グランドパワー 2013年10月号
「グランドパワー 2013年10月号 (雑誌) (ガリレオ出版 月刊 グランドパワー No.233 )」です
●「グランドパワー 2013年10月号」です
(2013年8月27日発売)【 「グランドパワー 2013年10月号」について 】
■ドイツ軍ロケット兵器のメカニズム
●「ロケット兵器」の発祥は古く、紀元前まで遡りますが、兵器としての実用性が確立されたのは第1次世界大戦以降になります
●この「ロケット兵器」は命中精度が悪く、世界的な趨勢として限定的な兵器として運用されていたものの、ドイツ軍とソ連軍では本格的かつ大量に運用が行われました
●ドイツ軍においては、生産コストが低いために多くの砲を揃えることができるというロケット兵器の長所に注目、通常の兵器の開発はヴェルサイユ条約による監視の目が厳しいのに対して、ロケット兵器は新型兵器として開発の欺瞞を行い易く、「発煙弾発射機(ネーベルヴェルファー)」として研究と開発が行われました
●ドイツ軍は、ロケット兵器の欠点である命中精度の低さを補う手段として、炸薬を増やす方法を採用、口径15cm~30cmという大口径の兵器が主流となりました
●これらの大口径のロケット兵器はロケット弾の底部に多くの噴射口が設置され、この噴射口から得られる回転によって弾道の安定を確保するという方式が採られていました
●さらにドイツ軍は、捕獲したソ連軍のロケット砲「カチューシャ」をコピー生産しており、8cmという小口径ながら翼による安定した弾道と、多連装による弾幕効果を発揮しています
●「グランドパワー 2013年10月号」では、このドイツ軍のロケット兵器を特集、個々のロケット兵器とそのメカニズムについて詳細に解説します
●また、特集に併せてロケット兵器の戦場写真も収録、ロケット兵器を多用し、多大な戦果を挙げたドイツ軍の一面に迫ります【 「グランドパワー 2013年10月号」の内容目次 】
●平成25年度協同転地演習
●米海兵隊の「MV-22B オスプレイ」
●ドイツ軍ロケット兵器 in Color
●ドイツ軍ロケット兵器のメカニズム
・ ドイツ軍ロケット兵器写真集
●ソ連軍軽戦車の系譜 (4) 黎明期の豆戦車その2
●オペル・ブリッツ 3tトラック 「タイプS編-2」【 「グランドパワー 2013年10月号」の内容について 】
■巻頭カラーページ(16ページ)
●平成25年度共同転地演習に参加した、第10師団所属の「74式戦車」、第5旅団所属の「90式戦車」などを中心に演習風景を掲載
●後半は、「米海兵隊のMV-22B オスプレイ」として、岩国基地に輸送される同機の様子や、2013年6月14日に行われた「平成25年度米国における総合訓練(「ドーン・ブリッジ13」)」時における、護衛艦「ひゅうが」と「しもきた」に着艦した「MV-22B オスプレイ」などが収録されています
●巻頭カラー終末には「ドイツ軍ロケット兵器 in Color」として、ドイツ軍のロケット兵器のカラーの戦場写真を2枚掲載
■ドイツ軍ロケット兵器のメカニズム (85ページ)
●前半はドイツ軍のロケット兵器のメカニズムについて解説、その開発の経緯も収録されています
●ドイツ軍のロケット兵器として、「10cm 35式 ネーベルヴェルファー」「15cm 41式 ネーベルヴェルファー」「15cm 38式 Do機材」「21cm 42式 ネーベルヴェルファー」「28/32cm 40/41式 重ヴォルフ機材」「28/32cm 41式 ネーベルヴェルファー」「30cm 42式 ネーベルヴェルファー」「30cm 56式 ラケーテンヴェルファー」を各兵器ごとに解説します
●各兵器は発射機だけではなく、使用されるロケット弾の構造などもイラストを交えて詳しく紹介されています
●また、装甲ハーフトラックに搭載された「8cm ラケーテンヴェルファー」「15cm 42式 パンツァーヴェルファー」も解説、車両の構造や配備部隊の詳細も掲載されています
●後半は、「ドイツ軍ロケット兵器写真集」としてロケット兵器の戦場写真集を収録、「8cm ラケーテンヴェルファー」や「15cm 42式 パンツァーヴェルファー」の写真を始め、各種車両に搭載された自走砲タイプや、牽引式ロケット兵器の装填や運用時の姿が収められています
■ソ連軍軽戦車の系譜(4)黎明期の豆戦車 その2 (18ページ)
●第2次世界大戦中期にまで続くソ連軍の軽戦車シリーズとして、黎明期の軽戦車の第4弾を解説、豆戦車の「T-27」系列を中心に紹介します
●ソ連版「タンケッテ」としての発展型である「T-27 タンケッテ」の構造を解説
●「T-27 タンケッテ」の改良型、同戦車をベースとした自走砲型、自走機関砲型、「76.2mm無反動砲」を搭載した自走無反動砲「SU-76K(SU-3)」、そして「76.2mm連隊砲」を搭載した自走砲型である「SU-76」が収録されています
■オペル・ブリッツ 3tトラック 「タイプS編-2」 (20ページ)
●ドイツの自動車メーカー「オペル」社は1930年に自社のトラックの愛称を「ブリッツ」と命名、各種の積載量に分かれたトラックを生産します
●この「オペル・ブリッツ」はドイツ軍にも納入、特に積載量「3t」タイプは大量に生産されて大戦中期以降の軍用トラックとしての代表的な存在となりました
●また、ドイツのトラックはスタンダードな2輪駆動タイプでは「S」、4輪駆動型では「A」という記号が充てられており、生産数は「S」タイプが多くを占めています
●今号では、この「オペル・ブリッツ」の「S」タイプの「3t型」を解説、第2弾としてシャーシーフレーム後部、トレーラー牽引器、フロントフックの変遷、ホーン、キャブの変遷、ヘッドライト、ミラー等を解説。エンジン、サスペンション、フロントとリアホイール、タイヤのトレッドパターン等がイラストを交えて詳細に解説されています【 「グランドパワー 2013年10月号」の奥付 】
●版型 : B5版
●全144ページ / モノクロ写真168枚、カラー写真34枚収録
●発行日 : 2013年9月1日
●コード : 4910135011030