アメリカ M1078 LMTV トラック 装甲キャビン
「アメリカ M1078 LMTV トラック 装甲キャビン (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01009 )」です
●「アメリカ M1078 LMTV トラック 装甲キャビン」です
●現用アメリカ軍の中型汎用トラック「M1078 LMTV」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●対テロ防御用としてキャビン部分を装甲化した「M1078 LMTV 装甲キャビン型」を再現、無骨で厳しいフォルムを持ち機銃ターレットを装備し、オリジナルの「M1078 LMTV」とは表情が大きく変化した迫力ある姿が表現されています【 「M1078 LMTV 装甲キャビン型」について 】
●アメリカ軍は、1980年代に新型の汎用トラックの開発を開始し、1990年代前半に共用化されたパーツを使用するファミリー車輌として、ショートホイールベースの4輪型となる「M1078」と、延長されたシャーシを持つ6輪型の「M1083」を制式化しました
●「M1083」は、225馬力のディーゼルエンジンを搭載した4輪駆動型で、積載量2.5tの能力を持ち、トラックとしては小型ながら高い汎用性と使い勝手の良さ、そして4輪駆動とエンジンパワーによる機動性能によりアメリカ軍で広く使用されています
●「イラク戦争」や「アフガニスタン戦」においてアメリカ軍はとりえあずの勝利を収めましたが、その後の治安活動において冷戦時代に想定されていた戦争行動とは全く異なる戦いに巻き込まれることとなっています
●従来の戦争や紛争などでは、前線や紛争地域が限定されており、その他の後方地域においては比較的に安全が確保されています
●しかし、イラク、アフガニスタンでの治安維持活動は国全体が紛争地域という状態で、後方地域というのは事実上存在しませんでした
●本来、後方地域での活動を前提とされていたソフトスキン車輌は損害が続出、またこれらへの攻撃は小火器ではなく仕掛け爆弾を中心とした威力のある兵器であり、これらのソフトスキン車輌もその対応に迫られました
●これに対応するため開発されたのが「装甲キャビン型」であり、キャビンを装甲化しルーフ上部に防御用の機銃ターレットを装備したもので、従来の非装甲と比べると飛躍的に防御力が向上しています
●ただし、この「装甲キャビン型」は、乗員を守ることを主眼としたもので、装甲化されている箇所はキャビンのみであり、その輸送性能を大きく損なう荷台部分や足周りの装甲化は行われていません
●「M1078 LMTV 装甲キャビン型」は、紛争地域やその国に派遣されているアメリカ軍を中心に配備されており、現在でも輸送任務に従事しています
【 「アメリカ M1078 LMTV トラック 装甲キャビン」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の中型汎用トラック「M1078 LMTV 装甲キャビン型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キットです
●トランペッターの現用車輌シリーズのフォーマットに沿って「M1078 LMTV 装甲キャビン型」を再現、灯火類のクリアーパーツ化、そしてアングル形状や細かなシャーシの再現など、現用車輌としての雰囲気を細分化されたパーツ構成により表現した内容となっています
●「M1078 LMTV 装甲キャビン型」は「シャーシ」「キャビン」「機銃ターレット」「荷台」の4ブロックで構成されています
【 シャーシ 】
●シャーシは、細分化されたパーツ構成により複雑な構造を再現、バンパーに装備された前照灯やウィンカー、後部の尾灯などがクリアーパーツとなっており、現用車輌らしい造りが表現されています
●シャーシのメインフレームは、アングル状に成型された縦と横のフレームを組み合わせる方式となっています
・ リーフ式サスペンションは、基部などが別パーツで、各6パーツで構成
・ 前後のデファレンシャルは前後分割式で、これにディテールパーツを取り付けます
・ 前輪のステアリングは可動式です
・ バンパーは前後分割式で、各前照灯がパーツ化されています
・ 前照灯の前部はクリアーパーツとなっています
●タイヤは、ホイール部とゴムの部分とで分割されています
・ ホイール部分は左右方向に分割され、6パーツで構成
・ ゴムの部分はラバー製で、トレッドパターンが表現されています
【 キャビン 】
●キャビンは、面で構成されたその特徴的なフォルムが一体成型により再現され、ウィンドーとなる防弾ガラスの取り付け部が繊細に彫刻されています
●キャビンのボディ部分は一体成型され、これをキャビン内部床面パーツに被せる方式となっています
・ 側面のドアは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 各ウィンドーはクリアーパーツで、ワイパーは別パーツ化されています
・ キャビン前面に装備されるパンチングプレートが付属
・ サイドミラーはフレーム部分と各ミラーとで構成、フレームとキャビンとの接着はフレームのダボと、キャビンのダボ穴によって行います
●キャビン内部が再現されており、キャビン内部床面に積み上げる構成となっています
・ 運転席と助手席は、クッション部と左右のフレームで構成されています
・ 運転席部分の、各種ペダル、ハンドル部に装備されたレバー類が個別にパーツ化
・ メーターパネルを再現するデカールが付属しています
【 機銃ターレット 】
●機銃ターレットは、ターレットハッチに機銃架、機銃、装甲パネル、防盾などを取り付ける構成となっています
・ ターレットハッチは、モールドにて再現
・ 防盾はプラパーツとエッチングパーツとを選択できます
・ 装甲パネルは、各面ごとにパーツ化されており、上部の防弾ガラスはクリアーパーツです
●機銃ターレットに装備される「M2重機関銃」は一体成型で、後部のグリップハンドルは別パーツです
・ 銃口部分が開口処理されています
【 荷台 】
●荷台は、金属パネルで構成された構造を再現、プレス加工による独特なアングル形状が表現されています
●荷台は、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 側面のベンチシートは座席部分と下部のフレーム部分とで構成され、展開状態と収納状態とを選択することができます
●各ウィンドー、前照灯、ウィンカー、尾灯、防弾ガラスなどを再現するクリアーパーツが付属
●機銃の防盾、各部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています、
【 塗装とマーキング 】
●「M1078 LMTV 装甲キャビン型」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されており、部隊表示、車体番号、各部の注意表示などを再現したデカールが付属しています
●全480パーツ
●完成全長 : 186mm
●完成全幅 : 69mm
●2013年 一部新金型