キングタイガー
「キングタイガー (プラモデル) (エアフィックス 1/76 ミリタリー No.A03310 )」です
●第2次世界大戦後期におけるドイツ軍の重戦車「キングタイガー」の「ポルシェ砲塔型」を1/76のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●「キングタイガー」の初期生産タイプとなる「ポルシェ砲塔型」を再現、優美な曲線で構成された砲塔と、直線的な車体を持つ独特なフォルムが表現されています【 「キングタイガー ポルシェ砲塔型」について 】
●第2次大戦時の戦車メーカーである「ヘンシェル」社と「ポルシェ」社は1940年頃から重戦車の開発を行なっていましたが、1941年5月26日、ヒトラーも含めた会議により重戦車「タイガー1」に関しての性能要求が指示され、両社はその試作車を作製、「タイガー1」としての制式採用を競うこととなります
●この5月26日の会議では、より高い貫通能力を持つ長砲身の「88mm砲」を搭載する車輌の開発も指示されており、「ポルシェ」社はこれにも応じ、「タイガー1」の試作車「VK.45.01(P)」をベースに開発が進められ「VK.45.02(P)」の名称を与えられました
●同車は「VK.45.01(P)」の駆動系を踏襲、ガソリンエンジンにより発電を行い、その電力でモーターを駆動させる方式が採られていましたが、この複雑な機能のために機動性に問題が有るとして不採用が決定されました
●一方、「ヘンシェル」社では「タイガー1」の後継車両として「VK.45.01(H)」のコンjポーネントを流用した「VK.45.03」を開発、これが後の「キングタイガー」の車体へと発展することとなります
●ただし、「VK.45.02(P)」は先行量産により砲塔が50基製造されており、「キングタイガー」用の砲塔へと流用、これが「キングタイガー ポルシェ砲塔型」となります
●この砲塔は避弾経始が良好なデザイン形状となっていましたが、逆にその形状から跳弾により車体上部へと被害が及ぶことが懸念されました
●また、曲面形状は生産性も悪く、そのため直線形状に変更された「ヘンシェル型」砲塔が以後の車両に搭載されています【 「キングタイガー (Pz.Kpfw.6 Ausf.B)」のキット内容について 】
●このドイツ軍の重戦車「キングタイガー ポルシェ砲塔型」を再現した組立てキットです
●エアフィックス社のミニスケールモデルのフォーマットによって「キングタイガー ポルシェ砲塔型」を再現、スケールに沿った省略と一体成型によりパーツ数を抑えながら、造形力とシャープなモールドにより同車の特徴を表現した内容となっています
●キットは、ワンピースタイプの砲身を搭載した車輌が再現されています
●「キングタイガー ポルシェ砲塔型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●砲身は一体成型で、マズルブレーキは左右分割式です
・ 防盾は、装甲スリーブも含めて1パーツで再現
・ 砲身は上下可動式です
●砲塔は上下分割式で、砲塔前面部は別パーツです
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 後部ハッチは別パーツです
・ 対空機銃リング、ベンチレーター、装填手用ペリスコープカバーがパーツ化
・ 車長キューポラのペリスコープガードが開口処理されています
●「キングタイガー」の車体上部は、フェンダーも含めて一体成型となっています
・ 牽引ワイヤー、車載工具類は車体パーツにモールドにて再現
・ ボッシュライト、前方機銃、牽引フック、手榴弾防止カバーがパーツ化
・ 前方のペリスコープガードが開口されています
●車体下部は、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ サスペンションアームは側面パネルに一体成型されています
・ 転輪は左右分割式で、ハブキャップは別パーツです
●履帯は、ラバー製のベルト式履帯が付属しています
・ 裏面のディテールが彫刻されています
●車体後部の装備品類は後部パネルにモールドにて再現
・ 排気管、排気管装甲カバー、ジャッキがパーツ化
●「キングタイガー ポルシェ砲塔型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第503重戦車大隊 (ノルマンディ / 1944年)
・ 第503重戦車大隊 第3中隊 (ハンガリー / 1945年初頭)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製