F-117A ナイトホーク フェアウェル
「F-117A ナイトホーク フェアウェル (プラモデル) (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02011 )」です
●「F-117A ナイトホーク」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●2008年、アメリカ空軍ニューメキシコ州ホロマン空軍基地において退役記念塗装を施された「F-117」を再現した内容となっています
●ハセガワ社製「F-117 ナイトホーク」のキットをベースに、爆弾倉及び「GBU-27 誘導爆弾」などのパーツをセットしたデカール替えバリエーションキットとなります
・ 機体下面全体に星条旗をイメージした退役記念の特別塗装機を再現できるほか、3種のマーキング用デカールをセットしています【 「F-117 ナイトホーク」について 】
●「F-117 ナイトホーク」は、世界初の実用ステルス機としてアメリカ空軍において運用された攻撃機です
●レーダー波に映らない(映りにくい)「ステルス(隠密性)」機構想の発端は、1970年代の中期頃まで遡ることになります
●アメリカの国防高等研究計画局(DARPA)は、国内の航空機メーカーに対しステルス戦闘機の研究を委託、この計画の下ロッキード社のスカンクワークスが主導となり、レーダー電磁波の反射についての研究を重ねた結果、1976年には試作機「ハブ・ブルー」の製造・テストが始まります
●極秘裏に進められたこのステルス戦闘機計画は、1978年にアメリカ議会においても極秘のうちに承認を受け、本格的な開発がスタートします
●当時のコンピューター技術の制限のため、レーダー波反射角のシュミレートが可能な、多面体を寄せ集めたひし形の機体形状で設計され、機体表面にはレーダー波吸収素材RAMで覆い、赤外線対策として、排気ノズルを横方向に細長くし外気によって排気温度を下げるなど、ステルス性能を確保するため機体各所には様々な新技術や工夫が施されています
●「F-117」の機体フォルムはステルス性を確保するため今までの戦闘機・攻撃機の概念を覆すものとなってしまい、戦闘飛行には向かない形状となったため、高度な「デジタル・フライ・バイ・ワイヤ」を搭載、これに制御されることで飛行することが可能と言われています
●「F」ナンバーの名のとおり、「F-117」は当初、戦闘機として開発されていましたが、高度な戦闘飛行には向かない機体であるため地上攻撃・偵察任務に運用されることになります
・ 「F-117」の初ミッションは1989年のパナマ防衛軍の混乱任務ですが、1991年の湾岸戦争において「GBU-27 誘導爆弾」を使用したピンポイント爆撃は、まだ記憶に新しくよく知られていることでしょう
●冷戦構造の下で開発された世界初のステルス機「F-117」は、1980~90年代を通じてその実態と性能は厚いベールに包まれていましたが、2000年代に入り、より最新鋭の技術を導入した「F-22 ラプター」の就役が始まるとその役割も終焉を迎え、2008年4月22日で全機退役となりました
●同年、アメリカ空軍ニューメキシコ州ホロマン空軍基地で行われた退役セレモニーでは、機体下面全体に星条旗をイメージした派手なマーキングを施した退役記念塗装機が登場し、集まった人たちの上空をフライトし、最後の雄姿を披露しています
●ただ「F-117 ナイトホーク」は、退役後もアリゾナ州トノパ実験場でモスボール保管され、万が一必要が生じた場合には再度復帰する可能性も残されています
【 「F-117A ナイトホーク フェアウェル」のキット内容について 】
●このアメリカ空軍のステルス攻撃機「F-117 ナイトホーク」を再現した組立キット
●2008年、アメリカ空軍ニューメキシコ州ホロマン空軍基地において退役記念塗装を施された「F-117」を再現した内容となっています
・ ハセガワ社製「F-117 ナイトホーク」のキットをベースに、爆弾倉及び「GBU-27 誘導爆弾」などのパーツをセットしたデカール替えバリエーションキットとなります
・ 機体下面全体に星条旗をイメージした退役記念の特別塗装機を再現できるほか、3種のマーキング用デカールをセットしています
●「F-117」の機体は上下に分割されたパーツで構成、主翼、尾翼は別パーツで構成されています
・ 機体全体には控えめなパネルラインが凹モールドで再現されています
・ 機体前部のエアインテークに装備されたグリッドは別パーツ化して再現しています
●機体下面の爆弾倉内部を再現、爆弾倉ハッチは開閉状態を選択して組立てることができます
●主脚部は脚柱、タイヤ、脚カバーをそれぞれ独立したパーツで再現、「駐機状態」を再現しています
●キャノピーはワンピースのクリアパーツで再現
・ キャノピーフレームはクリアパーツ上に凹ラインで再現されています
●コクピット内は、シート、計器盤、操縦桿などが再現されています
・ 計器盤のメーター類はパーツ上のモールドで再現、メーター用のデカールも付属
・ サイドコンソールのスイッチ類はデカールで再現しています
●「F-117」の兵装パーツとして
・ GBU-27 誘導爆弾 ×2
を再現したパーツが付属しています
●「F-117 ナイトホーク」用のマーキングとして
・ アメリカ空軍 第49戦闘航空団 完全退役記念塗装機 「HO AF88-0843」 (2008年4月)
・ アメリカ空軍 第49戦闘航空団 司令機 「49thOG AF84-0824」 (2008年4月)
・ アメリカ空軍 第8FS 飛行隊長機 「8thFS AF82-0800」 (2008年4月)
・ アメリカ空軍 第9FS 飛行隊長機 「9thFS AF84-0809」 (2008年4月)
の4種類が組立説明書内に指示されており、付属のデカールを使用して、いずれか1機種を再現することができます
●記念塗装機用のレッドライン、白の星、尾翼上の「FLYING KNIGHTS」のロゴ、ロービジで描かれた国籍マーク、コードレターコーションデータのステンシル類を再現したデカールが付属しています
●尻もち防止のため、機首部に収める「おもり」パーツが付属しています
●パーツ成型色
・ F-117本体 : ブラック
・ 爆弾倉・GBU-27誘導爆弾 : ホワイト
●限定品