起動輪、誘導輪は左右分割式です
・ 下部転輪は2枚重ねの状態で一体成型され、表面のホイール部は別パーツです
・ 上部転輪は支持架も含めて一体成型されています
・ 履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式履帯が付属しています
●「装甲フェリー(LWS)」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明 (ドイツ / 1942年~1943年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マークを再現したデカールが付属しています
●2012年 完全新金型