ドイツ ケッテンクラート
「ドイツ ケッテンクラート (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.029 )」です
●「ドイツ ケッテンクラート」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット
【 「ドイツ ケッテンクラート」について 】
●第2次大戦中、ドイツ軍は数多くのハーフトラックを開発し、兵士や物資の輸送、大砲の牽引などに幅広く活躍させましたが、その中でもっとも小型のものがこの「ケッテンクラート(Sd.Kfz.2)」です
●降下猟兵用の軽砲の牽引車として、空輸もできるような小型・軽量のハーフトラックとして開発さた車輌が「ケッテンクラート」で、1941年のクレタ島攻略から戦線に登場
●不整地走行能力に優れた「ケッテンクラート」は、降下猟兵だけではなく、東部戦線の泥濘地で行動する部隊を中心にサイドカーやトラックに代わって広く使われました
●優れた路外性能と軽快な機動力は、前線兵士に歓迎され、本来の牽引任務だけではなく、兵士の足としても活躍しました
●「ケッテンクラート」の機械的特徴は、通常のオートバイと同様にハンドルのみで曲がる仕組みでした
・ これは、前部のハンドルを或る「一定の角度」まで切ると、前のタイヤが曲がることに従い、緩やかな旋回を行います
・ この「一定の角度」を過ぎてハンドルを切った場合、左右のキャタピラの速度が変わり、急旋回を行うことができる構造です
●エンジンは、36馬力の排気量 1478ccのガソリンエンジンを搭載、路上での最高速度は約70km/hを発揮しました
【 「ドイツ ケッテンクラート」のキット内容について 】
●このドイツ軍「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●前部のタイヤは、プラパーツによりトレッドパターンを再現、タイヤを支えるフロントフォーク部分は車体とは別パーツなので、タイヤを左右に振る事が可能です
●タイヤとフェンダーとは一体成型で、組み立て易くなっています
●ヘッドライトは「ボッシュ型管制灯」と、その下方には「ノテックライト」が再現されています
●キャタピラと内側の転輪、起動輪とは一体成型となっています
・ キャタピラは緩かな「張り」の状態が再現されています
・ 一体成型のパーツの上から外側の転輪を装着する方式で、非常に簡単に組上げることが可能です
●車体内部に配置されたエンジン部を再現しています
●「ケッテンクラート」に牽引された「トレーラー」と「無線機」「ジェリカン」が付属
●フィギュアはパッケージに描かれたポーズのものが3体付属、内1体は「ドライバー」、残り2体は行軍ポーズの「歩兵」が再現されています
●各「フィギュア」は、上半身、両腕、足の分割式
●「ドライバー」フィギュアは、「M36 野戦服」を着用し、サスペンダーを装着した姿を再現しています
●「歩兵」フィギュアの2体は、「M36 野戦服」を着用し、大戦中期以降に見られる「革のレギンス」に「短靴」姿となっています
・ キットには、ヘルメットと「野戦帽」とが付属、どちらかを選択して作製することができます
・ 「歩兵」フィギュアは、MG42 と パンツァーファーストを持った姿となっていますが、それぞれに違うポーズの腕が付属しており、両フィギュア共に「モーゼル Kar98k ライフル」を持った姿との選択式となっています
●フィギュアのヘルメット用の標識ワッペンを再現するデカールが付属
・ 国防軍用、武装親衛隊用、空軍用の3種がそれぞれ3体分が用意されていますが、国防軍と空軍の国籍を示す標識ワッペンのデカールは共用となっています
●「ケッテンクラート」のマーキングは国防軍、武装親衛隊、空軍所属部隊の3種類の車体番号が説明書に記載、それぞれ2種類の部隊マークが付属しています
・ 国防軍所属車両 WH-371209 第 2戦車師団 ノルマンディー
第 116戦車師団 ノルマンディー
・ 武装親衛隊所属車両 SS-273591 第 5SS戦車師団 東部戦線後半
第 9SS戦車師団 ノルマンディー
・ 空軍所属車両 WL-391702 ラムケ旅団 アフリカ戦線
ヘルマンゲーリング降下機甲師団 イタリア戦線
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●ワンポイント
・このキットは、MMシリーズ№29の古いキットですが、全体の基本形はしっかりと再現されている上、パーツ数が少ないので、「ケッテンクラート」の魅力を手軽に楽しむのに最適なキットでしょう